理想の経営 [閑話休題]
お店が、お客様を本当に大切にすれば、お客様もお店を大切にしてくださる。
そして、そういうお客様は、他のお客様も大事にしてくださる。
そういうお店には、心ある人間が自然に集まる。
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私の母親は洋装店を営んでいた。
商売という言葉からかけ離れたお嬢様な母親には、
経営学とか、そういったものは全くない。
けれど、それでも、それなりにうまく行っていたその理由は、
「お客様を平等に大切に思っていたから」
ただ、それだけである。
「服を作って欲しい。」などとお客様に頼んだことは一度もない。
ただ、いらっしゃったお客様のオハナシを真剣に聞いて
ただただ、大切に、当たり前に大切にしていただけである。
その人の子供の進学のこと、仕事の事。病気のこと。
就寝の為布団につくと、いつも母が父に相談をしている。
いつも、全てを相談していた。
全て、他人のことだ。
当時小学生だった、私は毎晩そのやり取りを聞きながら眠りについた。
よくもまあ、そんなに他人の事ばかり、考えていられるなあ、
とは、思わなかった。
それが、当たり前だと思っていた。
「相手の気持ちになって考える」
などという記号がなくとも、
「相手が悪くなることが、ただ嫌だった」私の母は、
当たり前に全ての人間の幸福を願った。
そのことが、そのまま、自分の幸せに繋がる、そういう人間だったのだ。
「相手のことを考えていれば、まず幸せになれる。」
これは、間違いのないことだ。
何もかも、そうなのだ。
仕事も家庭も何もかも、そう。
みなが、この当たり前のことを、ないがしろにするから、
世界は悲しみに満ち溢れる。
同じ人間なのだから、
何が嬉しくて、何が悲しいか、くらいわかるでしょ?
ささやかな思いやりの言葉が、いくつか幸せを感じさせてくれる、ということ。
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例えば、麻雀店の経営においても、同じだと私は思う。
卓を置けば、お客様がお金を置いて行ってくれる、などという簡単なものではない。
そこに、お客様の満足がなければならない。
満足すれば、お客様はその「お店」とその「お店の他のお客様」を大切にする。
簡単なことなのだ。
自然な気持ちで、
「ああ、あのお客様は楽しんでいただけたかしら?」
と考えてみるだけで、答えは簡単に見つかるはずだ。
また、平等であるべき。
特定の常連さんだけを大切にしてはいけない。
等しく全ての人を大切にすることだ。
コーヒー一杯お出しするにしても、
「ああ、美味しいと思ってもらえるとよいのだけれど」
と思っているかどうか?
おしぼりをお渡しするにしても、歓待の気持ちを持っているかどうか?
そして、他のお客様にご迷惑なお客様には、等しく
失礼がないように、ご理解をいただくように説明をするべきだ。
本気で向かい合い、そのお客様と、そのお店の他のお客様の為に
そして、お店の為に、心を込めてオハナシするべきである。
これこそが、お客様への想いが本物であるという、何よりの証拠。
満足のゆく麻雀をお客様に提供することは、理屈で考えると
果てしなく途方もなく困難だ。
そのうえ損をしないように、と考えるとなかなかうまくはいかない。
麻雀は、思い上がりと勘違いのゲームだから、優しい気持ちにはなかなかなれない。
けれど、そこに「相手を思う」まごころがあれば、
相手を「思いやる気持ち」があれば、それは、幸福な満足に繋がる。
奇をてらう必要はない。
簡単なこと。
愛すればいい、のだ。
自分のことを少し後回しにして、相手のことを思いやれば、必ず道は開ける。
そして、私の母がそうだったように、相手のことを考える人間の周りには
そういう人間が集まるものだ。
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私は、自分のことがチョー大事。
一番大事である。
そういう風に思う自分を、チョーかっこわりい、と、思う。
そして、
「かあさん、ごめん」
とも思う。
だから、自分を2の次だと、本当に思えるくらい
こころのある人間になりたい。
麻雀を通して、現在はそこのところも、猛勉強中である。
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