おっさん [麻雀回顧録]
点3の雀荘の階下に、点ピンの雀荘がある。
どちらも同じ経営者だ。
その日も、上の点3で遊んでいた。
負ければ10,000円くらいすぐ溶ける。
積みは、場に1500点。
東場には、東と西が吹き、南場には南と北が吹く。
ゲーム代は、半荘200円だったかな?
私が、三三四五六七八①①①7778
七ワンを引いてこのテンパイ。
ドラのない3面待ちの択一選択。
このドラの絡まないテンパイから、三を切ってリーチを打つ。
7ソウのアンコウで8ソウ9ソウが取りやすいと判断したからだ。
けれど一発でツモッテきた牌は、裏目の九ワン。
すこしがっかりして、牌を置く。
結局、7778の待ちでの和了は叶わなかった。
終局後、その局面をぼんやり眺めていたおっさんが、
「あれは、三六九ワン待ちやろ?なんで、7778のほうにしたん?」
と、話しかけてきた。
このおっさんは、いつも、点3の雀荘にいた。
会社を3つ経営していたり、外車を何台も持っている、と
嘘くさいことばかり吹聴している。
「点3で、ならして下(ピンの雀荘)で、勝負するのだ。」
「ここでの負けは、厄払い」
そんなことばかり、言っていた。
けれど、その人懐っこい笑顔は、悪人のそれではないこともあり、
私は、そのおっさんのことは嫌いではなった。
「7778の形で、ほかの人が、8ソウ9ソウを使いにくいそう思ったからです。」
まだ、20歳の私は、そのまま自分の考えを伝えた。
おっさんは、にやりと笑って
「そうか、そうか、よっしゃ、よっしゃ、飯でもいこうか?」
と私を誘う。
「なんか、おもしろそうだな・・・」
それだけの理由で、私はおっさんのあとに続いた。
画像はすっぴんマスターです。
本編とは、まったく関係ありません。
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