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究極の国士無双 [麻雀小説]

満月が歓楽街の外れにある、屋台を優しく照らす。

「なあ、国士無双ってあるだろ?」

くたびれきったサラリーマンがおもむろに口にする。

「ああ、麻雀の役だな。」 となりでカップ酒を齧っていた男が、所作なく返す。

「その国に並ぶ者などいない強者という意味らしいけど、麻雀の役だと少し意味が違うんだ。」

と、続けるサラリーマン。 

麻雀でいう、国士無双っていうのは、弱者に残された最後の希望なんだよ。

使いものにならない19字牌。

このてんでバラバラのクズ牌を13枚集めると、最強の役になる。

どうしょうもなくツキに見放された人間への最後の救いの役なんだ。

なんだか、ロマンチックだと思わないか? 最低最悪の不遇な逆境を、最高なチャンスに変えることができる。」 サラリーマンは、誰に伝えたいという風でもなく、小さな声でつぶやいた。

「麻雀っていうのは、人生そのものなのか。諦めなければチャンスは必ず来る。」 IMG_0438.jpg ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

仕事が終わると、その麻雀教室へ向かった。

時計の針は、午後9時10分を指す。

幹線道路を、信号に引っかからないよう祈りながら、車のアクセルを踏む。

私の通っている麻雀教室は、午後11時には終了する。

「半荘一回は、打ちたいなあ・・・」 そう願いながら教室の前に車を停め、教室の扉を開ける。

ご婦人が興じている一般のノーレート卓が、一卓。

どうやら競技麻雀の卓はまだ立っていないようだ。

最悪、今日は後ろ見オンリーになるのかな、とそう覚悟していた私は、安堵した。

今日は、とにかく打ちたかった。

昨日の対局では自らの弱い鳴きで、好牌を散らしてしまった。

今日はいつもとリズムを変えて、重い麻雀を打つ、そう決めていた。

夕方から、気も漫ろだった。 今日は、競技麻雀の生徒が少ない。

もしかしたら、先生と打てるかも知れない。

そう思いながらひろりんの方を見やる。

「久しぶりに、打つかね?」 ひろりんは、抑揚のない声で、私に答えた。

ひろりんは私の先生。 類なる感性で、麻雀の無限の可能性を教えてくれる。

僥倖。 願ってもいないチャンスが訪れた。

ひろりんの、ご子息と、私と、Dいん。 この4人での、競技麻雀での対局となった。

半荘1回。 とにかく、悔いが残らぬよう、しっかりと打つ。

そのことばかり考えていた。

打てる人間と同卓すると、途端に手が入らなくなる。

私は、ひろりんの対面。北家スタートだ。 重い展開が続く。

僅差の攻防戦。1300点や2600点の和了で、場が進む。

ひろりんは、ほとんど仕掛けず、ノーテン罰符と小さな和了が一つ。

もともと早いリーチや愚形リーチは多用しない打ち方がひろりんのスタイル。

いつも何をやっているのか、わからない、そんな感じだった。

リーチを打てば、ほぼツモ和了されてしまう、いつもそんな感じだった。

そして、迎えた南2局。 忘れられない一局。 ひろりんがトップ目の親。 ドラは北。

このひろりんの親だけは、なんとかしないと。

北家である私に、親番は回って来ない気がした。

暗黙のうちにひろりん以外の三人は、この親を落とすこと、に終始する。 競技麻雀は、60分打ち切り。

ただ、ひろりんもすんなりと和了できそうな状況ではなかった。

私は全神経を集中して、 ひろりんの打牌を見つめる。

私のツモ番。 ひろりんと目が合う。 ひろりんも、私の打牌を見つめていたようだ。

というか、誰も自分の手牌なんて見ちゃいない。

そう、手出しツモ切りを見極めて、 相手の13枚をひたすら考える、その作業に没入していた。

当時、半荘1回200円。 今思えば、この内容であれば、半荘1回10,000円でも惜しくない。

それほどに、熱い対局だった。 2度と戻れぬ灼熱の日々。 我々は、ひろりんの麻雀に、心酔してゆく。 

南2局。 画像の捨て牌で、ひろりんが⑤を切ってリーチ。

 11.jpg 

九①西9⑨五 タンピン系か、チートイ。 ドラの北を二枚持たれている可能性が高い。

我々は、必死で受ける。 ひろりんが、一発でツモらなかったということは、ロン和了狙いだ。

そして、終盤。窮して離したどいんの四枚目の東が、国士無双に突き刺さる。

48,000点。

なぜ?なぜ? この状況で国士狙いなどありえない。

我々は、狼狽え、ひろりんに問い詰める。 我々の、問いにひろりんは粛々と答える。

もう過ぎ去ったこの1局を完全に再現する。

我々の失策も露呈する。

とにかく、東場から、わしの形はよくない。牌が動いていない。

また、みんなの形もよくない。

全員の捨て牌が、そう教えてくれちょるじゃろ? 強い牌の周りが全然動いちょらん。

