理不尽だなんて思わない。 [麻雀黙示録]

 13面待ちが、地獄単騎に負けることだってある。

どちらの牌が先に寝ているか?だけの話・

要は、どちらが間に合っているのか?

という、それだけのことなのだ。

とにかく、間に合っていない。

その理由は、自分の麻雀が傲慢な遊びの麻雀になってしまっていた、から。

では、どうすればいいのか?

自分の臨むように勝ちたい、とおもわないこと、だ。

和了の形のよさ、とか、気持ちのいい展開を求めずに

ただ、「精一杯打つ」こと。

私の精一杯は、局面を考えることだ。

手組も上手ではないし、相手の待ち牌も読めない。

そんな自分の唯一の武器は、相手が何を考えているのか?

相手が何を考えている可能性が高いのか?を 推察することだ。

過去の自分の全ての対局、それらの総括が

いつも、現在目の前にある、この対局なのだ。

過去の対局者に恥じることのない内容にしなければならない。

ジャンゴロさんが、カフィに来店されてた直後、

別の青年が店のカウベルを鳴らした。

聞けば青年は、魚を釣りながら日本中の雀荘を旅打ちしている、という。

そののち、シミケンが来店をして、

ジャンゴロさん、青年、シミケン、での対局となった。

私は、ジャンゴロさんと青年について、

「どういう麻雀を打たれるのか?」の情報を持たない。

なので、とにかく、彼らが

「どのような性格の麻雀を打つのか?」

それらの情報をあたりまえに収集することにする。

もちろん、それが正しいのかどうかなんてわからないのだけれど

自分にできる精一杯はそれしかない。

シミケンさんの麻雀については、その対戦回数の多さから、

ほぼ、その性格は把握できているつもりだけれど、

それについても、もう一度精査をする。

「人読み」。

これを駆使する以外に、私に光はない。

このメンツでの最初の半荘は、北家スタート。

最終決戦であるわたしの親番まで、12分に時間がある。

この半荘のオーラスから次半荘につなげてゆければいいし、

それがかなわなくても、また未来の麻雀につながればよい。

我慢をして、振り込まずに、同卓者の性格を読む。

おあつらえ向きに、リャンシャンテンにしかならない、

そんな東場はノー和了。

一度組めたテンパイは、上家に頭はね。

点棒よりも、和了できる感覚が欲しかったけれど、それもかなわない。

テンパイ料でつなぎ、20000点強でオーラスを迎えることができた。

ここまでで、得た情報は、

●ジャンゴロさんは、

①親番では和了に向かう。

②形がよければ鳴かない。(1鳴きテンパイは少ない。)

③最終ターツ選択時(リャンシャンテン)に、逡巡する。

④イーシャンテン時に、自分の牌を探す。(ことがある)

⑤愚形リーチは少ない。リーチの効果をよく知っている。

⑥相手の待ちを、色、で読んでいる。

⑦振り込みを恐れない。

⑦和了トップなどの条件下では、みずから決着をつけるタイプ。

→自分の勝ちスタイルを持っているので、迷いがない。

かえせば、有事にテンプレとなっている可能性もある。

●青年さんは、

①自分の手牌に和了可能部分を見つけると、仕掛ける。

②スジを比較的安全、と判断している。

③先制リーチに対して、リャンシャンテン以下なら押さない。

④1鳴き、テンパイが多い。

⑤面前でのファーストテンパイはリーチ。

⑥振り込まない力を持っている。

⑦自分にテンパイが入ると他家にもテンパイがはいっている、

と感じているのか、牌の切り方が変わる。

→和了の回数は多いが、打点が低い。局回しに最適。

シミケン氏

①リーチ判断に、おおいなる理由が必要。

②イッツーの9枚役が多い。

③ファーストテンパイでリーチを打たない。(打つことが少ない)

④シャンテンスウにより無意識に打牌の切り方がかわることがある。

⑤仕掛けがはいると、牌をほぼ押さえる。

⑥ホンイツに対して役牌。チャンタにたいして19牌。

 タンヤオについてはドラ、を抑える。

 トイトイに対してのケアは薄いので、トイトイを

 手の内に重ね複合して仕込めば、牌をこぼしてくれる可能性あり。

⑦配牌からドラを持っているときに、ドラ表示牌を2度見する、ことがある。

 →身勝手な麻雀にならないことを、念頭に置いて打たれている。

もちろん、こんなの全て私の勝手な思い込みだ。

全然違うかも知れないのだけれど、これにかける。

この推察とちがう動きをされれば終わりだ。

けれど、人間、習慣や癖はそうそう変わらない。

そのことを私は経験として知りえている。

オーラス。

一度も和了が届いていない自分に、はたしてテンパイなど入るのか?

点棒状況、

ジャンゴロ 40000点

シミケン  14000点

わたくし  21000点

青年    26000点

おそらく、仕掛けることはできない。

この状況で上家シミケンから、牌がこぼれてくることはない。

青年の手牌に和了がみえれば、捌かれるし、

ジャンゴロさんに良型がくまれたなら、アウト。

青年→ジャンゴロ、 1000点。

ジャンゴロ→青年  1000点

の振込みで終局する可能性がある。

シミケンは、よほどの形が自分に流れ込まない限り

どこにもふりこまないようにするだろう。

一二④➇⑨1455東東中中発

配牌にドラはない。ドラは①.

最終的に⑦くらいは鳴かせてほしいので打④.

ホンイツは、遠い。

2900点を刻んで、南4局1本場で、4000オール。

この展開しかない。

自分がトップになりたいことを、理由に

長引かせることは、シミケンに対してよくない。

4人で打つ麻雀としての彼の我慢を、あまり強いるものではない。

6巡目、おそらく、僅差で私にテンパイが入る。

ジャンゴロさんの牌のかたちが遠ければ、届く。

ツモに恵まれた。

東をツモッた巡目に、他家が東をきりだしたり、

「まにあっている感が大きい」と感じる。

一二三34455東東東中中

3ソウを引いてのこのテンパイだ。

これを和了できなくても、テンパイ料で

(一人テンパイであれば)オーラス4000オールで届く。

「3ソウ引いて、くれ!」

「6ソウでもよい!」

和了を願いながら、合わせて、自分の河に

他家に多大な情報を与えうる牌がこぼれないことを祈る。

最大の攻撃であるオーラスの親リーチ。

奇跡のテンパイのようなものだ。

これまで、一度も和了できなかった私へのチャンス。

東を切った他家が、中をツモ切る。

嫌な予感がする。

東を仕掛ければ、中が入っていた。

けれど、先に手の内で東がアンコウとなってしまったから・・

余計な思考が交差する。

ここまできて、間に合う、間に合っていない、を論じても意味がない。

先制リーチを打てている、という事実。

これを信じよう。

まったく、和了かなわず、テンパイ料をもらい、(1人テンパイ)

オーラス4000オールで届く1本場となる。

シミケンが、たるそうだ。

次局で決めないと・・

ただ、一筋縄ではいかないだろう。

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