遥かなる旅 [九州麻雀ほうろうき]
実は、麻雀漫画で一番好きな最終回は、
ノーマーク爆牌党、だったりする。
爆岡と鉄壁が、おのおのの麻雀で決着をつける、
そのシーンが大好きだ。
麻雀は、自分が納得できなきゃ意味がない。
これこそ、真理だ、と思っている自分がいる。
誰かに褒めてもらいたいわけではなく
また、尊敬されたいわけでもなく、
自分が納得すること。
憧れる麻雀があって、それを模倣して
覚えた戦術があって、それを実践して
その積み重ねの遥か彼方に到達点がある、とすれば
やはり、「これでよい」と、
心の底から、自分と自分の麻雀との物語を肯定できることではないだろうか?
自分と牌との歴史、
自分と同卓してくださった人達を
万感の想いを持って肯定できること。
「悔いはない」
麻雀を重ねてゆけば、いつかその瞬間がおとずれるはずだ。
これまでの、私の麻雀の歴史の中でも、数えるほども経験できていない
あの「全てが透けて見えるような、透明な感覚」。
勝ちたいとか、うまくみせようとか、そういういつものことが
全然介入する余地なんてない、あの感覚。
淀みなく、同卓者が誰一人として淀むことなく
一定のリズムで、牌に自然に対応しているだけの
シンプルで心地よい対局。
最後は、そういう対局を経て朽ちたい、と願う。
その為に、そのいつかの対局を目指して
現在はまだ、遥かなる終わりなき旅を歩く。
2017-01-19 21:47
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