圧倒的なちからの差 [閑話休題]

西風荘で過ごした時間は、わたしにとって


実践麻雀を勉強する場となった。


ひとがいて、お金がからんで


それを超越して、麻雀が存在する。


自分の思考は、「自分だけの狭量な思考」でしかない、


そういうことを学ぶことができた。


:::::::::::


店にかけてある鳩時計。


年季のはいった文字盤はローマ字。


時計の針が、午前1時を指す。


ぼーんと鳴った。


「あと、一枚にしますか?」


ますたぴょんがスタイリッシュに、尋ねる。


同卓していたジャンごろ風の男は、


点数表をみて、「それでよい」と頷く。


自分がプラスであることと、


私がマイナスであること、この2点を確認していたのだろう。


一枚というのは、おそらく点数表、一枚。


点数表のマス目が、6マスだから、あと半荘6回だ。


すこし、回数がある。


それでも、三人麻雀だからものの2時間ほどで、終わるだろう。


とにかく、この6回でプラスに転じる必要がある。


まるAのトップを最低でも3回取る必要がある。


(まるAというのは、一人浮きのトップ。大きなプラスになるんだよ。)


ゲーム代は、仕方ない。


とりあえず、最悪ゲーム代までのダメージですませたい。


その残り6回の半荘の、1回目。


打ち方を変えよう。


私は、手牌に組み入れるだけで、1000点となる一と九をとにかく切らないようにする。


そうすれば、私の手牌のほうが値段が高く見えるだろう。


だがこの一見「賢明」にもみえるこの戦略にはおおきな落とし穴があった。


そもそも一九など、チャンタを絡めない限り、ほとんど使えない牌。


基本完全先付けのルールである三人打ち麻雀では、78や23のターツはチャンタには向かない。


はっきりいって使いにくいのだ。


抱えると当然、手牌の進行が遅れ和了に結びつかない。


どうすればいいんだ。


けれど、牌に恵まれ、なんとかトップ目でオーラスをむかえる。


ますたぴょんの先制リーチがかかる。


このリーチに打ち込まなければ、私はトップ。


三人麻雀は、ツモでは点差があまり縮まない。


このお店のルールはツモリ損。


マンガンツモは2000、4000なので、6,000点しかもらえない。


私の持ち点が、


45,000点くらい


リーチ者ますたぴょんが2着目で


27,000点くらい。


倍満をツモられたとしても、16000点しか点差は縮まない。


だから、直撃を避けておけばよい。それがマストだ。それでトップだ。


ハネ満以上の直撃だけを避けておけばよい。


場に一枚打たれている北の手出しのリーチ。


三人打ちは安全牌を抱えることが少なくなりやすい。


けれど、さすがに手出しの北でのリーチは、シュンツ形のテンパイである可能性が高い。


また、チートイであれば、北より優秀な牌を待ち牌するだろう。


ここは、打ち込んではいけない。打ち込まなければよいだけだ。


私は手の打ちに固めたアンコウ九ワンを見つめる。


場に一枚も出ていない九ワン。


これを三枚下ろす。


そうして、あとは、ただひたすら我慢あるのみだ。


九ワンを切る。


ここで、九を切ることができないなんて、ブレまくりもいいところだ。


なんだろう、うまく表現できないけれど、高いところから落ちるような感覚が体を包んだ。


けれど、そういう感覚だけで九ワン切りを止めることはできない。


これが一番安全なんだ。


「ロン」


九ワンに声がかかる。


リーチ一発チートイ赤。


一一九②②2233(赤)55南南


こんな感じの13枚にささる。


8,000点でも一と九でプラス4,000点で、合計12,000点。


直撃をくらう。


手の中の九ワンを狙われた。


心の中まで読まれている、そんな感覚。


「裏ドラは必要ない変わりましたね。」


半泣きで、点棒を払いながら口にする私に、上品に微笑みながら


ますたぴょんは裏ドラをめくる。


のるな~ のらないでくれ~


でも、こういう時って裏ドラ乗るのよね。


サンマは牌の種類が少ないから、ただでさえ


裏ドラは乗りやすい。


案の定、裏ドラがのっていて、12,000点は16,000点。


首も切れた。


