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まだ、17ゲームも。 [麻雀レシピ]

 麻雀は、可能性の塊だ。


そして、自分を映し出す鏡、でもある。


配牌を受け取って、


「ああ、これは、ダメだ。振らないようにしよう。」


と思うのか、


「よし、この配牌でどこまで頑張れるか、挑戦しよう。」


と思うのかでは、その未来は全然違う。


極端なハナシ、14枚有効牌を引けば、


どんな手役にだって変化するわけだから。 


手を抜かずに、できることをやる。


楽をしてはダメなんだ。


::::::::::::::::::::::::::::::: 


もうずいぶんと昔のこと。 


そのパチスロ台のデータの数字は144.


お金がなくて、お金が必要な我々がスルーするべき台だ、と思った。 


遊びでパチスロを打てる人間が、うらやましい。


もし、連続演出が終わっていたなら、


天国ゾーンは、残り17ゲームしかない。


たった17ゲームしかない、のに、残り49ゲームを


回して2000円使うことは、もったいない。


銭形なら、タイプラがあるから、ゾーンは全て熱いが、


この台、「吉宗」は違う。 


そう判断する私に、Sくんは、


「つかっちゃん、もう、17ゲームしかない、やないよ、


まだ、17ゲームもあるやん。」


そう強く言い放つ。


某有名大量獲得機の天国天井は193.


連続演出失敗後32ゲームにST解除は存在しない。


144ゲーム止めの台に希望はない、と思う私は、 


「それもそうだな、」と思うためには、心の力が必要だった。 


実家の仕事がうまくいかず、絶体絶命。 


お金がなくて、勝たなきゃガスも電気も止まる


そんなノーフューチャーの自分と、


就職が決まらず、お金のない大学4年生のSくん。


パーラーを何軒も回り、期待値のある台をノリ打つ。


手持ちの10万がなくなれば、本当にもうオシマイだ。


麻雀でどうにかなる金額でもなかった。 


だけど、麻雀とパチスロでどうにか凌いでいたため、


他の選択肢を持つ発想がなくなっていた。 


Sくんが打ち出して数ゲームで障子が閉まり連続演出。


「まだ、17ゲームもある。」


その言葉が胸に刺さった。


もし、この連続演出が当たったなら、


いや、当たらなくても、 


自分ももう一度やり直そう。


実家の仕事が自分の仕事が、どうにもならないのなら、会社に勤めよう。


そんなに簡単なものではない、だろう。


ゼロからのスタートだ。


だけど、本当にもう一度頑張りたい、と思った。


会社勤めの経験なんてないから、勤まる自信なんてない。


誰かの指示で、生きる、ってことは、本当に大変だろう、と思う。 


そんなことは解っている。


でも、諦める前に、もう一度頑張ってみたい。


一度、やってみてもよい、サラリーマンってやつを。


「まだ、17ゲームもある。」 


Sくんの自然な言葉が、本当に胸にささった。 


「まだ、間に合うよ。頑張ろう。」


と言ってくれているようだった。 


家がなくなり、大枚をつぎ込んだクルマたちも全て失った。


だけど。 


もう、手遅れ。じゃない。


まだ、間に合う。


もう、ではなく、まだ。


そう願いながら、Sくんの台を見守る。


そんなパチスロごときで、と、思われるかも知れない。


けれど、ヨスガはそういったものしかなかったのだ。


190ゲームで、デカ家紋が2発。


姫が枠下の落ちて、バケだったけれど、Sくんの賭けた可能性は実った。


「こんなことが、あるのか?」


「人生はわからない。」


その翌年、Sくんは、就職を決めて、現在は順風満帆な人生を送っている。


私も、その翌年、故郷を離れて関東へ。


就職をして、なんとか現在でも勤め続けることができている。 


自分や、自分の未来を勝手に値踏みして、諦めてしまうこと。


うまくいかないことが続くと、本当に心が死んで、何もできなくなる。


絶望してしまうと、その先に希望はない。


けれど、人間は心さえ強く持てば、いくらでも再生できる。 


麻雀も、諦めない姿勢が大切だ、と思う。


よくない配牌や劣勢な時にどれだけ、力強く信じることができるか? 


