戦闘不能な四暗刻単騎

 N口家の庭で取れたさくらんぼは、本当に美味しくて、

やめられない止まらない。

ハッピーターンもこれまた美味しくて、やめられない止まらない。

スイカバーも然り。

美味しいものは、止まらないのだ。

人は、どこかで、

「自分は、もうこれで満足です。」

と満足できなければならない。

それができないのは、おこちゃまだ。

私は、まだおこちゃまである。

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東２局の親番だから、とりあえず６０００オールくらいを和了しようか？

 ルンラルンラルン

あれ？

なんだか、牌が横にのびないのだけれど、

誰か、何かやってるのかな？

牌を素直に集めたなら、４ソウ単騎のタンヤオチートイのテンパイが入る。

ドラは固まってないかな？

他家のシャンテンは？

まあ、ぼんやりだけれど、これは、リーチでいいでしょう。

4ソウはたくさんいそうだし。

そう考えて、リーチを打つ。

その少しあと、トイメンさんが、五ワンをツモり、

８０００、１６０００．

オヤッかぶり。

この五ワンをツモッた時の牌の音も、透き通っていて気持ちよかった。

まさに、無双の和了である。

素晴らしいスッタンだ。

ちょっと、コンビニにタバコを買いに行くくらいの、気軽な感じなのも粋だ。

二二二五③③③④④④⑥⑥⑥　ツモ五

直前の捨て牌には、六。

私のリーチに二五ワンはきついと考えた結果の五ワン単騎だとしたなら、

私のリーチの結果、生じた和了である。

トイツ場で私がチートイさんなのだから、トイツ場の親分がいてもおかしくない。

アンコウが４つ集まれば、四暗刻である。

この和了そのものは、素晴らしい。

迷わず五ワン単騎にできていたことも、準備ができている。

ただ、問題は、私が全く「大物手の存在を感じていなかった」という事実。

4ソウ単騎のチートイで、ルンらルンら、なんて、お花畑すぎる。

自分の感覚が情けなくて、しばし、精神の立て直しが効かなかった。

８月２日、午前１１時から

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