南場に入ってからもそう。仕掛ける絵が来ない。

特に、国士を狙う直前の1.2局は、シュンツ手を狙うことが難しいと、牌が教えてくれちょる。

じゃから、親番は、チャンタとチートイ、そして国士の天秤。

何牌かツモり、チートイがきびしくなり、端の牌を縦に切って、あらゆる可能性を追う。

さらに何牌がツモッてみるんじゃが、強い数の周りが動かないので、最終的には、国士無双のテンパイ。

配牌で、8種9牌じゃから、国士を狙う。そんなのは麻雀じゃなかろう。

誰にでもできるポンジャンゲームじゃ。そんな楽な麻雀はつまらん。 わしは、そう思う。

もっと、大きく大きく捉えなさい。目の前にある物が全てじゃないじゃろ?

この国士も単なる結果にすぎん。

そこに至る過程を大事にしなさい。

それが麻雀じゃ。

4枚目の東で、国士無双に放銃したどいん。

ドラといつのチートイも注意して受けていたが安牌がなくなり、迷惑をかけまいと止めていた東を切る。

 今でこそ、「あの東はぬるい」と笑いながら話せるが、当時はたまったものではなかった。

ひろりんの思考を尋ねて、我々は恥ずかしくなる。

和了そのものよりも、努力の積み重ねがすごい。

1牌1牌が、とてつもなく重い。

ただ、牌を絞っていただけの自分たちの努力不足を心から恥ずかしく思った。

ひろりんが、なぜ、ノーレートで、そこまで魂を込めてくれるのか、今はとてもよく解る。

ひろりんは、我々に自分の大切な「麻雀への想い」を本気で伝えてくれようとしていたのだ。

この頃の対局は、1つ1つが、もう二度とあいまみえることは敵わない師との、揺るぎない絆となる。

国士テンパイ時も、対局者にチャンタや、イッツーを意識させるように手牌を並べる。

果てしない工夫が、私に与えてくれたドキドキは、

25年経った現在でも、私を突き動かしている。

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牌効率 [麻雀小説]

 


牌効率。


最近よくこの言葉を耳にしていて、なおかつ


なんとなく、よくわかっていないくせに


よくわかっているふりをして、会話をかわしていた。


牌効率って、その局面(場の状況)を鑑みた命題への効率。


多分、こんな感じでいいんだよね?


 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


グーグル博士に相談してみよう。


牌効率とは、


麻雀において、


聴牌に至る確率・早さのことを言う。


・・・・・・・・・・・・ 



え?


そうなの?


麻雀って、聴牌を競うゲームじゃないよ?


知らなかった・・・。


今まで、勘違いしていた。


まさか、牌効率が聴牌至上主義に起因しているとは・・・。


でも、確かに、状況抜きでの最善手というのは


客観的に説得力があるから、


これはこれでいいのかも。


シャンテンに戻したり、両面ターツを破壊する打牌は


牌効率がなってねえな、おい。


となるわけですな。


注意しようっと。


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深夜の対局 [麻雀小説]

大学1年の頃のハナシである。

いつものコンビニから戻ると、留守録のランプが明滅

メッセージ有り、を私に知らせてくれる。

麻雀を覚えて日の浅い先輩から、誘いの電話。

時計を見ると、もう深夜1時を回っている。

こんな時間に、とも思ったけれど、

このときは(このときも・・かな?)麻雀の誘いは極力断らないようにしていたので、

買ってきたばかりのコンビニ弁当を食って、ジャンプを読んで、支度をした。

この頃、ジャンプでは、フリーザがパパを連れて復讐にきたところを、

トランクスにぶったぎられる、という衝撃的な場面が繰り広げられたりしていた。

トランクス、かっちょええええ!!!なそんな時代。

駅のそばの弁当屋の前で待ち合わせ。

深夜で人通りの少ない夜道を、てくてく歩く。

こんな夜中に出歩いているのは、「どろぼう」と「にゃんこ」ぐらいのものだ。

現金も、まあ、持っているし、レートもそんなに高くはないだろう。

それに、正直、麻雀は負ける気がしない。

麻雀を打つことが楽しみで仕方なかった,当時の私は、

麻雀を打つことで使うオカネは、やむを無い出費、だと思っていた。

麻雀が最優先事項だった。

麻雀のことをよく知らなかったこの頃は、不思議とオカネが減らなかった。

テンパイをとれば、それがそのまま和了に繋がる、なんてこともザラだったし

仕掛けたなら赤ドラが集まるし、裏ドラはぽこぽこ乗るし。

::::::::::::::::

待ち合わせ場所に、先輩はただずんでいた。

「お疲れさまです。

メンツ足りなかったんですか?

