オーラスを制するであろう和了。 [感性の麻雀]
忘れられない対局がある。
それは、「自分の判断について納得できていない」そういう対局が多い。
そもそも私は「自分の判断が、正しかった、」と思うことがほとんどない。
優柔不断で決断力が乏しいのだ。
対局中は、他家へ迷惑をかけたくはない、という一心から
「わが生涯に悔いなし」チックな雰囲気を醸し出してはいるのだけれど、
内心夢工場ドキドキパニックである。
けれど、対局中だけは「迷ってはいけない」。
他人の時間を奪うこと。
そして、「迷っている」という不確定で
受け手によってはいかようにも解釈できる情報を与えてしまうこと。
このことだけは、絶対によろしくない、と思うのだ。
その一打を切り出す瞬間に感じた瑣末な迷いは、必ず自宅に持ち帰る。
そうして、そこで徹底的に考えるのだ。
また、リーチを打った後なども、自分の手牌と捨て牌を重ねて考え
「ああ、こういう手組になる可能性もあったのか?」
と、常に自分の手牌のもう一つの未来も、手繰る。
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その南2局は、親番の手麻雀で、積棒が重なっていた。
下家は、必死で親を落とそうとしてくださるのだけれど、
勢いがなくリズムを失っている、ということもあってままならない。
ドラの⑤を仕掛ける北家の私。
親番も猛攻をかける。
そして、南家も親を落とすためにダブル南を仕掛ける。
この局を制したものが、この半荘を制するだろう。
と、感じていた。
そして、親番の切り出した7枚目の⑤⑧であるところの⑧
これに西家のY氏がロンの声をかけた。
678のタンピン三色である。
全く、気配がなかった。
私はY氏が攻めているのかどうか、も考えてはいなかった。
攻めているのか、おりているのか、もわからない、
そういうつかみどころもない、そんな感覚。
ドラも使わず、仕掛けもなく、リーチもなく、
ただただ、純然たるタンピン三色。
まるで、それがその半荘の答えであるかのように、ただただ美しい。
ソフトな打牌。柔らかく紡がれる一打一打が織り成す麻雀の織り成す姿。
食い仕掛けや、牌効率、そういうもののメリットばかりが囁かれる昨今。
それらのメリットを理解していながら、敢えてご自分の麻雀を貫かれるY氏。
ダマのマンガン級の手役は、Y氏の麻雀の真骨頂である。
魂に刺さる和了だ。
食い仕掛けて、さらにドラの力を借りて場を抑え込もうとしていた
北家の私のがさつな麻雀に比べてなんと、峻烈な和了だろうか?
その次局、私は5200点を和了。
オーラスのY氏の親番では、
「4000オール」で捲られてしまう、そういう展開になった。
「ああ、この半荘はY氏のものだ。
これは捲られる展開だ。
それくらい、南2局のタンピン三色は素晴らしかった。
私がトップを取れるのであれば、面前でタンピン三色を組むことだ。
そう感じていた。
同じ形で、場を押し返すのだ。
私にできる精一杯で、この半荘を締め括ろうではないか。
戦う。このオーラスだけは、前に出なければ、150パーセント捲られてしまう。
怯めば、6000オール級をツモラレてしまうだろう。
そして中盤に
二三②③④⑤⑥⑦34666 ドラ北
このイーシャンテンになる。
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