一人麻雀

勝つことには、総じて価値がある、と信じこまされていた。


時間やお金を使って結果を出すこと。


その為に、おかしなことはしないこと。


長い時間を重ねて、年を重ねて思う、「そんなものには、価値がない。」と。


一番大切なのは、「自分が納得する」ことだ。


自分の選択に、「自分が納得する」こと。


それは、すなわち、自分の人生そのものに、満足することに繋がる。


「自分が納得するために」一番大切な「時間」。


これをどう過ごすか、が、なによりも、大切になる。


南2局


トップ目、北家とは18000点差


親番が落ちると、残りは2局しかないから、


ここでは、2900の和了でも価値がある。



親番


ドラ 5m


4567m77p1567s南南白白


1巡目。1sを切った後、白が切られる。


仕掛けるなら、トイトイだ。


7pも南も仕掛けて、4567mや567sの部分は


亜両面からの変化で構築してゆくこともできる。


仕掛けないなら、ツモに訊ねながら、南や白を切ってゆく。


タンピンドラ 3色が重なれば、高打点になる。


中を迷わず1鳴き。


これが、マジョリティだろう。


そして、手なりで、南を仕掛けることができてば、


5800を軸に、もう一枚ドラを引いた場合の12000に備える。


いつも、この選択だ。


いつも同じ選択。


これって作業。


嫌だ。


もっといろんな可能性を考えたい。


トイトイ。ホンイツ・・・


ホンイツはひとメンツ落としているから、ちょっとやりすぎだけれど。


でも、中から仕掛けないこと、は、ともすれば


「麻雀をなめてる」。。


「無責任」に繋がる。


「自由な打牌」は、「自由」であるからこそ、責任があり「不自由」だ。


最近は、同卓者への忖度で、自由な打牌をするべきではない、とおもっているから、


ひとりで脳内麻雀を打つか、4人分の手牌をオープンにして


ひとりで麻雀を打ってる。これが、結構楽しい


自分対自分対自分対自分


①よく仕掛ける自分


②勝ちたがりな自分


③ウマぶって役ばかり狙う自分


④リーチを打たない自分


だいたい①が勝ちます。


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オリナイくん

攻撃は最大の防御。


攻めて攻めて、攻めまくる。


常に10万点のトップを目指す。


1回のトップで、2.3回分のラスを返せるように。


自分は、守備力を絶望的に持っていない。


オリを選択すると、なぜか、和了牌を振り込んでしまう。


オリを選択しているにもかかわらず、


まるで魔法でもかけられたように振り込んでしまう。


オリて振り込むと、麻雀がおかしくなるので、


自分は、基本、絶対にオリナイように心掛けている。


でも、だからといって、ゼンツマンになるわけではない。


「オリル」のではなく、「受けて押し返す」感覚。


「トンデモネー牌」だけは切らないように。


※「トンデモネー牌」→説明のつかない矛盾した牌のこと。


自分がトップ目の時は、さらにもうひとつ上に、自分よりもうえに


トップ目のひとがいる、と思って打つ。


トップ目のときに、局消化を期待しない。


他家の親は捌くのではなく、かぶせる。


麻雀は、殴り合いだ。


ジャブでリズムをつかみ、カウンターでストレートを打ち込む。


例えば、


親リーチが、かかったとき、


「お楽しみはこれからだ!」くらいに思うとよい。


「よし、この親リーチを利用してやるぞ!」くらいの気持ち。


そのためには、一打目からの場の状況判断が必須。


他家が、何を考えているのか?


自分が、よいパンチを出し続けるためには、


相手の思考を推察する「敵を知る」ことがなによりも大切だ。


まずは、オリナイくん、を目指し、さらに、フラナイくん、を目指す。


オリナイフラナイくんを極めたら、最後はツカマナイくん、を極めたい。


誰よりも「場に符合した麻雀」で、先に和了して、他家の当たり牌をツカマナイ。


他家の先制されたとしても、安易に振り込まずに、


押し返して、他家の和了牌を飲み込んで、結果、他家の和了牌をツカマナイ。


散々、麻雀を打ってきて、自分はこのフォームが一番しっくりくる。


守りが弱い、という「自分の欠点」を、長所に変えられないか、と思案を重ねた結果だ。





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親リーチをせん滅せよ!



地震、かみなり、火事、親リー。


親リーは、こわい。


振り込んではいけない。


本当に、そうだろうか?


親リーには、振り込みたくない、だからこそ、降りてはいけない。


自分は、そう思うのだ。


早い巡目で、親リーチをうけた時に、


自分の手牌が、いけそうになかったなら、すぐさま


「ベタオリ」を選択してはいないだろうか?


親リーに、振り込まないことは、誰にだってできる。


以下、私見である。


もし、自分が親リーチを打ったときに、一番嫌な相手は、「振り込まずに、むかってくる」ひと。


もっと、いうなら、「振り込まずに、親リーチを利用して、むかってくる」そういう相手だ。


全員が、セオリー通りに打てたとして、五分五分の勝負だとして、


「セオリーを理解したうえでの新しい選択肢」を見つけ出すことできたなら、


六分四分の、こちらが有利な勝負にできるかもしれない。


そういう可能性を追うことも、麻雀の楽しみだ。


また、ベタオリは、「ベタオリ」しか学ぶことができない。


けれど、戦いから「おりる」のではなく、「受けておしかえすこと」で。


負け戦を、勝ち戦に変えることだってできる。


例えば、開局早々に、親にダブリーを打たれたとする。


親の1打目は、3p.