おれ、ジャンプ読んでたんすよね。

先輩、ドラゴンボール読みました?

トランクスってべジータとブルマの子どもだったんですねえ」

この時代、世の大学生のほとんどが、見守っていたドラゴンボールのストーリー。

やはり、会えば誰彼かまわず口火をきって、その話題が出る。

私のドラゴンボールの話を完全に無視して

「つかっちゃん、レート高いけど、いい?」

と、なんか重々しい感じ。

「いくらっすか?100円までなら、だいじょうぶっす。」

本当は50円がよかったけれど、そうは言えないそんな空気。

「うん、100円。それでな。あとな、手積みだけれど、いいか?」

げ!手積み。イヤだなあ・・。!

と思ったけれど、時間も時間だし、電車もないし、

こんな時間にやってる雀荘なんてあるわけがない。

「いいですよ。で、相手は誰なんですか?」

そう答える私に、先輩はついてこいの合図。

夜道を歩くと、我々は古い小料理屋の前にいた。

きっと、他の大学生の部屋で打つのだろう、と思っていた私は

ちょっと、違和感を感じた。

「おう、来たなあ?」

ちょび髭の「うさんくささを感じざるをえない、50くらいのおじさん」が

こちらにむかって、声をかけた。

「うう、嫌な予感がするなあ・・・」

そう思ったけれど、この頃は、麻雀が打てれば幸せだったので

あんまり深くは考えなかった。

小料理屋の2階へ、きしむ階段を登ると、座卓の様相で、麻雀牌が並んでいる。

白い牌。

真っ白な雪のような白い牌だ。

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1000円しかない。 [麻雀小説]

麻雀が、打てる。

心臓が、早鐘のように鳴る。

同級生のろうにんぎょう達に、

「ちょっと午後は、勝負に行ってくるわ!」

と、言い放ち、予備校を飛び出す。

麻雀を打つために、麻雀荘に向かう自分が、なんだか、とても誇らしかった。

Sのうしろを、馬鹿面を並べて、3人でついて行く。

Sが、「は、」と思い出したように振り返り訊ねる。

「おまえら、銭はいくら持っとるんや?」

ほぼ見た目ヤンキーのSがこういうセリフを、口にすると、ほぼタカリである。

「1000円くらい。たぶんみんな同じくらい。」

当たり前だ。ろうにんぎょうは、ないマネーなのだ。

そう、すなおに答える私に、Sは、

「そうか、じゃあ、全自動は厳しいのう。

金は、俺が出してもいいけど、博打は自分の金で打たな意味がないけのう・・・。

一時間300円かかるけなあ。

おまえらのその手持ちじゃあ、それじゃあ、三時間しか打てんのう。

よし、わかった、ついてこい。」

全自動って何?洗濯機か何か?

手積みで打つものだろうと、信じて疑わなかった私は、

「そうか、入場料がかかるのか・・・

1時間とか、30分でもいいからうちたいなあ。1000円だったらどれくらい打てるのだろう・・」

そんな風にちょっと元気がなくなっている私を尻目に。 

Sは、華やかなアーケード街のすみっこにある、怪しい喫茶店へむかった。

博打という言葉に胸がどきどきする。

ちなみに、おそらくSと私以外の2人は、4人で打つ麻雀を知らない。

ゲームセンターの、あの「2人打ちの麻雀」しか知らない。 

けれど、一ミリも不安を感じないまま、アホ面を下げてSの後ろをついてゆく。


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はじまりの麻雀物語 [麻雀小説]


いつものように、予備校に出席カードだけを通す。

政治経済と、現代文以外の授業はすべて、さぼり。

英語とか、なんだか日本が敗戦国であることを思い知らされて嫌だった。

戦争に負けたこと。

原爆を落とされたこと。

戦勝国であれば、勝てば官軍じゃないか?

何なんだ、この国は?

