ラリホーごめんなさい

 この灼熱の日々の為、睡眠が不足している。

とにかく、眠いのだ。

そんな状態で麻雀を打っても対局者に失礼だから、

できるだけ、卓には入らずに済ませたかったのだけど、

人数がぴったんこで、卓入りしないわけにはいかない状況。

眠いときに打つ麻雀というのは、この世の地獄である。

過去最長36時間打った経験があるけれど、ほとんど記憶は残っていない。

眠くて眠くて、

「ああ、1分でいいから眠らせてください」

という気持ちにガチでなる。

自分の打牌の順番が来て一枚切ったなら、次の自分のツモ番まで、１０秒くらい仮眠。

打牌の遅い方との同卓だと、この仮眠の時間が長くなるので嬉しい。

ノーテンリーチやエラーなんていうのは当たり前。

そういう状態で麻雀を打つことは、対局者にも麻雀にも失礼だから、

そういう申し訳ない気持ちも綯交ぜにして、本当に悲しくなってしまう。

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その日のつかさ会は、まさにそんな感じだった。

どこかで少し時間を取って、仮眠をとればよかったのだけれど、

やはりそういう訳にもいかずに、結果1時間くらいしか、寝てない状態。

何とか気持ちを卓に括り付ける。

眠い、というよりは、頭の中がぐにゃぐにゃする感じ。

つかさ会で麻雀を打つために、貴重な時間を使って集まってくださっている

みなさんに、あまり失礼な麻雀は打てませんから。

「さあ、楽しい麻雀だよ！」

「どんな牌を持ってくるのかな？」

そうやって、自分にやる気を出させる。

開局刹那。

シミケンのリーチに④を一発で掴み、以下の形

四五六④⑦⑦⑦⑦⑧⑧２３４

③か⑤を引いたなら、⑦をカンしてリーチを打つつもりだった。

シミケンのリーチは④⑦の可能性が物凄く高い。

ピンズでメンツを組んでいるとして、⑦を使用できていない可能性が高いのだから、

⑦を求めるターツが手の内の存在していてもおかしくはない。

④⑦以外の牌がロン牌である可能性もあるけれど、④⑦は切ってはいけない牌だ。

そして、③を引いて

四五六③④⑦⑦⑦⑦⑧⑧２３４

⑦をカンするつもりが、私の口から出た言葉は、「リーチ！」

「あ、すいません、カンでした。カンが先でした」

。とも言えず。

④⑦は打てないのだから、⑧を切ってノーテンリーチを打つ、

これしかないかな、と考えたけれど、これは自分の手牌に対して申し訳がない。

テンパイだった形をノーテンにされて、終局まで、和了を望めぬツモ切りなんて、

私が手牌だったら、我慢ができない。

ああ、なんでこんなハズカシメを受けなきゃなんないんだ！

とまで、思う。

結果、流局したなら、なんだか、こっぱずかしくて、未来はない気がする。

自分の失敗で、同卓者にかける少なからずの迷惑。

⑧を切って、ノーテンリーチより、⑦を切って放銃のほうがよい。

やっぱ、そうだよね？

こんなみえみえの⑦を切るなんて、この人何なの？

と思われるかもしれない。

でも、振り込みであれば、「点棒で済む」。

ゲームそのものを侮辱することにはならないだろう。

だから、敢えて。

⑦を切る。

そうだよ。⑧を打ってノーテンリーチをしたところで、また、シミケンが和了する可能性は少ない。

だって、④⑦は牌山にいないんだもん。

私の手の内にあるんだもん。

私は、⑦を振り込むことにした。

リーチを打って刺さる、という形が、自分の「誤発声の責任を取れている」

そんな気がしたからだ。

自分が和了される、と思っている牌を、自分の誤発声の結果振り込むこと。

このことを、自分への戒めとしよう。

⑦を打ち出す。

ナデコダヨー

⑦は7700点の手組に刺さった。

信じられない凡ミスである。

ちょっと、帰宅しようかな？とマジで思ったけれど、

そうすると逃げ癖がつきそうでそれもできない。

体調管理、ということも含めて、やはり準備が足りていない、ということだ。

８月２日、午前１１時から

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