ドラが北。


13569m236p19s東南北


自分が西家だとする。


「こんなもん、わかるはずがない。」


だけど、確定しているこちらのメリットは


①親はツモ切りしかしない。


②他家も、親に振り込まないように打つ。


③親は、ツモ切るだけのマシーン。


ソーズの上と下。マンズの9mさえ、なんとかなれば、


押し返せそうな感覚。


ドラが北だからドラさえはいってなければ


まあ、裏ドラ次第ではあるけれど、マックス3900点くらいじゃないのかしら。


早い巡目のリーチは、工夫の重ねようがない、


「未成熟なリーチ」である可能性が高いから、


基本、押し返さないと、損だと思う。


押し返さないと、


・流局時にテンパイ料を取られる。


・つもられちゃう


・自分の手牌の可能性を潰されちゃう。


・押し返すを学ぶ機会を失う。


と、いいことが何一つない。


ただ、やみくもに押し返すのではなくて、


場を精査しながら、通りそうな牌を選定して牌を切り出す。


まず、このダブリーに対して、他家がどうするか、を観察する。


向かってゆく他家が、他にいれば、そのひとは、


・手牌の形がよい


・打点がある


などの可能性があるわけだから、そこから、手牌を推察する。




他家も、親リーチにむかってはゆかない、と推察した、と仮定して考えてみよう。。


とりあえず、この親リーに対して、1打目は、現物の3pを抜く。


この先、4pを持ってきて、3pチーでの復活もある。


3pは、親リーチの現物なので、将来場に落ちやすい牌でもある。


安易に現物以外の牌を切って、


ダブリーイッパツ、なんて振り込んでしまったら、身もふたもない。


1巡たてば、新しい情報が落ちる。


親に振り込まない牌と、親に振り込みたくない他家の牌が、河に落ちる。


ツモ切りマシーンの親。


親に振りたくないマシーンの他家。


ちゃんと、精査してゆけば必ず押し返すことができる。


そうやって、結果振り込もことになったとしても、


押し返そうとして重ねた思考は、必ず自分の力となって返ってくる。


押し返そうとした地点で、ものすごくたくさんのことを考えることができているはずだ。


押し返せなかったために、積もられてしまう、という結果は、


ある意味、失点と同じだ。


ひとつひとつの局面を、諦めず、放り出さず、どんな状況でも


「戦う」習慣を持つこと。


どのように、戦うか、をしっかり整えること。


自分のいらない牌をただ切り出して、和了にむかうことは、


押し返す、というよりは、単なるゼンツで、誰にでもできること。


親リーにおりること、と同じく、頑張ってるように見えて、


手を抜いて横着をしているだけだ。


しっかりと考えて、押し返していると、パズルが解けるように


道がみえてくる。


その瞬間が、やはり、たまらなく楽しいのだ。









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どういうオーラスを望むか

買い出しの間、卓がたっていた。


久しぶりに、全集中で観戦をする。


武夫しゃんの麻雀をリスペクトしているムスカの対局なら、


きっと、とてつもなく素晴らしい後世に残せる教材になるだろう。


赤アリ、とびあり、6万点終了


45000点持ち、南1局 南家 4巡目


67m246p34566789s ツモ1s


南家 ドラなし。


ここで、1sツモ切り。


めちゃセオリー通りじゃん。


100人のうち、99人が1S切りそう。


タンヤオでの捌きをかんがえるなら、


1sはいらないし、3pも5pも仕掛けて


246pの縦引きも合わせて、1000点での局消化もあり。


自分は、2pを切る。


高い打点をぶつける最後のチャンスだからだ。


ハネマンクラスをあがって、親番2900でラストでもいいし、


オーラスの親番である対面との「オーラス時」の状況を、


親番対する、他家という構図にもっていくことを


何よりも考えなきゃならない、と思うのだ。


次局、南2直親番は、振り込むことができないので、


加点することが、めちゃめちゃ困難。


三色と1通の天秤、高打点面前手組をみつつ、


仕掛けてかわせる13枚にしたい。


246pの牌は、6pだけが7pを引き、


両面ターツへ変化することができる。


あれ~


昔の昔の天鵬9段の頃のムスカ大佐じゃん・・・


その次局、オタ風の西を仕掛けている下家に北をはずず、ムスカ。


四暗刻と清一色がみえる手組だったけれど、


失点がむつかしい(次局は北家だし)この親番で


親被り即死の牌は切らないほうがいい。


四喜役がみえると、他家もあがれず、


少ない失点での親番消化が望めなくなる。


オーラスに向けて、局面を作ることが「麻雀」。


牌を集めて、あがったりふったりすること手牌レベルで


楽しむのはポンジャンゲームだ。


ポーカープレイヤーになり、麻雀の精度があがっていたムスカ大佐だけど、


やはり、赤あり麻雀にアジャストできず、で、弛緩していたのかな。


少なくとも、ムスカ大佐は、うちの麻雀サークルのエースパイロットなので、


全世界にむかって発信できる「麻雀」を残して欲しい、と切に願うものだ。


これまで、10年近く、その打牌を観続けてきたから言えること。


自分と切る牌が違うから、云々というのではなく、


局面に対する選択肢が、いつもより少ないのかな、と思いました。


ここにくれば、上級者レベルの麻雀が打てる、


何か、学んで持ち帰ることができる、


そういう場所にするためには、


熟練者こそ、ギリギリの麻雀を全力で打つ必要があります。




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