と大した勉強もせずに、そういう穿った考えを持っていた。

学び、学び、学び倒して、それから、考えるべき大切なことを、

深く掘り下げることもせず、口だけは達者。

最高にひねていた。

誰かの壮絶な歴史の結果、

現在の自分がここにある、ということなど、考え及ばない。

学んでいないのだから、知る由もない。

知らないし、知ろうともしない。


いつものように、ゲームセンターで、麻雀ゲームをしていた。

予備校生の分際で不謹慎だ、と思いながらも、麻雀がおもしろくて仕方なかった。

当時の麻雀のゲームは、1プレイ100円。

麻雀は、大人のゲームだから、その料金設定だったのだろう。

私のその当時のお小遣いは1日500円。

お昼を肉屋のコロッケで済ませたりして、そのゲーセン代を浮かせていた。

大切な時間。

手牌が組みあがっていく様子に、心を奪われる。

1打1打を真剣に悩みながら遊んでいた。

「おう、なんしよるんか?」

背後から声がする。

「なんか、おまえ、麻雀できるんか?」

Sが、ニヤニヤしながら、話しかけてきた。

リーゼントが似合う色白の美男子S。

まあ、現在でいうところのイケメンというやつだ。

Sは、パチスロが日課だった。

「アニマル」という台のモーニングサービスを取るという日課。

モーニングサービス、というのは、パーラーがあらかじめボーナスを仕込んでおくこと。

1000円、というか、ひとまわしで、ボーナスが揃う。

しかも、この「アニマル」という台はキョーレツな連チャン力を持つチート台。

Sのサイフには、いつも30万くらいのお金が入っていた。

7枚交換が主流だった24年前にも関わらずだ。

「よし、今度、麻雀やるか?」

そうニヤニヤしながら、口にするSに私は答える。

「いますぐやりたい!」

麻雀について教えて欲しいことがたくさんあった。

イーシャンテンって何?

跳び満って何?

おおはしきょせんって麻雀強いの?

ネットなどない時代。

しかもカーストは「予備校生」

「麻雀」なる未知なるモノ本当に私はもう夢中だったのだ。

「他にも、麻雀したっちいいよるヤツおるけ、麻雀しよう!」

Sに詰め寄る。

サイフには2,000円くらいある。

多分、お金は心配ない。

この日の夕方は、古本屋に麻雀の本を買いにゆくつもりだった。

もう、自分が予備校であることなんか、忘れていた。

「いいけどよ。麻雀打つっち言っても、どこで打つんか?」

「・・・・・・・・・・・・・」

押し黙る私。

「Sんちは?」

「バカ言え、無理やわい。」

残念そうにする私を気の毒に思ったのか、

Sはしょーがねえな、という感じで口にする。

「雀荘、行くか?」

雀荘、?

その響きにドキドキした。

「行く!行く!連れてって!」

これから牌に触れることができるなんて夢のようだ。

嬉しい、嬉しい、嬉しい。

私は、予備校に向かって全力疾走する。

自習室のドアを開け、もう勉強に飽きているであろう手頃な友人を二人

半ば無理やり付き合わせ、Sについて雀荘へ向かった。

大学受験まで、あと11ヶ月。

受験戦争に突入する前に、完全に道を踏み外したその瞬間だった。

つづく

*このあたりの記事は、時系列的に過去のものを修正したものです。

animaru1.jpg

アニマル

いっぱい出て危険なので、Gのシールをはった

アニマルG(がんばれ!)に改修された。

Gは、本当に頑張らないとどうにもならなかった。

S曰く、「目押しをしなくても、7が天井から降ってくる。」

「そんなバカな?」

と思っていたけど、右リールの7絵柄は、8コマくらい滑ってくる。

(*リールは2号機も4コマしか滑りません)

ボーナス中は、ふぃーよんふぃーよん、と音がする。

その様子と、7の図柄の美しさは、打つものを魅了した、という。




つかさ会は土曜日。お昼から。



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麻雀に憑りつかれてる [麻雀小説]

 その代々木ゼミナール、とかいう予備校はチョロかった。

朝、出席カードをカードリーダーの通せば、その日は何をやってもいい。

それこそ、最初の4月は、ちょろちょろ(予備校の)授業に出ていた。

けれど、やはり、その日はやってくる。

お昼休みに出かけたゲームセンター。

そこで、麻雀のアーケードゲームをやっていたのだが、

なんだか、調子が良くて勝ち続けていた。

そこから、そのゲームを中断して予備校に戻ることが

なんだかとてつもなく面倒くさくなった。

まだ、4月だし、別にそんな焦って勉強しなくてもよくね?