絶望が見える配牌に出会った時、


いつも、


「まだ、17ゲームもあるやん。」


とあの時の言葉を思い出す。 


仕事がうまくいかない時、


「まだ、こういう工夫ができるじゃないか?」


「まだ、 これは、挑戦していない。」


「これを直そう。」


まだ、大丈夫。


そういう心の動きを持つことができている。 


地の底での経験は、いつも自分に計り知れない勇気をくれる。


 


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じゃまポン [麻雀レシピ]

Tは、毎回ツモってきた牌を一度ひいては叩きつけ


河にリリースする。


それをひたすら繰り返す。


もともとTの好戦的な態度で、

 

不穏な空気な卓だったこともあり


Tが牌をたたきつける度に


同卓者の表情が険しくなる。


特に先ほど諍いがあった、おいさんは爆発寸前だ。   


T対、おいさんたち、という構図が


はからずも生まれてしまっていた。


嫌がらせがはじまった。


Tが有効牌をツモって手の内に


いれたあと、ポンをするのだ。


もともと仕掛けるつもりの牌だったのか、


そこのところはわからないけれど


Tが手の内に牌をいれてから、ポンの声をかける


という嫌がらせが数回。


Tは、我慢をしていた。


だが、Tがリーチをかけ、 ③ピンをツモった瞬間

 

(③ピンはツモ和了だった。ツモ和了のモーション)


ポン!


じゃまポンが入った。


「いい加減にせえや!」


切れて立ち上がるT。


そもそも、先ヅモ、引きヅモオンパレードの


Tもよろしくない。 


雀荘は、麻雀を打つ場所で、喧嘩をする場所ではない。


店員がかけつける。

 

めちゃめちゃこわいドスの効いた声。


「おい、喧嘩ならオモテでやれ!」


有無を言わさない声音でそう言われ、  


Tは、わたしのほうをみやり


「おう、すまんの、


こいつ、ぶちくらしてくるわ!」  


と、こぼし、おいさんを連れて 


店をでていった。


Tとおいさんのかわりに、


そのゲームを引き継ぐかたちで


店員が代走で卓についた。


思えば、当時の雀荘は、


なんかギラギラしていた気がする。


仲良しセットはままごと。


みたいなイメージ。


もちろん、東京リーチ麻雀、がマナー悪


ではなくて、キタキューシューが


たちが悪いだけだっただけ、なんだろうな、


と思う今日このごろだ。


Tとはそれっきりだ。

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幼稚園からのチャンタ(再録) [麻雀レシピ]

みなさん、チャンタという役をご存知だろうか?


一発、赤、ありが横行する現行の麻雀ルール下において、


いまや絶滅危惧種、もしくは都市伝説となりつつある古役である。


実は、このチャンタ。


見落とさなければかなりの高確率でテンパイする。


4から6までの、牌の形に惑わされてみえにくくなっているだけなのだ。


例えば、 6巡目  


ドラも全く触ってくれない下記の形(ドラ⑥)


一七八九①②③⑨⑨⑨5788


カン6ソウのなんでもないテンパイである。


4ソウを引いて両面待ちでリーチ。


9ソウを引いて5ソウ単騎


その後⑦や⑧を引いてチャンタ三色という手筋もあるけれど、


ここでは、私は、カン6ソウのテンパイをとらない8ソウ切りを推奨したい。


8ソウを先切りして、5ソウ。


チャンタのにおいを消す逆切り。(8ソウ5ソウ)


