2鳴きについて [TSUKASA会]

1枚目は、鳴かないけれど、2枚目鳴きます。


1枚目から仕掛けるのは、がっついているみたいで格好悪い。


そういう美学を持っている人もいる。


何もかも見るポン出るチーではがっつきすぎていて、美しくない。


この気持ちは実は理解できる。 なんだろう、うまくいえないけれど、


値段を高くしたい、とかではなくて、「楽をしない」という意味での拘り。


また、慎ましやかである、という拘り。


トッピング有りの、むしろトッピングがウリのうどん屋で、 かけうどんをたのむような、


そういうカッチョ良さである。


だが、そういう拘りは別として、2枚目は仕掛ける、所謂「2鳴き」から何が測れるだろうか?


2鳴きの理由はなんだろうか?  


*鳴かない方がよい条件が揃っているけれど、2枚目が出るのならば、鳴かないとハナシにならない。


ということではないだろうか?  


まあ、一二三四五六⑤⑥112発発 みたいな形ならば、


一枚目を見送ってでも発を引き面前の④⑦待ちにしたいと考えるだろう。


すなわち、2鳴きは・・・


①面前での形が、面前に固定できるほど意味の大きいものではなく、


②なおかつ値段も弱く


③その仕掛けの結果テンパっている可能性が高いということ。



とある、対局。 おっ、と思った3900点に出会ったので、ちょっと載せてみます。


全体牌姿を、もう全然覚えていなくて申し訳ないのですが・・・


他人には、「牌姿」をちゃんとおぼえようね! なんて言っているくせに、ごめんなさい。


二三四九⑦⑧⑨234西西白 ドラ九ワンと西 これは間違いなく組まれていたと思うので、


この形でいいと思います。 とにかく、ドラの九ワンに何がくっついても、


2600点までしか見込めない牌姿だったと記憶しています。


仕掛けたあとの手出しの牌は無関係な字牌だった気が・・・


この日の対局のついては、帰宅後、牌姿をノートに起こすことができなかったので


不明瞭で申し訳ありません。私の怠慢です。 西家はここから、北家の切り出した西をスルーして、


南家の西を2鳴きする。 つまり、牌姿に変化のない状態で 一枚目の西をスルー、だが、2枚目の西は仕掛けた。


そうして、九ワン単騎で3900点を和了。


これは、 ①一枚目の西は仕掛けずに、努力して面前で立てる。(イーシャンテンなのだから)


②けれど、この2枚目の西は鳴き、九ワン単騎に受ける。


その準備がしっかりできていた和了だということになる。


西の2鳴きで即聴牌。九ワンが刺さる形。


たとえば、両面六九待ちならば、2枚目すら仕掛けないだろう。


二三四七八⑦⑧⑨23西西白 また、 ドラ九ワンを2枚持っている、


という形であれば2鳴きは可能性として薄い。


二三四九九⑦⑧⑨23西西白


唯一 二三四七八九九⑦⑧⑨西西白 などの形があるけれど、


これなら 手出しの牌がもっと強い牌になるはずはずだから、この可能性は薄い。


イーシャンテンから、テンパイ。


特に相手が食い仕掛けた時の手出しの牌は特別な意味を持つ。


とにもかくにも、この3900点は、 「やるなあ!」 とおもわず感じてしまった和了だった。




沙霧.jpg


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