そうして、はじめて、さぼってしまう。

最初は、良心がとがめていたけれど、やがて麻痺する。

本当に、親には悪いことをした。

予備校の授業料も安くはなかっただろうに。

ずっと、正しいことと思われることが、拠り所だった私は、

もうそんな品位高潔な人間を目指すつもりもなくなっていた。

そして、考えていることといえば、麻雀のことばかりである。

ゲームセンターでの麻雀で、基本的な手組を覚えた。

他の人のプレイを眺めつづけていた。

本屋で、麻雀の本を立ち読みする。

当時は、「近代麻雀」も、文芸誌のような様相だった気がする。

イーシャンテンってどういう意味?

リンシャン牌って、なあに?

ネット環境のない当時は、とにかく自力で勉強するしかない。

役満の語句の余韻のかっこよさ。

国士無双って、すげえ、かっこいい響き。

とにかく、麻雀が打ちたくて打ちたくて仕方がなかった。

本当に、麻雀に憑りつかれていた。

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冬物語 [麻雀小説]

生まれて初めての麻雀。

高校を卒業したあと。

スパンキーとかいう羽台を終了させた、とかで、

(昔のパチンコは、打ち止め終了というのがあった。終了させたなら5000円くらい)

お小遣いをもらった友人が古道具屋で牌を買ってきた。

ドボン(UNOみたいなカードゲーム)しかやってなかったわれわれに新しい文化が。

「俺たちも、大学生になったなら、この麻雀っちゅうやつを覚えないかん。

大学にいって、麻雀も知らん、じゃあ、ハナシにならん。今のうちに勉強じゃ。

いまやるべきことは、麻雀じゃ。」

まさか、志望校のお受験が全滅しているとは夢にも思わない私は大きく頷く。

「そうやな、麻雀は俺も、興味があったんじゃ。

ツモとか、そういうやつじゃろうが?ほら、そこに親父の本があるじゃろ?」

そういって、本棚の「初級者の麻雀」と題された本を取り出し、

みんなで、パラパラとひろげて頭をひねる。

「この、チートイツとかいうの、簡単そうじゃねえ?」

「2個づつ集めるだけか、よしこれやってみよう。」

みなで、絨毯に寝転がり、牌を並べる。

ジャンマットがなかったので、バスタオルをしきその上に牌を並べた。

「積む」という技術はまだ、なかったため、

バスタオルに並べた牌から、牌をひろう、という感覚。

4人全員で、よーいどんでチートイを狙う。

30分くらいその作業を繰り返して、ようやく、ひとりがチートイを和了した。

「おおっ、これでいいんじゃないか?アガリじゃ、あがり。ロンホーじゃ。」

うわあ、すげえ、かっこいいなあ、と思ったことを今でも覚えている。

それから、数日間、みなで麻雀のルールを勉強した。

自分たちが、これからの学生生活を生き抜くためには、

「麻雀は必須スキルだ。」と信じていたから。

みな、いつか、役満を和了することができるのかな?

なんて、遠く想いを馳せていた。

しかし、私に学生生活はやってこなかった。

正しくは、私にだけ、学生生活はやってこなかった。

友人はどいつもこいつも、遊んでいるフリをして

ちゃっかり、勉強してやがった。コンチクショー。

マラソンとかで、

「いっしょに、ゴールしようね?」

などとほざきながら、ゴール前で、ダッシュされるそんな感じ。

私はろうにんぎょうになってしまった。

誰もが期待に胸を膨らませる春。

私は、大学のキャンパスではなく、

代々木ゼミナールというなんだか、よくわからない建物に吸い込まれていった。

冬物語のはじまりである。

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羽台、スパンキー

生まれて初めて、単身でパチンコ屋に乗り込んで打った台。

いつものように少年ジャンプを買いに本屋に出かけたところ、

桂正和の新刊が出ていた。(桂正和コレクション)

どちらも欲しかったので、いちかばちかの200円勝負。

めちゃめちゃ緊張して、玉を借りようとしていたら、

「にいちゃん、はじめてか?