一を引けば69ソウ待ち。


先に9ソウを引けば、一ワン単騎で渡り、⑦や⑧ツモの最終形を目指す。


一七八九①②③⑨⑨⑨789


七八九①②③⑦⑨⑨⑨789


他にも


六七八八八九①②③⑦⑧⑨北北


などの役なしの形も、そのままリーチへ行かずに


一度六あたりをはずし


七八八九九①②③⑦⑧⑨北北


七八九①②③⑦⑧⑨東東北北


などに組みなおしたい。


イーシャンテン戻しの価値に見合う高得点のリカバリー。


それがチャンタ、である。


いわゆる「奇跡の逆転ファイター」のような手役だ。


ちなみに「食い仕掛け」で、高得点の手役を組めるナンバー1はチャンタだ。


「チャンタは、愚形で遅い」、よく指摘されるチャンタの欠点。


これもその限りではない、と私は思う。 食い仕掛ければ3倍速だ。


みなさんも流局時にご自分の捨て牌を眺めてみていただきたい。


かなりの高確率でチャンタが捨てられていることに気づくだろう。


ちなみに以下の配牌は全てチャンタに仕上がっている。


過去の私のメモから。


●東3局 南家 ドラ⑦


一二四六⑤⑨1249東南北


↓ ①①⑦⑨123  チー 三二一 ポン999 で9巡目 3900点


9ソウポンからの牽制で、ピンズの下が安牌候補、そして、取れそうな牌になる。  


ドラの⑦を食い取り、充分形へ。


●オーラス親 ドラ① 32000点の二着目


一一二五六①③④⑨⑨899


一二三①①⑦⑧⑨89 ポン 九九九 14巡目 11,600点


これも、ドラを他家に意識させる仕掛けで、字牌などを打ちにくくさせ、追いつく。


場に5ソウが4枚見えた地点で7ソウ取りを決断。リーチ者より7ソウを拾う。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


そして、このチャンタとトイツががうまく絡むと黄金の一発が生まれる可能性もある。


チンロートー。


私の中では、字一色より和了しやすい役満との位置づけである。


みなさんも、ほんの心の片隅にでもチャンタを置いていただければ、


それだけで 私もチャンタも救われます。


ええ。


画像:「奇跡の逆転ファイター」といえばこのひと、「キン肉スグル」である。 20061113213638.jpg



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待ち読みの限界 [麻雀レシピ]

 麻雀の形の作り方は、人それぞれである。


私は、基本ツモ和了中心。


ただ、ツモ和了の足がかりとして、ロン和了を考える。


ロン和了で、牌を動かせるようにして、変化のあるターツでテンパイを組む。


ツモれるターツであれば、むしろ出さないで欲しいと思うほどだ。


チキンなので、見逃しは怖くてできない。


そして、安全牌で、和了されると、修正困難に陥る。


 過去の対局。 下家の、Aさんの牌の切り順がいつもと違う。


純粋に牌効率に殉じているとは思えない。 強い数牌が、バラ切りされすぎ。


親番なので、テンパイに向かってまっすぐ組むはずだ。


なのに、この切り。 よほど、牌勢がよいのか、受身なのか、どちらかではないか?