30,000点以下だ。


完全にオリに回ったつもりで打ち出したアンコウからの九がチートイにささり、吹っ飛ぶ。


最善手が最悪の結果を招く。


無理だ。


これは、完全に力の差だ。


勝てないよ。


こころがおれる。


それでも、何か方法はないか、考える。


考えようとする。


マイナスが止まらない。


もはや思考する力は私には存在していなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・


現在なら、少しわかる。


見なければならないことは、自分の手牌とか


自分がトップを取ること、とか


そういうことではない。


他家が、何を考えているか?だ。


その「麻雀への捉え方」が変わらない限り


結果をだすことなんて、できないだろう。


 


 


元祖 パラロス↓


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見せてはいけない理由(おまいう) [閑話休題]

「おまえがいうな!」


との誹りを覚悟で記事掲載でございます。


その場所での「麻雀へのとらえ方」は、それまで私が思っていたものと違った。 


麻雀を神聖なものとして、捉えている。


まるで、壊れやすい美しい陶器のように牌を扱う。


自分の手牌、他人の手牌。そして捨て牌。


全てに等しくまるで「命あるもの」のように慈しんでいる。


:::::::::::::


ひろりん師匠に「麻雀を教えていただいていた期間」は


実はそれほど長くはない。


ずいぶんと長い時間だったように思い出されるけれど


実は、ほんの半年位の間の出来事。


心地よい緊張感のなかでの「麻雀」は


本当に気持ちのよいものだった。


牌の扱いには、とても厳しかった。


特に、左ききの自分が一番強く注意されたことは


「上家から見やすいように牌を切る」こと。


牌を河に置いた後、速やかに左手を引く。


まずはそこから覚える。


そして、一番厳しく注意されたことは


「牌を見せない」こと。


1牌が見えてしまうことで、麻雀というゲームは


完全に破壊される。


麻雀の世界は、絶対見えてはいけない情報と


開示された情報でできている。


見えていない情報を、見えている情報から


どのように精査してゆくか?


それが麻雀の醍醐味だ。


:::::::::::::::


オーラス。ドラは北


一発裏あり 30,000点持ちの30,000点返し


東家 親番    20,000点くらい


南家 わたくし  33,000点くらい


西家       33,000点くらい


北家       34,000点くらい  


トップ上3名並んでいて


親番に振り込めばラスまであるよ、という激熱なオーラス。    


配牌を取る際に、嶺上のそばの②ピンがポロリとこぼれる。


対局者全員の視線が②に注がれる。


「終盤に②が寝てるんだなあ」


ぼんやりとそういう意識が拡がる。


中盤、親番から②手出しのリーチ。


全体の河には②が1枚。


①④ピンは都合場に4枚見えている。


私の手牌に3枚。


私の手牌


五六④④④⑤⑥223456


喰いタン仕掛けマックスに構えていたけれど


仕掛けることもできずにいた13枚だ。


親のリーチを受けて第一ツモが①


五六①④④④⑤⑥223456


この①は8枚目の①④だ。


切れない・・・


この親リーチの②手出しは、②②③のターツからの


打②の可能性がとても高い。


①④が埋まって切り出された②である可能性はない。


この①が8枚目だからだ。


私は親リーチの現物である2ソウを切る。


五六①④④④⑤⑥23456


こんなに喰い仕掛け放題な13枚なのに


どうにもならない。


①が切れないのであれば、おしまいだ。


親番以外の他家が和了するか、


親番のテンパイ終了を待つしかない、


絶対絶命な状況。


親リーチに安全な2ソウを打ち


上家から打たれるチーテンの牌をスルーする。


そののち、親番が②をツモ切る。


その②に合わせて、北家が②を切った。


「あ!」


②が4枚・・


①を切ることができる!