よっしゃ、この台やるわ、打ちないや?」

と、耳の穴にパチンコの玉を装填している前歯のない兄ちゃんが、

玉を上皿一杯入れて、台を譲ってくれた。

「まあ、がんばれや。」

緊張して声も出なかった。

なんだか、よくわからないのに、大当たりして、

200円が1600円と駄菓子に増えた。

心臓が、ばくばくしていた。

1回目の大当たりでは、緊張して玉が飛ばず2ラウンドでパンク。

2回目の大当たりで、ひと箱でた。(小箱ひと箱)

桂正和の漫画と、ジャンプ。

そして、ファンタ。

おかあさんに、お土産のホワイトチョコ。

買って帰ったら、

「あんた、そのお金どうしたんね!」

と死ぬほど心配された。

その夜は、良心の呵責で眠れなかった。

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vゾーンは、下にある。

玉が階段を登っていくけど、そこには、何もないから。

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麻雀。 [麻雀小説]

 わくわくしていた。

やっと、自由になれる。

はやく、大人になりたかった。

自由ということは、責任を伴うということ。

無責任に自由に過ごしていると、やがて、責任を取らされてしまう、ということ。

そんなこと、微塵も考えてなどいなかった。

とにかく、好き放題に生きたかった。

全てが、誰かの思いやりの結果であり、

世の中そんな風にはできていないことを、思い知るのは

それから、10年後のことである。

高校の卒業式が終わって

友人に家で、はじめて麻雀を打つ。

はじめて牌に触って、その存在感に圧倒された。

役なんて知らないけれど、とにかく楽しかった。

役なんてしらないけれど、

なんかこう、大人の仲間に入ることができたみたいで楽しかった。

ほんのわずかな時間だったけれど、夢のように楽しかったことを覚えている。

なんだか、いつの間にか、セピア色の思い出になってしまっていたあの頃。

麻雀と出会わない人生なんていうものが、自分の存在していたことさえ、怪しい。

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反撃!ワルモリシゲプルギス [麻雀小説]

シゲプルギスに残された時間は、あと僅か。

どう贔屓目に見積もっても、いいところ半荘にしてあと一回打てるかどうかだ。

しかも、私がセコンドを勤めることができる時間はさらに僅か。

いいところ,
この一局だけとなる。

東場の2局、親番。

点棒状況はほぼ横一線だ。

8巡目だっただろうか?

シゲプルギスの捨て牌が、下家の「リバー」氏に、強奪された。

「リバー」氏は無言で、シゲプルギスの捨て牌を奪い去ってゆくのだ。

ルパンも真っ青のテクニックである。

この魔王の必殺技は、「サイレント・チー」。

周囲に気づかれないように、「発声をせずに捨て牌をチーする」究極の破壊魔法だ。

気がつくと、自分の捨て牌がなくなってしまっている。

「リバー氏」は「サイレント・チー」を連続で詠唱する。

(発声がないので、詠唱という表現は適切ではないのだけれど)

ただ、ガシャーンという「牌がぶつかり合う切ない音」だけが聞こえてくる。

まさに無法地帯。そう、麻雀無法地帯である。

そうこうするうちに、17巡目、シゲプルギスは以下の形。

六七八⑥⑦23567789

三色にもイッツーにもならないドラもない13枚。

だが牌姿に意味を持たせるべく努力をした結果の13枚だ。

何を引いても、弱い13枚。

しかも下家は、「サイレント・チー」の連続詠唱により、ほぼタンヤオチュウのみの1000点をテンパイ。

ここに4ソウツモ。

六七八⑥⑦234567789

私なら、ノータイムで7ソウを切りシャンテン戻し。

だが。

そうだ、前回の半荘で、魔王「Z」にくらった七ワン単騎の裏ドラ12,000点が脳裏をよぎる。

何故か、はかったように、④ピンがシゲプルギスの捨て牌の中にある。

もしかして・・・・

やるのか?

私はドキドキしていた。

①下家はテンパイ

 シャンテンに戻す余裕はあるのか?

②スジで和了を拾おうとする人間は、スジを信じる。

③そして、なにより、ちょっとやり返したい。

かくして、禁断の⑦単騎リーチが打たれた。

六七八⑥⑦234567789

から、⑥切りの

六七八⑦234567789

リーチ。

まさに、これまでの頑張りを振り切るようなリーチだ。

だが、シャンテンに戻したとしても

六七八⑥⑦23456789

からでは、

2,5ソウ引きの

六七八⑥⑦22345678

⑤⑧待ち

もしくは、

⑧引きの

六七八⑥⑦⑧2345678

258待ち。

しかも、その後も高目での和了が必要だ。

そしてなによりも、そうできなかったから、現在この深い巡目で

六七八⑥⑦234567789

などと、救われない形なのだ。

しかも、この手牌が成長できなかった最大の理由は、「リバー」氏の「サイレント・チー」。

食い取られてるんだよ!こんちくしょう!!

