冴えてるなかにゃんの育て方 [冴えなか]
わたしは、人を褒めることが嫌いだ。
褒める、という言葉は、なんだがおもいあがっている感があって
言葉として、なんだかその使用の感覚が落ち着かない。
だから、同時に褒められることも、とんでもなく苦手だ。
だから下手に褒めて、ブログのコメント欄に
「ありがとうございます!」なんて書き込みをされても、
これまた具合が悪い。悪いのだが、素直な感想をこぼしてみたい。
いつかの某カフェでの対局。
わたしにとって、10本の指に入る「最低最悪な点棒投げつけ半荘」のなかで、
「もうほんと、こういう麻雀はごめんこうむるわ~」な気分の中で
「ああ、時間とお金がもったいないにゃあ!」なノー発声な対局の中で、
あのなかにゃんの2本のリーチは、素晴らしい響きがあった。
それだけでも、救いになったなあ、と帰りの電車で感じたほど。
あの和了がなければ、本当にまっくらな気持ちになり
ゲーム代金1400円と3時間半の時間を、ドブに捨てた、と
嘆き悲しむ日々に沈まざるを得なかった、と思うほど。
3軒目の追いかけリーチの一四ワン。
これは、「しっかりと組めている感」が捨て牌にも
打牌にも溢れていて、力強い和了だった。
取りやすいマンズの聴牌。
場に符合した形。
また、親番にダブ東と発。
北家にドラの8ソウをポンされている、そういう状況で
おかしな牌を切らないようにしてからの聴牌即リーチ。
69ソウ。
ドラを一枚慎ましやかに手牌に組み、
縦の仕掛けの他家に対して、しっかりとしたシュンツ形の聴牌。
場に対して、「押し返す力を備えた」聴牌。
ちな、親番と、北家に合わせて手を組んでいた私は、
その打牌からなかにゃんが聴牌をしているとは
また、聴牌できるだろうとは夢にも思わず
親と北家に対して9ソウを2枚、備えていた。
そのリーチは、
まったく予想をしていない不測の事態。
なかにゃんのリーチに、9ソウ以外オロスことのできる牌がなかった。
3900点で済んでくれないかしら、の覚悟の9ソウ。
裏ドラ⑦で、8000点に。
それが、偶然だったにしろ、どのような思いが乗っているにしろ、
そういう「なかにゃんサイド」の事情は一切抜きにして
「しっかり打てている感」を、対局者として感じた。
「日頃と何が違うのか?」なんて言葉では説明できない、
けれど、素晴らしい余韻が今も私のなかにある。
それもひとつの答えだと思うのだ。
麻雀は、志を高く持てば、その道は果てしなく険しい。
けれど、努力にはいつか必ず意味が生まれる。
そのことは、信じてもよい。きっと。
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