・・・・・・・・・・・


本来、存在しないはずの情報。


その情報のおかげで、打てないはずの牌を


打ち出すことができる。


オーラス開局時にこぼれた②.


その②のおかげでゲームが壊れる。


そのオーラスまでの粛々たる打牌が


全て色を失う。


卓上に落ちた情報はすべて


麻雀の情報である、という考え方もあるかも知れない。


けれど、それは、「勝てばよい」「勝つことに価値がある」麻雀の場合の話だ。


打牌の内容を大切にする麻雀であれば、


この見えてしまった②によって打ち出すことのできる①を


どのように消化することができる、というのか。


①が打てるようになった私は、


五六①④④④⑤⑥23456


テンパイがとれる牌がこぼれることも


テンパイとなる牌をツモってくることも


望んではいなかった。


それよりも、店じまいしてしまえるような


親リーチに危険な牌をツモってくること、を望んでいた。


そうすれば、打てなかった①が打てる、という


見せ牌によってゲームが壊れたことにはならないからだ。


仕掛けることのできる牌もこぼれず、


打てない牌を抱えることもない時間が流れ


上家から四ワンが切られた。


わたしは仕掛けて①を切って


ハイテイ牌の1ソウで、1000点を和了する。


 


うれしくないトップだ。


気持ちの置き所のない、奇妙な気持ち。


やはり、過失であっても


見せ牌の罪は重い。


果てしなく重い、と思うのだ。


(おまいう)


 


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三人麻雀ノートップ [閑話休題]

 


りゃんはんしばり、のサンマで、麻雀をならっていた。


2役整わないと和了することのできない麻雀。


牌のあとさきを考えてしっかりと組む。


それに比べれば、1役あれば和了できる麻雀なんてカンタンすぎて


チョー楽勝だと。


とにかく自分は、「ひろりん師匠に教わった三人麻雀」で、かなり自信を持っていた。


だから、マイナスになるのか、なんてことイチミクロンも思っていない。


いくらプラスになるのか?どのようにして勝つのか?そればかりである。


マンズの二から八を抜いた三人うち麻雀。


ルールは、少し特殊で、一ワンと九ワンが1枚で1000点


九ワンアンコウでツモ和了すると、3,000点づつもらえる。


たとえば、


一一九九九②③④⑤⑥⑦⑧⑨


を①で、リーチツモ和了すると、マンガン、2000点、4000点、が、5,000点プラスで


マンガン、7000点、9000点。


ロン和了だと、8,000点プラス5,000点で13,000点だ。


赤ドラは3環帯と、白ドラ。積棒は1,500点。


「レートは50円」


サンマ50円って、結構大きいレートだ。


でも、100円の世界に比べると


だいたい3分の1くらい。


最初の半荘はオーラスに、九単騎をリーチでツモられ、31000点の2着。


30000点以下だと沈み馬が10つくルールなので、30000点以上ならば、まあよい。


2度目の半荘も、2着。オーラスでまくられる。


ジワジワと溶ける。


いつもオーラスまでは、調子がよいのだが、捲られる展開。


三人麻雀は、展開が早い。


いつのまにか、半荘10回を消化。


その間に2人浮きのトップを二回のみ。


それでも、5000円負けで抑えていた。


けれど、なんだろう、ものすごく違和感のある麻雀。


自分はしっかり打っていてしかも一度もラスをひかず、


それなりに戦えているはずなのにマイナスなのだ。


気味が悪いのは、ますたぴょん。


とにかくダマが多い。


ダマしかない。


仕掛けも少ない。


和了も少ない。


なのに、トップが多いのだ。


目立たない麻雀なのに、なぜか勝ってる。


・・・


気が付くと、マイナスは、10000ゴールドを超える。


これだけしっかり打っていて、なぜだ?