過去の対局でのデーターから鑑みるに、おそらく後者だろう。


受身、であることに決める。


「えい!」


 ・・・・ 私の打牌が刺さる。


人読みの待ち読みの限界。


読み間違うとたいへんなことになる。


お陰様で東場は、終始、濃霧の森を彷徨うことになる。


刺さる、刺さる。 人読みの部分が揺らぐと、現物以外切れなくなる。


局面の舵取りを他家の奪われると、迷いが生まれ


大きく場を読むことができなくなり萎縮してしまう。


親の連荘が続く。 もしかしたら、Aさんの親番である最終局南四局は迎えられないかも知れない。


現在の点差12,000をまくることはおろか、


そのいっぺんのチャンスさえ訪れない可能性もでてきたし、


南3局の私の親番も怪しい。


Aさんの下家はなぜ捌かない? 和了できなくても、牽制くらいできるだろうに。


上家である私はAさんを苦しめることができない。


そうして、やがて、Aさんの親は落ち、場は進む。 そんな、南2局。 トップ目のAさんとは10000点以上の差。


次局は、私の親で、最終局は代表の親。


オーラスを迎えるのであれば、最低でも 5200点で、逆転できるようにしたい。


この局は、Aさんを守備に回らせて、テンパイ料をいただくだけでも充分である。


とにかく、強い仕掛けや、強いリーチが必要だ。


この、南2局で、Aさんに加点されると辛い。


配牌は、粉々。


だが、序巡にダブ南が重なる。


そして、ピンズが押し寄せる。 ドラは3ソウ。


中盤、最初の選択。 ③③④④⑥⑦24南南北白白 にツモ白


この、南2局で、代表に加点されると辛い。


テンパイ組みに、ロスやエラーは許されない。


ドラのカン3ソウ受けであれば、リーツモ白ドラ1で、8000点の和了。


だが、みんなの宝物であるドラでの和了は、なんとも困難な予感がする。


考える。


おそらく、これは、翻弄されエラー続きだった東場を挽回して、


オーラスへ希望をつなぐ 最後のチャンスだ。


ドラの3ソウを受け損ない、自分の河に3ソウを溺れさせてしまうリスクは大きい。


だが、3ソウさえ持ってこなければ、手出し4、2切りは、ドラの3ソウを抱えたチートイツに見えなくもない。


 Aさんの河には⑤⑤⑤がたくさん捨ててある。


これは、②⑤では和了できないことを教えてくれているのか。


①ピンズが押し寄せている


②24のターツは配牌から、変化しない。ここまで、ソーズを触れていない。


③そして、白のたてつも。


④自分は南家で子供、リスクを冒してまでトップ目は捌きにこないはず。  


一番望まないことは、2着目である私に振り込むことだからだ。 北を外し、次のツモで全てを図る。


ソーズなら、染めない。守備が弱くなる。


だが、たてつも、③や④を引いたなら、メンホンだ。 このツモに賭ける。


④つも ③③④④⑥⑦24白白白南南 ツモ④ 場に飛びすぎている⑤⑧を引いたならリーチ。


③や南を引けば、スッタンへの変化もあるのでダマ。


③③③④④④⑥白白白南南南の仮テンパイにうけ ②を引いたならば、16000点確定リーチだ。


それでもって ⑧を引く。


③③④④④⑤⑥⑧白白白南南 ツモれば、ダマでも16000点だが、リーチ。 目的は、点棒ではない。


トップ目を抑えることだ。 精神的に楽をさせないことだ。


もし、攻められて、放銃することとなっても、2着目は狙える。


どのみち、2着なら満足のいく2着でよい。満足のいく結果が欲しい。後悔したくない。 万が一、


⑤4枚の所在を知る者から、③がこぼれるかも知れない。 ④④④⑤⑤⑤を殺しているのだ。


③はいる。牌山にいる。


もし、誰かの手の内にあるのなら、⑤三枚の切り出しをみて、そのターツを払うはずだ。


⑤乱打を逆手にとり、③でのチートイを考えない限り、持っていれば、序盤に切り出されるはず。


出和了なら、ダマの一手。 だが、トップ目を苦しめることができれば、点棒なんて今は最優先事項ではない。


ツモを信じる。 そして、そのあと、訪れる親番での牌組を思案しよう。


南をツモる。 ③③④④④⑥⑦⑧南南白白白 南 4000、8000。 僥倖だ。


だが、まだ2局ある。 8000点ツモで、Aさんに逆転されるおそれのある私の親番。


(正確には、私のカウントミスでハネツモでなければ逆転不可) 全局の和了はおまけ。


そう思って4000オールを組みにゆく。 けでど、その途中に対局の時間切れを知らせるタイマーが鳴る。


またしても、時間に救われる展開となる。


もう、いっぱいいっぱいだった。 牌の切り順を変えられるだけで、ここまで苦しめられるとは。 


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トイツ場の牌山読みのレシピ [麻雀レシピ]

トイツ場は得意ではない。


けれど、なんとなくおかしいな、そう思うツモの違和感。


また、捨て牌の違和感から、トイツ場を意識する。


私の思うところの捨て牌で感じ取れる場合というのは、


他家を含み、捨て牌にトイツが現れている、ということ。


例えば 捨て牌がかぶり出したならば注意。


もう一つの判断材料はツモ。 23456 などというターツに2とか、5とかをツモッてくる。


これも、トイツ場のサインで、シュンツでは牌が組みにくい場なのだ、と推察できる。


トイツ場だと判断した状況で注意するのは


、ターツ処理された裏スジの牌を他家に持たれている可能性が高い ということ。


34と捨てられていた場合、2ソウや5ソウはアンコウで持たれている可能性が高い。


これは、2234と持っていて2ソウをツモり、トイトイに移行。


3455と持っていて5ソウをツモりトイトイに移行。


など、トイツ場ならではの牌の移行が存在するということ。


ここに注意する。 トイツ場は、すべて縦で組むため、牌の価値は等価値。


どの牌が山に残っているか判断することは、非常に私には難しい。


なので、 トイツ場を感じたら、それを破壊するために


24で、カン3ソウをチーもしくは両面のターツをチーするなど、


牌を繋げる鳴きを繰り返して、シュンツ場に戻す努力をする。 一::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


