麻雀に憑りつかれてる [麻雀小説]
その代々木ゼミナール、とかいう予備校はチョロかった。
朝、出席カードをカードリーダーの通せば、その日は何をやってもいい。
それこそ、最初の4月は、ちょろちょろ(予備校の)授業に出ていた。
けれど、やはり、その日はやってくる。
お昼休みに出かけたゲームセンター。
そこで、麻雀のアーケードゲームをやっていたのだが、
なんだか、調子が良くて勝ち続けていた。
そこから、そのゲームを中断して予備校に戻ることが
なんだかとてつもなく面倒くさくなった。
まだ、4月だし、別にそんな焦って勉強しなくてもよくね?
そうして、はじめて、さぼってしまう。
最初は、良心がとがめていたけれど、やがて麻痺する。
本当に、親には悪いことをした。
予備校の授業料も安くはなかっただろうに。
ずっと、正しいことと思われることが、拠り所だった私は、
もうそんな品位高潔な人間を目指すつもりもなくなっていた。
そして、考えていることといえば、麻雀のことばかりである。
ゲームセンターでの麻雀で、基本的な手組を覚えた。
他の人のプレイを眺めつづけていた。
本屋で、麻雀の本を立ち読みする。
当時は、「近代麻雀」も、文芸誌のような様相だった気がする。
イーシャンテンってどういう意味?
リンシャン牌って、なあに?
ネット環境のない当時は、とにかく自力で勉強するしかない。
役満の語句の余韻のかっこよさ。
国士無双って、すげえ、かっこいい響き。
とにかく、麻雀が打ちたくて打ちたくて仕方がなかった。
本当に、麻雀に憑りつかれていた。
ゲストプロ招来イベントにつきましては、
リンク先「麻雀ほうろうき」からご確認ください。
パラダイスロスト本家↓
http://wing6877.blog.so-net.ne.jp/
つかさ会。会場などの情報は、こちらをクリックしてください。↓
http://www.mj-king.net/janso/search/detail_9282.html
ランキングに参加。クリック!クリック!
<→
麻雀 ブログランキングへ
みくのん先生↓「放課後ストライド」↓
.nicovideo.jp/watch/sm19480453
コメント 0