正確にはずっとずっと、この前の半荘から、望む形に届かず、我慢を続けてきた、シゲプルギス。

それでもなお、届かないことを冷静に判断すれば⑦単騎も有りだろう。

形の前に、和了が必要な局面だ。

結果、案の定、⑦は、魔王から一発でこぼれた。

「ざまあみやがれ!」←私の心の声

リーチ、一発、3900点。

「裏ドラ、2枚乗れ!」(⑦ピンもしくは7ソウ限定)←私の心の声

もちろん、案の定、裏ドラなど乗りはしないのだった。

観戦していて、魔王にはちょうどいい攻撃魔法だな、とも思った。

その一局を観戦して、私はセコンドを離れ、自分の対局のため席を離れる。

そうして、今日はいつもより、少し和了重視の麻雀を打ってみたくなった。

ハネマンを和了する私の傍らを、魔王との対戦を終えたシゲプルギスが通り抜ける。

爽やかな挨拶とともに、彼は、故郷へ旅立っていった。

次に、シシゲプルギスが現れるその時までに一人でも多くの魔王を倒すこと。

それが、私に課された任務なのだと、そう感じた。

ちなみに、「パーフェクトシャミセン」と、「サイレント・チー」そして、「サイレント・ロン(ツモ)」

のトリプルコンボをくらい、ぐらてつさんは、もはやひからびたトカゲのように変わり果てていた。

貴重なお休みに1時間400円も使い、このような恐ろしい目にあった「ぐらてつ」氏に

心より同情をする。

20130112055743b94.jpg
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つかさ会についての案内は、下記アドレスより↓次回16日

http://tsumatetsu-777.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302705662-1

会場のよつば会については、下記HPをご参照ください。↓

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ワルモリシゲプルギスの夜 [麻雀小説]

この作品は、完全創作です。

近未来SFです。

実在の人物、地名など、とはれんれん関係がございません。

全くの架空のものです。

時は、西暦2013年2月××

私がうっかり入店すると、モリシゲプルギスの姿が視界に入る。

背筋をピンと伸ばし、無駄のない動作で闘牌を続ける。

荒くれ者が跋扈するその卓で、ワルーモリシゲプルギスは、魂の半荘を闘っていた。

高齢者に優しい福祉の街、フォーン・ATG。

モリシゲプルギスが対戦しているのは、その街でも1.2を争うアウトローだ。

アウトローランキングNO・1とNO・2。

「Z」氏と、「リバー」氏である。

どれくらい無法者かといえば、そう、私など裸足で逃げ出してしまうほどだ。

正直、私は(恥ずかしいハナシだが)彼らの姿を視認するや、速攻で帰宅しようか、と思ったほど。

それほどに恐ろしい相手なのだ。

その恐怖の大魔王である2人に果敢に挑むモリーシゲプルギス。

まさに勇者である。

もう一人は「ぐらてつ」氏。

品行方正なマナーを重視する「グランド・つまてつ」氏は、昨夜のこの魔王たちとの激戦の末、

精神崩壊をおこしてしまい、魂ごと因果地平の彼方へ吹き飛んでしまった。

今、そこに座っているのは、魂の抜け殻である。

物言わぬ「ぐらてつ」氏の入れ物が、まるで、無静物画のようにそこに在るだけだ。

かつての「ぐらてつ」の勇姿はそこにはない。

その変わり果てた姿に、かける言葉もないほどだ。

本当の恐ろしい魔王の闘牌。

私は、勇気を振り絞り店内へ。

阿鼻叫喚の卓外戦術が飛び交う中、まっすぐにシゲプルギスの後ろへ。

そして、対局を見守ることにする。

危険だ、と感じたならば、タオルを投げ込む為だ。

まだ、前途有望な若者をこの対局で失う訳にはいかない。

私がセコンドについた時、シゲプルギスは、すでに16000点くらい。

しかも南3局西家。

親番がないプルギスが、トップを取るためには、ここで12,000点のツモ和了が必要。

だが、プルギスの聴牌は3900点。タンピン系なのだが、どの三色にも移行できず、耐えていた。

おそらく、「場を荒らさぬようテンパイ維持して」で親に連荘してもらい、次局に賭ける、そういう作戦だろう。

さすが、腰が座っているなあ、と感心していると、

親番である「Z」氏がシャミセンの呪文を唱え、リーチをかけた。

「あーこれはもうダメだ!仕方ない!ええい!リーチ!」

これは、もうだめだ?

で、リーチ?