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中盤の牌山読み [麻雀レシピ]

私は、カンチャン待ちが好きだ。


狙いを一点に絞ってツモリ切る、この感覚が好き。


でも、だからといって・・・


なにも、良形より愚形が優れている、というオハナシではない。


牌山にあるターツで組めた多面待ちのほうが、ステキに決まっている。


(麻雀的に)


中盤以降ともなると相手の手出しの牌の持つ意味も大きくなる。


中盤から終盤にかけてよほどの熟達者でない限り、手出しの牌は直前まで必要だった牌。


ということは、その周辺の牌は持っている可能性が高い。


返せば、手出しの牌の周辺以外は持っていない可能性が高い、とも言える。


すなわち、ノータイムツモ切りの牌。 一瞥もなく切られた牌。


その周囲の牌は、まったく持たれていない可能性が高い。


もしくは、持っていても完成されたひとメンツである可能性が高い。


二三四 なんてところに、三を持ってきてもノータイムツモ切りだ。


要するにそこで「ひとメンツ」。すなわち数牌はそれぞれ一枚しか使われていない可能性が高い。


私は、スライドも極力しないようにしている。


①②③に④を持ってきて①を切る、など。


その色のその部分が手の打ちにあることが、他家にバレてしまうからだ。


カラ切りもしない。 ①②③に③を持ってきて、手の打ちから③を切る。


 相手に情報を与えることは、そのままエラーに繋がる。


その情報が正確云々の問題ではなく、手の内から③が打たれた、ということを


他家が知っている、ということは、デメリットのほうが多い。


(ごくまれに空きりに効果があるケースもあるけれど・・)


とにかく、終盤の手出し牌は、情報がいっぱい、ということでございます。

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牌山読みのレシピ [麻雀レシピ]

