つかさ会、開始時間の変更 [ミニリレー小説]

緊急告知です。

5日、つかさ会の開始時刻は、午後1時に変更となります。

開催場所などに変更はございません。

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連休ということもあり、

過去の記事を整理していたら、書きかけのオハナシがいくつか出てきた。

あれっ?

なんだか、尻切れとんぼ。

すいません。

既出のもので恐縮ですが、再録です。



時は、バブル景気が終焉を迎えた頃。

だんだん「冗談みたいに高いレートの麻雀」もなりを潜め、

みな身の丈にあった生活と、その生活の基盤を壊さない娯楽を慈しむようになろうとしていた、

そんな過渡期の頃。

パチンコ屋も軒をたたんだ。

ワンフロアぶち抜きでノリノリで営業をしていた麻雀クラブもその姿を消した。


ボンボンで過保護で甘ったれだった私は、身の丈に合わない外車とスポーツカーを乗り回し、

好きなことだけをして、日々を過ごしていた。

まさに、バカ丸出しのボンボンだった。

だが、それは今でこそそう思うわけで、当時は自分が丸出しだとは、微塵も疑わず。

人生には、良い時もあれば、悪いときもある。

良いと感じているときほど、謙虚に誠実に積み重ねなければならない。

そんなこと、微塵もおもわない掛け値なしのバカ。それが、その頃の私だった。
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街角で、懐かしい友人と出会う。

小学校のころの友人。そうドンさんと呼ぼう。もちろん仮名だ。

旧交を温めているうちに、彼が土建屋の若旦那で、現在「麻雀をおぼえている」とのこと。

職人さんや、業者の接待で麻雀を打たなければならない。

強い人間と打って強くなりたい。

強いんだろ?

一緒に麻雀を打ってくれないか?とのオハナシ。

わたしは、

「友達から、金を取るのはやだ。」

と断る。

もう勝つこと前提である。結構当時は根拠のない自信に満ち溢れていた。

私が強いのではなく、まわりが弱いのだ。

そう本気で勘違いしていた「井の中の蛙」である。

私の断りにドンさんは食い下がる。

接待で一晩30万位は使う。

麻雀の負けなんてかわいいものだ。とにかく場になれたいんだ、と続ける。

では、レートはせめてピンで。それ以上は受けない。

20万動いたならば、もうそこで終了。

そのルールで快諾。

対局は、その週の土曜日。

ドンさんは、もう一人麻雀の打てる友人を連れてくるという。

もう一人を私のほうで用意して欲しいとのこと。

さて、どうしたものか・・・。

私より金欲の強い人間は、欲に駆られてエラーが出るからダメだ。

もっとも、友達相手にローズなど使うつもりはない。がち勝負だ。

徹底的に勝って、一度きりにしたい。

また、そもそもローズなどのハナシにのってくる人間は信用できない。

金銭的にも人間的にも信頼出来る人間。

麻雀の強い人間はたくさんいる。だが・・・・・・。

麻雀打ちではないほうがよい。

私は、資格試験に全身全霊を傾けているであろう友人、タヒコのことを思い出した。

つづく

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