The end of サカバーナイト [S場会にて]

点棒がない。

親番もない。

おそらく最後のチャンスと思える牌姿を南2局に得る。

ドラ6ソウ。私は北家

南家であるS場会長から、この半荘初のリーチ。

だが、S場会長には押せると感じている自分がいる。

チャンスだ、と思った。

四四五五六六④⑤⑥⑥⑦466

④を引いてテンパイ。

S場会長の河には1ソウが捨てられている。

待ちはズバリ369ソウのスジ。

色読みではソーズが危険なのだが、4ソウは押せる。

1ソウ切りから、4ソウは手の内にある可能性が高い。

ノベたんやシャボでない限り、待ちにはなりにくい。

ドラを使用した56などのターツよりも、ドラそのものが待ちになっている可能性の方が高い。

スムーズに1ソウを離せるということは、イッツーがあるとすれば上の部分だ。

捨て牌からは、チャンタ崩れが覗える。

私の牌姿がイーペーコー含みで、少しトイツ場を意識させられていることが気にはなったけれど。

とにかく4ソウを押して

⑦を引きピンズを組み換え

四四五五六六⑤⑥⑥⑦⑦66

でリーチだ。

おそらく、リーチ負けすることはあるまい。

さきほど、ソーズを捌き誤り、放銃してしまったことについてのリカバリーも兼ねている。

もう、ソーズは間違えない。

自信を持って4ソウを切る。

刺さる。

S場会長がシニカルな笑みを浮かべた気がした。

ロン。

一一一56678北北白白白



ぎゃああああ。

変な声を漏らす私。

ソーズ間違えた!!

ウラをめくるS場会長。

一ワンモロ乗り。

12,000点だ。

私の持ち点は300点になった。

300点ってなんだ?300点って?あんまりだろ。

真の敵が、会長だということにもっと早くきづくべきだった。

K藤氏も、F森氏もデコイだ。

私は、戦いに敗れた。

約束通り、フォーンアツギの街を去ることになる。

だが、第2第3のつかぴょんがあらわれ、いつかこの無念を晴らしてくれるだろう。

S場会おそるべし。


じょじょ.jpg

ぐわあおお.jpg

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