日本語としておかしい。

ダメなのにリーチってどういうこと?

文脈も破綻している。

行間に深い意味があるのだろうか?

仕方ない?

他に選択肢がない、ということだろうか?

余計なお世話である。

そんなこと教えて欲しくはない。

セコンドについていた私は、頭がおかしくなりそうだった。

目眩と吐き気がする。

自分の手役の情報を意図的に他家に伝える行為は、最低最悪。

麻雀という対人頭脳ゲームに対する最大限の侮辱である。

これは、麻雀ではない。

この卑劣な行為は返せば、麻雀を大切にしている全ての人間に対する誣告である。

パーフェクト・シャミセン。

しかし、彼らに悪気はない。魔王であり、アウトローだからだ。

ルールを破ることが、彼らの流儀だ。

そして、その相手の土俵で闘うからこそ、シゲプルギスは勇者なのだ。

シャミセンは、ルール以前、マナーの問題。

法律ではなく、道徳レベルの問題だ。

シゲプルギスは、七ワンをツモる。

「Z」氏のリーチは八ワン手出し。

リーチの4巡前に、四ワンが切ってある。

この七ワンは、件の前口上であるシャミセンから察すると危ないな、と私は思う。

カン七ワンではない。カン七ワンにするくらいなら、八と何かのシャボにするはずだ。

そもそも四ワン切りがおかしい。

だが、七ワン単騎がある。

もし、普通の待ちならば、「Z」氏の口上に「えーい、しかたない」という言葉は混じらないはず。

そもそも、相手の発言で牌姿を考えさせられている段階で、麻雀ではないのだが。

少し、逡巡するも、七ワンを切る、シゲプルギス。

「いっぱーつ!」

余計な一言とともに、「Z」氏は、手牌を倒す。

「リーチのみ。あ、ウラ、ウラ、一発。おやまん、ね?」

案の定、シュンツ手をぶっ壊した七ワン単騎。

理不尽だ。

私は、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

いたたまれなかった。

この魔王が失礼しました、とシゲプルギスに心の中で謝っていた。

他人のことを考え、和了を我慢する20代のシゲプルギス。

かたや、自分本位の麻雀を打つ老齢な魔王。

若者にみせるべき背中が、こんなにも身勝手で哀しいものでよいのか?

麻雀に対する想い、その魂の価値は、重ねた歳月に比例しない。

若い瞳は、鏡として、道しるべとして大人を見つめている。

そのことを決して忘れてはいけない。

それは、大人にとって軽んじてはならない、責任である。

だが・・・努力が報われない。これも事象であり現実である。

理不尽も受け止めなければならない。

世の中、理不尽なことはいくらだってある。

努力など、報われないことのほうが多い。

それでも、だめでも、もう一度、努力するのだ。それができるのか?

それが、その人間の真価である。

「なあ、世の中理不尽だなあ。救われないなあ」

そう口にする私に

「ええ。」

と力強く頷くシゲプルギス。

オーラスの和了せずのテンパイで局を送った。

さて、次の半荘だ。

まだ、戦いは終わらない。最終決戦へ。

TOY-RBT-1574_05.jpg
画像は、最終決戦仕様です。↑
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あとがき

今回の対局のマナー批判。

これは、「麻雀というゲームに真摯に取り組むこと」を目的とした場合のみの正論です。

麻雀のトバ口は広く、楽しみ方も十人十色。人の数だけある。

楽しむことのみを目的として、楽しくやりたい、というのならば、シャミセンでもなんでも、

ヒロイでもぶっこ抜きでも、なんでもありだとおもうし、

本人たちが、それでよいのならば、問題ないと思います。

だが、それを、フリー対局に持ち込むことはいかがなものでしょうか?

麻雀は、目的別に住み分けなければならないと私は思います。

目的が違うものが同卓すれば、かなりの高確率で軋轢が起こります。

今回の私の見解は、私見であり、フリーでの対局の最低限のマナーを鑑みた場合の一考察ですし、

魔王のシャミセンが咎められない世界だってあってよい、とは思います。

この魔王は、実在しませんが、おそらく麻雀を通して他人とコミュニュケーションを取ることを

楽しみにしているのだと思います。

それはそれで、レクリエーションとしての麻雀のあるべき姿なのかも知れません。

(私はそんな麻雀打つくらいなら、家で焼き芋でも食っていたほうがましだ、と現在は、おもうけど)

ちなみに、当ブログにでてくる「ジョジョ打ち」ですが、

ジョジョネタを披露しつつも、手牌についての口上は厳禁です。






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