そう考えれば考えるほど、頭に血がのぼる。


そろそろ大きなトップを取らないと、やばい。


時間もさがってきて、となりのピンの卓は壊れた。


なので、ピン卓に移っての逆転という選択肢はもはやない。


考える。


そうなのだ、おそらくは一と九の使い方なのだ。


メンツとして使いにくい、一と九。


けれど、得点に大きく寄与する一と九。


これをどのようにして、場の展開に合わせて打ち出すか?


これだ、と思った。


私は、一や九は、サンマでは不要だ、と思っている。


結果、序盤に切り飛ばすこととなる。


私の一九の切り出しが早いため、一九の在り処が知れてしまうのだ。


よし、一九を温めて、切り出さずに手を組もう。


ラス回避で、点5で、三人麻雀とはいえ10000円も払いたくはない。


時計の針は、もう午前1時。


これ以上のマイナスを抱えて、の長期戦は、非常に危険だ。


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風の吹き抜ける雀荘 [閑話休題]

 


私のなかで、これは次元が違うと痛感する人間が二人いる。


ひとりは、自分に「麻雀の道標」を示してくださった、ひろりん師匠。


もうひとりは、西風荘のますたぴょん。


「ちょっと何言ってるのかわからない」


というくらい麻雀への感覚が超越していて


場を掌握する力も桁違い。


さらに、始末の悪いことに、


自分の決断に全てを乗っけてくるし


高性能のABSも装備していて、ひどい牌は


ものの見事にビタ止まる。


必要な時に、必要な和了を組む、


その麻雀はとても勉強になる。


こちらから、質問しない限り基本何も教えてはくれないので


私は、どんな些末な疑問であっても、ますたぴょんに、問いかけ続けた。


麻雀もその道を求め続けると


賭けているとか、賭けていない、とかそういう概念が存在しなくなる、ようだ。


もともと、麻雀はすべてをかけてのぞむもの。


だから、その上に何が賭かろうが、屁でもないのだろう。


しっかりと気持ちをのせている麻雀。


ますたぴょんは、とにかく、重い。


4人打ちでも、3人打ちでも、波動砲のような役満がポコポコでる。


また、特定の人間を落ちないように支えるために、大三元を小三元に落として和了したり、


ちょこざいなな、技も持っていて


とにもかくにも、場を掌握する力が自分とは段違いだ。


(大事なことなので2回言いました)


同卓者との未来まで考えて打っている。


おそらく色々な麻雀への「想い」を


「重い」と思わせる「打ちまわし」の積み重ねによる


心象なのだろう、と思う。


私の心の中にあるイメージ。


でもそれこそが、目に見えない麻雀の強さ、なのかも知れない。


:::::::::::::::::::::::


大きな窓がある雀荘。


窓を開くと


涼しい風が吹き抜ける。


よく手入れされた店内。


天国かな、と


カンチガイするほど、居心地がいい。


私と麻雀にとって大切な場所。


:::::::::::::::::::::::


