オリナイくん
攻撃は最大の防御。
攻めて攻めて、攻めまくる。
常に10万点のトップを目指す。
1回のトップで、2.3回分のラスを返せるように。
自分は、守備力を絶望的に持っていない。
オリを選択すると、なぜか、和了牌を振り込んでしまう。
オリを選択しているにもかかわらず、
まるで魔法でもかけられたように振り込んでしまう。
オリて振り込むと、麻雀がおかしくなるので、
自分は、基本、絶対にオリナイように心掛けている。
でも、だからといって、ゼンツマンになるわけではない。
「オリル」のではなく、「受けて押し返す」感覚。
「トンデモネー牌」だけは切らないように。
※「トンデモネー牌」→説明のつかない矛盾した牌のこと。
自分がトップ目の時は、さらにもうひとつ上に、自分よりもうえに
トップ目のひとがいる、と思って打つ。
トップ目のときに、局消化を期待しない。
他家の親は捌くのではなく、かぶせる。
麻雀は、殴り合いだ。
ジャブでリズムをつかみ、カウンターでストレートを打ち込む。
例えば、
親リーチが、かかったとき、
「お楽しみはこれからだ!」くらいに思うとよい。
「よし、この親リーチを利用してやるぞ!」くらいの気持ち。
そのためには、一打目からの場の状況判断が必須。
他家が、何を考えているのか?
自分が、よいパンチを出し続けるためには、
相手の思考を推察する「敵を知る」ことがなによりも大切だ。
まずは、オリナイくん、を目指し、さらに、フラナイくん、を目指す。
オリナイフラナイくんを極めたら、最後はツカマナイくん、を極めたい。
誰よりも「場に符合した麻雀」で、先に和了して、他家の当たり牌をツカマナイ。
他家の先制されたとしても、安易に振り込まずに、
押し返して、他家の和了牌を飲み込んで、結果、他家の和了牌をツカマナイ。
散々、麻雀を打ってきて、自分はこのフォームが一番しっくりくる。
守りが弱い、という「自分の欠点」を、長所に変えられないか、と思案を重ねた結果だ。