当ブログで色の偏りとか牌のアヤなど、取り扱ってはいるけれど、


それは、所謂、技術面で可能なことを全てこなした結果、そういった偏りも加味する、というだけのこと。


大切なのは、与えられた場の状況に合わせて最大限の努力をすることだ。


牌山にいそうな牌を見つけるために、どうすればよいのか。


まず、相手の手牌の推察。


それは、終局時。


そこには、4人分の捨て牌が並んでいる。


この時に、相手が手を開く前にテンパイの形を想像する。


マンズのどの部分が何枚、とか、ピンズが何枚とか。


そうして、実際の相手の手組みとの読みのズレを修正する。


それを延々と繰り返していると、四人分の捨て牌が一つの絵のように見えてくる。


手牌も捨て牌も実はつながっているのだ、と。


相手の和了時も同様。 この習慣がついた後、今度は相手の捨て牌から牌山に残っている牌を読む。


まず、1打目に切られる1と九に注意する。


経験上、あまりにもはやく1や9が切られる場合、その色の2と8は牌山にいることが多い。


アンコウで持たれていることは少ない。


他の形がバラバラで、1222となっても、すぐに1を切る人は少ない。


1234の形が入っていても、1を切る人は少ない。


134なら、1を切る。 145なら、なおさら1を切る。


手役を追うのならば、必ずしもこの限りではないけれど。


これが、中盤の1切りなら2もしくは、3はアンコウになっている可能性が高い。


122 133の形で構えていた可能性は高い。


122より133のほうが優秀なターツなので、中盤の1切りだと3は持たれている可能性が高い。


889、779も然り。


中盤までにどの色の2や8が牌山にいるのか当たりをつけたなら、その受けとなる牌を残す。


3や7を単独孤立牌として手牌に残すのだ。


それに、1や9をくっつけてテンパイ。 かなりの和了率だ。


私の愚形は、かなり嘲笑されてきた。


汚い、見苦しい、浅ましいと。


カンチャンのドラカン⑧ピンなどを一発でツモッたりすると、 「簡単なマンガンだな!」 と、


さも楽に和了しているかのように責められる。


だが、こちらは序盤に他家の河に切られた9を頼りに他のダメそうな両面ターツを払っているのだ。


ドラが⑧の場合、1打目に⑨を切っているとすれば、⑧⑧⑨からの打ち出しの可能性があがる。


けれど、その⑨を切った打ち手の麻雀の打ち筋なども鑑みてカン⑧を山読みしているのだ。


うまくいかなくったってよい。


うまくいかなかったことを次回につなげればよいだけだ。


そもそも、麻雀はテンパイの形の美しさを競う競技ではない。


手なりでの良形テンパイより、牌山や相手の手牌を推察した愚形テンパイのほうが価値があると私は思う。


なによりも、そういう工夫を心がけることで場の状況から読み取る情報の質が向上する。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ランキングに参加をしています。クリックしてくれるとうれしいです。 <→
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チャンタおまけ。リカバリー [麻雀レシピ]

最後にもうひとつ、おまけ。

チャンタには、リカバリーの必殺技があるんです。


それは、①イッツー

     ②三色


仕掛けるターツを選択する際、このどちらかを意識する。


一二三①③⑦⑨⑨12899

等の場合、⑦⑨⑨か、899を払う。

そして、

2つのターツを使用した色のイッツーもリカバリーの手段として、

頭の隅に、置いておきたい。

一二三①②③⑦⑧⑨1299

等のテンパイ時。

他家からリーチが刺さり、激アツな、④⑤⑥を引いてきたとしても


一二三①②③④⑥⑦⑧⑨99

こんなふうに、復活することも出来るということ。

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なんで、こんなに、チャンタを推すのか?

それはチャンタのある風景が大好きだから。

速攻麻雀や、牌効率、期待値。

そういったものから、かけ離れた孤高の手役。

例えば

一二三七八九⑥⑦⑨123北北

などの、テンパイ。

⑨切りの方が、期待値が高い。

ピンフとチャンタとでは、1役しか違わないし、

赤⑤ツモもあるわけだから。

⑨切りが圧倒的にマジョリティでしょう。

私も以前なら、そうでした。

私見ですが・・・

でも、でもね、さみしいんですよ。

ただ、和了すればよい麻雀なんて。

良形にして、リーチ。

テンパイ即リーチなんて、誰にでも出来るじゃないですか?

チャンタ、扱いつらそうだけれど、そんなに捨てたものではない。

騙されたと思って、狙ってみてください。

すばら3.jpg




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食い仕掛けでもすばらっ! [麻雀レシピ]