その年、引っ越した私の徒歩圏内に、麻雀荘を見つけた。


ノーレートもある、というフレコミ。


タウンページの広告欄。


ウエルカムムードの文字が躍る。


一万円札を念のためにポケットにねじ込み


そそくさと、試しに足を運ぶ。


西風荘と私の家との間にある


パチンコ店の中を通りショートカット。


大通りのかどに「西風荘」の看板を見つける。


「レート髙かったら、とんずらしよう。


できれば、ノーレートがいいな。


賭け麻雀は打ちたくないな。


お金に振り回される感覚は嫌だ。」


そう思いながら、細い階段を上り、店内へ。


古いけれど、綺麗に清掃された店内は、3卓稼働。


スタイリッシュなオーナーさんが レートを教えてくれる。


ピンの三人打ち麻雀、とのこと。


ちょっと、こわいなあ。


帰ろうかな。


実はわたしは、サンマには少し自信があった。その理由は


ひろりん師匠に、2役縛りの三人打ち麻雀で、鍛えてもらっていた時期が2ヶ月ほどあった。


いつも、最後は、スッタンばかりくらい続けて、大体600テンとか喰らう。


運ではない、完全なる実力だ。


北を抜くタイミング、色や場の合わせ方。


形而上にも存在できないはずの、「ツキ」の扱い方。


結局、「ツキ」など未来には存在しない。


その言葉に蹂躙される心の弱さが問題なだけだ。


同じ配牌でも「ついていない」と思った地点で、もう気持ち負けしているものだ。


そういうことを、この地獄のサンマで学んだ。


とにかく、「ひろりん師匠の修行を受けた自分」は三人打ちでも、


そうそう負けないだろうと、実は思っていた。


もごもごしてる私を察して


オーナーさんが柔らかく、話しかける。


スタイリッシュで、上品な雰囲気。


少しジョジョ立ちで、


「点5の卓で、少し遊びませんか?」


と言う。


私は、できればノーレートを希望なのだけれど、


と言葉を紡ぎつつも、腕試しをしたい気持ちもあり、卓に入る。


ルールは、少し特殊で、一ワンと九ワンが1枚で1000点


九ワンアンコウでツモ和了すると、3,000点づつもらえる。


たとえば、


一一九九九②③④⑤⑥⑦⑧⑨


を①で、リーチツモ和了すると、マンガン、2000点、4000点、が、5,000点プラスで


マンガン、7000点、9000点。


ロン和了だと、8,000点プラス5,000点で13,000点だ。


赤ドラは3環帯と、白ドラ。積棒は1,500点。


まあ、点5なら三人打ち麻雀でも、そう大きなことにはならないだろう。


万が一ノッテ勝ちすぎたらどうしようなどと


チョーシぶっこいたことを考えているわたし。


「勝ちすぎるのも悪いよな」


「勝ちすぎて出禁になったら、どうしよう」


などと。


「なんや、打つんか?」


もろ 雀ゴロのおっさんが振り返る。


「ええ、はじめましょう。」


その店、西風荘のオーナーますたぴょんと雀ゴロ。


でも、ちょろそうだな、と思った。


賭かった麻雀なんて、ちょろいもんだ。


そう思ってサイコロを振る。


→続きます。


自分を特別だ、ドコカでカンチガイしていたあの頃。


よくもまあ、思い上がってたものだな、と。WWW


 


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13面待ちへ [閑話休題]

 


ツモってきた牌を開くと1ソウだった。


一四六①⑥1469東南西発中


打⑥


ツモ北


もうホンイツはないですな・・・


河への意匠とか不要。


チャンタっぽくみせて


他家の国士無双関連牌が


河に落ちないようにするくらい。


とにかくツモ筋を変えられたくない。(オカルト)


打6ソウ


 一四六①149東南西北発中


ツモ白


打4ソウ


一四六①19東南西北白発中


チーシー(七星)完成してる。


ツモ⑨


打四


一六①⑨19東南西北白発中


うわあ、12枚なに引いてもテンパイ・・


ツモ七


ちがう、ちがう。


打六


マンズの上が動いてる?


なんでもいいから、はやくてんぱれ。


国士無双はスピードが命なんだから!


ツモ山に手を伸ばして思わずもーぱい。


こ、これわ。


くまんばち


九ワンきた。


一九①⑨19東南西北白発中


こ。。こんな漫画のようなことが・・・


打七


国士無双、ストレートに組みあがった。


だま。


ツモ八ワン


河に六七八とならぶ。


そういうの、いらないって。


ああ、和了できないとやだな。


と思ってたら和了できた。


国士無双13面待ちは、3回。


1度目は、30年前


東海大学前の雀荘 白で。


バイトの仲間と打ってるとき。


しびれあがった。


2度目


 4年前、海老名のげらげらで


セットで打ってたとき。


もともと、国士無双よりチャンタになってしまう


そういう打ち方なので、国士無双狙うことが少ないこともあるのだけれど


まあ、13面待ちは美しい。


なにが美しいって


「ちびっこ大三元」


「ちびっこ小四喜」


で組みあがった夢のコラボの13枚。


それにすべての色の


はじまりの数と終わりの数。


美しい。


理牌していて牌こぼしちゃ嫌だから、


きれいに並べた姿にはできなかったけれど。


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メンホンチートイCоCо壱の会 [閑話休題]

