勉強会③手を抜かないこと
楽をすることには、意味がない。
楽を覚えると、工夫や努力を置き去りにしてしまう恐れがある。
けれど、工夫や努力をしない頑張りは、もっと意味がない。
(それは、努力とは呼べない、と思う。)
たくさん考えることを、薦めている私だけど、
それは、たくさんの選択肢のなかから、
瞬間で「最良の解」を導き出すための積み重ねに過ぎない。
局の目的は、他家の1打1打で大きく変化する。
その局面にあわせて、工夫や努力をすることが必要。
やるべき適切な仕事を見つけることが必要。
そして、効果の高い仕事の方法を選択することが必要。
場を見て、場の状況を判断して、自分にとって一番価値のある仕事を選択する。
この仕事の選択こそ、そのひとの価値だ。
そのひとが、一番やりたいことを仕事にするべきだ。
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仕事終わりに、半荘1回を打って、感想戦をする。
これが、1番充足感が高い。
その日の残りの時間で、ゆっくり反芻できる。
456777m2223456p6s
できることなら、6s単騎に受けて、三色もみたい。
けれど、ドラポンが入っていて、ソーズのホンイツがあぶない。
こういう時に、受けとして、攻撃の要として、6sを残すのか?
6sを叩ききって、和了にゆくのか?
正解はない。
その時、その人が迷わない打牌とできたなら、それが正解だ。
オーラス。
トップ目と20,000点差 親番。
ドラが2枚。
これに、形を重ねて12,000を作るのか?
5,800で刻むのか?
自分に悔いが残らない打牌が正解だ。
一手代わりの四暗刻。
三暗刻で折り合いをつけることも、
見送り高めをみつめることも、どちらも選択肢としては、ある。
ただ、自分が「すっきり」することが大切。
その日を振り返って、どうだったのか?
この日の自分は、
捌くべき牌を、欲に駆られて我慢したり、
場の色が不鮮明な季節から仕掛けたり、
と、結果、独りよがりで舐めプの打牌が多かった。