すばら2.jpg


チャンタは、食い仕掛けにも最適である。

(;´Д`)スバラスィのだ。

例えば

このようなメンツ過多の場合

一二七八九⑦⑨1378999

特定の状況を付加されない限り

一二のターツからはずす。

形の優劣で、37牌ターツが優秀だ、ということも当然の理由なのだが。

②③④の形に
tn1.jpg

赤⑤をツモリ
tn2.jpg

②をスライドさせて切らない人はいない。



赤5の場合、とにかく、終盤になればなるほど

2と8が河にこぼれやすい。

また、1や9もねらい目である。


例えば

一一二三四五六七⑦⑧⑨33
なんてイーシャンテンに⑥をツモる。

みんな、当然 ⑥と⑨を入れ替えて、赤ドラ⑤の受けを残す。

下家がチャンタ気配濃厚であっても、2をとめて、赤5を切れる人間など

そんなにいない。

また、牌を真ん中に寄せない人間もいない。

要するに、赤5に押し出される28、

赤5を受ける為に押し出される19に、照準を合わせて食い仕掛けてゆく。

できるだけ、不確定要素である19から仕掛けて、弱点を強化する。

そして、カン2カン8で受け、和了を拾うのだ。

返せば、

下家が、チャンタ含みのぱっくんちょの場合、

序盤に、19を切る事は避けたい。

d0088102_20455181.jpg

一一一二二三七八⑧⑨799

こんなところに九を鳴かせてしまう可能性があるからだ。

方向性を決定づけるチーとなり、相手にアシストをする結果となる。


イーシャンテンはどんな形でも所詮イーシャンテン。

どんなフリテンでもかまわない。

テンパイ最終形がしっかりしていればよいのだ。


序盤は、19にケア

終盤は、28にケア。

赤5あり麻雀ならではの戦術だ。

ただ、やりすぎてはいけない。

麻雀なんて、13枚ツモればまったく新しい手役に、生まれ変わるんだから。

134とある、ターツから、最初に4を切っても、

次にもう一度4を引いてくれば、チャンタは見ない。

麻雀の大いなる意思に逆らってはいけない。

ちなみに、守備力、牌姿ともに、国士無双の対局にある手役は

スーアンコーではなく、タンピン三色とのこと。

スーアンコーのほうが、牌の種類が少なく守備力低そうだけど。

スーアンコーは、チンロースーアンコーなど、19牌(国士牌)を使用した和了も可能だから。

タンピン三色は19牌の使用はNG.

シュンツ場の王様が、タンピン三色

トイツ場の王様が、スーアンコー

そのどちらにも、のれていない国士無双、といったところだろうか?



h-681_71947_sya03_jpg.jpg<
赤を操ってこその赤あり麻雀だ。



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フリー雀荘でのすばらっ! [麻雀レシピ]

世界中のみんなに、チャンタの魅力に気づいて欲しい。

けれど、チャンタには、デメリットがある。

それを、一つづつ、攻略してゆきたい。

hanada-kirame-2.jpg

まずは、いわゆる赤ドラが5環帯の一発裏ありの麻雀。

このルールの必勝法は、

①良形で曲げてツモる。

もしくは、

②良形で、捌く。

いずれの場合も赤ドラ中心で手を組むケースが多くなる。

でもね

たとえば

二三四六七八②②⑥⑦⑧68

とかなら、曲げるでしょ?

また、ドラが②とかで、

六七八九九①②⑥⑥⑥888

とかでも曲げるじゃないですか?

だったら、

七八九①①⑦⑧⑨12389

とかでも全然Okじゃないですか?

しかも、この形で、聴牌する前に、7が3枚切られてしまったり、

7をポンされたりとかしていても、ノープロブレム。

9を引けば、

七八九①①⑦⑧⑨12399

と、非常に和了しやすい形として、リカバリー可能。

また、ドラが、場の状況的にどうしても切れない北だったりしても

七八九①①⑦⑧⑨12389北

①をポンして

七八九⑦⑧⑨123北 ①①①

とか

②をツモリ③をチーなんてしたりして

七八九⑦⑧⑨123北  ③①②

リカバリー可能。

しかも、他家からは、「ドラを持ってる王子」として警戒までしてもらえちゃう。

また、チャンタは、リカバリーの際、打ち出す牌が、12や89、なので

わりと安全に聴牌復活へと渡れる。

赤5あり麻雀の場合、1や9は比較的安全。

何故なら

二三九九九②②⑤⑥⑦2356

なんて形のメンツ過多から、(攻撃重視の5ブロック打法)

ほとんどの人が23のターツを払います。

牌効率、赤5の期待値などを考慮すると、これが正着打となるからです。
saki_18_16.jpg

けれど、

チャンタ狙いNGの場合もあります。

それは、ドラが、1279字牌以外の場合です。

ドラと赤5のコラボは最強で、おもいがけぬ高得点を叩き出す恐れあり。

3や7などの尖牌がドラの場合も、チャンタは狙いません。

3や7、ドラ時は、シュンツ手を基調に厚く手を組みます。

とにかく!

チャンタって、そんなに悪くないんですよ!

試しに、みなさんの戦術の中に取り入れて

実践してみてください。かなり、使い勝手もよいし、楽しいですよ。

まあ、もっとも、麻雀の大いなる意思に逆らってまで

いつもチャンタばかり狙うのは、如何なものかとおもいますが・・・。

チャンタばかりではなく、チャンタという技も是非、ひとつの選択肢として、

実践で使用していただきたいのです。




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