 


月に数回、仕事終わりに有志で集まって


カレーを食べて麻雀の話をしてそのテンションを持って


いろいろな麻雀を打つ。


毎回テーマを持って、取り組むので とても楽しい。


今回もリーチなし、食い仕掛けなし、の麻雀を打ち、


赤牌1役ダウンの麻雀を打ち、通常の対局に移った。


通常の対局での私の今日のテーマは


「牌を動かす!」


これだ。


強そうな色や形を見つけて


配牌をひたすら壊して組みなおす。


家を新築するときには


解体して、整地をしなければならない。


創造的破壊、ってやつですよ。


(ちょっと違う。シュンペーターに怒られるわ)


でもね、新陳代謝は大事。


麻雀も同じ事ばかりやってたんじゃダメだ、と思うの。


感性に水をあげないと。


南1局、南家。点棒はひらたい。


一四六①⑥469東南西発中


ドラ⑨


南家


・・・


尖牌1枚もない。


トイツ・・


ひとつもない。


バラバラ。


第一ツモで決めよう。


思わず力がはいるもーぱい。


(もーぱいはしないほうがいいのだけれど)


⑦?


678?


ツモってきた牌を開くと1ソウだった。


一四六①⑥1469東南西発中


ホンイツ


チャンタ


チートイ


せめて


一四六①⑥⑦469東南西発中


これなら、まだメンツ手に組もうともおもうのだけれど・・


 


 


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後には引けない戦いにしちゃおう [閑話休題]

 


試合とか、大会とかには基本参加しない。


集中力が持たないからだ。


半荘1.5回くらいで力尽きてしまう。


ああいう試合をガンガンこなせるプロは本当にすごい、と思う。


全ての手出しツモ切り、


全ての捨て牌、


そういうものをすべておろそかにしないで打つ。


そこまでの力が自分には、ないからだ。


プレイヤーでいたい、とはもう思わない。


仕事とか家族とか、そういうものを


全て投げ打って麻雀の世界にとびこめなかった


自分にプレイヤーとしての資格はない。


自分が望むことは、「自分の好きな人の麻雀」が


誰かに喜ばれること。


「〇〇さんは、本当にいい麻雀を打つね。」と


なんて仲間の麻雀を褒められた日には、嬉しくて


歌いだしてしまう、まである。


そんなこと言ってくれたその人のこと大好きなっちゃう。


逆に何にも知らない他人に


仲間を中傷されると、心の底から気分が悪くなる。


おまえらにそんなこと言われたくねえよ!


無責任なことばっか言ってんじゃねえよ!


そこまでいうなら責任取れよ!


と、心の奥底で、こっそりこんちくしょう、と思う。


(攻撃はしないけど)


ともあれ、


それでも、リーグ戦にでてみようと、おもった理由は


何よりも仲間の麻雀を観たかったからだ。


毎週毎週、サークルに参加してくれているみんなの


ここいちばんの打牌を見たい。


日ごろのつかさ会が練習であるなら、


本番はどこだろう、いつだろう、とおもっていた。


サークルのなかでそれが開催できることを


夢見ていたけれど、いかんせんみな目的が違うのだから


そうそう私の思い通りにはならない。


だから、いろいろな大会にみんなと出たいと思った。


言い訳の効かない甘えのない対局のなかで


みながどのように戦うのか、知りたかった。


結果ではなく、内容。


でも、内容があれば、結果はそれなりにまとまる。


必死で打った結果に包まれた敗北感。


そういうものを味わって必ず人は成長する。


そして、それは自分に対しても同じこと。


誰かの勉強とか、そういう建前のない真剣勝負。


そういうごまかしのできないところに


自分を追い込んでみたい、とも思っていた。


なんとなくだらだらしている


だらだらと続いているサークルと自分と麻雀の関係に


良くも悪くも、風穴を開けたかった。


 一人で打つ麻雀が本当なのか?


仲間と打つ麻雀が本当なのか?


本当のところはどうなのか?


自分の麻雀への想いを他人にあずけているんじゃないか?


 


そういうことを確認したかったのかもしれない。


自分自身もこれまでに自分が謳ってきた麻雀に


矛盾しないように打たなければならない。 


参加した地点で、それはこれまで中途半端だった私にとって、


後には引けない戦いなのかもしれない。


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点数計算かかり [閑話休題]

 


仲間内で、セット卓を立てる際に、必ず必要な友人。


点数計算ができるひと。


だってそのひとがいないと、値段がわからないんだもん。


なんとなく、ザンク!


とか、


マンシュウ!


とか、


そういう言葉を使ってはみるけれど


実のところその意味はよくわかっていない。


::::::::::::::::::::


我々の仲間では、Hヤシ。


Hヤシだけが、ごっぱとか、なななな、とかいう


ちょっと上位ステージの点数申告スペックを持っていた。


Hヤシ(理系)がいないと、


マンシュウ、とハネマンシュウ、とコクシ


以外は、全てザンクになってしまうリスクしかない。


点数計算ができないチームである私たちは、哀しき予備校生。


4月下旬から、麻雀>勉強であった我々は


とにもかくにも、Hヤシがいなくても、点数計算ができるようになる必要があった。


麻雀を打ちたくて仕方ない。


点数計算わからない。どうすればいい?


予備校生だから、自宅で「麻雀の本」なんて読むわけにはいかない。


図書館に「麻雀の本」なんか、ない。


 


そうして、ほんのちょっぴり悩んだすえに


たどりついたところが「ゲームセンター」。


1ゲーム30円で打てるゲームセンターを見つけた。


駅前の「カジノ」。


ここで、麻雀を打ちながら、


点数計算を覚えてしまえばいいではないか?と。


ひとつ、わたしが理解できていたことは、


「鳴いたときはザンク」。


これです。


仕掛けると、テンパネはしない。


だから、仕掛けて3役はすべて3900


これだけは、たぶんあってる。


ただ、ゲームセンターに足を運んでしまうと


それはそのまま受験戦争への勝利を放棄するようなものではないか?


このあいだ、雀荘で麻雀を2時間打ったことだけでも、


モーレツな良心の呵責にさいなまれたというのに。


当時、私は毎日800えんをもらっていた。


予備校でのお昼と、おやつ代。


これが、わたしの全てだった。


このお金でやりくりをしなきゃならん。


麻雀の本なんて買えるわけもない。


ただ、そもそもHヤシにできることが、わたしにできないわけがない。


だけど、Hヤシに点数計算の教えをこうことだけは、死んでもいやだった。


本当は勉強をしなければならない、大切な日々ではあるのだろうけれど


実のところ、わたしの頭の中は、「麻雀」しかなかった。


その朝、その日の受験勉強の支えとなる800えんを


親から受け取り、そのまま予備校にかばんだけ置いて


街中の古本屋をめぐることにした。


「麻雀の古本」であれば、有り金で何とかなるかもしれないからだ。


当時は、街中にたくさんの古本屋があった。


ゲームセンターよりは、こころが痛まない。


麻雀の本を見つけて、点数計算を覚えたなら


そのあとは、猛勉強をするつもりでいた。


大学にいって、いっぱい勉強して


社会を知って、ジャーナリストになりたい、とおもっていた


私は、自分が「麻雀」に捉われて


足を踏み外すとは夢にも思っていなかった。


 


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シャンテンわたり。その牌の意味 [閑話休題]

 


一三四五六八九⑧345南南 にツモ⑦


東1局西家6巡目 ドラ8ソウ


前回の記事、牌姿まちがってました。修正しました。


食い仕掛け、そして、打点を加味すれば


イッツー狙いの⑦ツモ切り?


ここで、考えて欲しいのは、このひとが


⑧を残した意味だ。


⑧の意味


・それは、⑦引きのA級両面⑦⑧ターツ。


・⑨を引いてのチャンタ(そんなのないよ!)


チャンタの可能性は極めて少ないけれど


なくはない。超マイノリティな選択肢だ。(ないかな?)


一二と八九、南南と3ソウそして⑧⑨


で、ターツとしては数が足りている。


(足りてはないかな?)


そして、⑧ダイレクト引きの「ヘッド振り替わり雀頭移行」だ。


今回この⑧は⑦を引くことによって、一つの手役の可能性をみつける。


ピンフ。


一三四五六八九⑧345南南 にツモ⑦


マンズの部分


一三のターツ二の受け。


八九のターツ七の受け。


六八のターツ七の受け。


六と九の仕事がかぶっている。


だから、「ピンフ移行」をみて九を切る


一三四五六八⑦⑧345南南 


こうすると、二が入っても、七が入っても


一二三四五六⑦⑧345南南 


三四五六七八⑦⑧345南南 


となる。


これが一番ありそうな選択だ。


けれど、わたしは、この手牌に夢を見る。


一三四五六八⑦⑧345南南 


イッツーの見える手役はタンピン三色になりやすい。


ただ、この形には遠くタンヤオそして、三色が


ほんのすこし、ほんのり見える。


ツモ、八ワン(もしくはツモ六ワン)打南


一三四五六八八⑦⑧345南南


ツモ③(もしくは④⑤)打南


一三四五六八八③⑦⑧345


ツモ④(もしくは⑤)


三四五六八八③④⑦⑧345


ポイントはシャンテン数をさげずに


13枚役にピンフを軸として、タンヤオ


三色を重ねてゆくイメージ。


1牌1牌の意味を考えて最高形を創造して


効率をほんの少し犠牲にして組み立ててゆく。


答えは、たくさんある。


ただ、自分がどの道を歩いているか。


というだけだ、思うのだ。


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答えはひとつではない。 [閑話休題]

 


私が、「賭け麻雀」ではなく、「麻雀」が好きな理由は、


賭けなくても「麻雀」が楽しい、と感じる理由は


そのゲーム性に魅力を感じているからだ。


いろんなこと、想像して、いろんなことに挑戦できる。


たくさんのことを考えて、


一打一打でめまぐるしく変化する局面にあわせて


「いろいろな工夫」で戦ってゆく。


その総力戦な雰囲気がたまらなく好きなのだ。


4人で打つと、その工夫は4倍になるし


過去の対局の同卓者の思考なんて重ねると


もうそれは無量大数。


麻雀の答えはひとつじゃないし、


正解なんてない。


「そうしたほうがよい」、という


マジョリティーがあるだけだ。


麻雀に正解を求めると、


「麻雀がせまくなる」恐れがある。


対局を俯瞰する力がなくなる可能性がある。


答えはひとつ、だと信じて


その通りに打てばよい、というほど


麻雀は浅くないし、それは「楽をしすぎ」だ。


もちろん、マジョリティで正解と思われる選択は


しっかりと理解する必要はある。


でも、答えはひとつではなくて


たくさんある、ということを忘れてはいけない、と思う。


人の数だけ正解はあるのだから。


・・・・・・・


最近「ツイッター」と「それな!」


の使い方が理解できるようになってきて


楽しい。(それな!)


一三四五六八九⑧345南南 にツモ⑦


東1局西家6巡目 ドラ8ソウ


イッツー目も見えるこの形、


どういう理由で、何を見据えて


どれだけの思考を重ねて、どの牌をはずしますか?


*当該問題掲載は、出題者の許可をいただいております。


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