奇跡の逆転ファイター


もうだめだ、という思いを振り切って


逆転トップを目指す。


本当は、そういう展開にならないように


丁寧に局を組み立てることのほうが大切なのだろうけれど、


どうしても、ラスからの逆転が心地よい。


ラスト5秒で、逆転する。


そういう試合内容が大好きだ。


オーラス、点棒横移動でトップ、という展開よりも


しっかりツモって、勝利を掴み取りたい。


だから、東場は流して、南場に全力を注ぐ。


ずっとそういう展開の麻雀を愛してきた。


南場の親番。


そこで、逆転の手組を目指すのためには


フィニッシュ・ホールドが必要だ。


そう、役満である。


四四六七七八八②②②999


ツモ九ワン。


700オール。


いやいや冗談でしょ。


巡目は、まだ4巡目。


四四六七七八八九②②②999


こんなへのつっぱりにもならない和了は、拒否。


打六。


次に九をひいた1300オールはさすがに和了する予定。


次巡ツモ9ソウ アンカン。


新ドラハワン


四四七七八八九②②② アンカン9999


アンコースー狙い。48000点と700オールでは


やはり破壊力がちがう。


上家から、めっちゃ安そーなリーチ。


つっこんだら、裏ドラが5つも乗ってしまい轟沈。


大技をかけようとすると、だいたいカウンターを食らうおそれがある。


そもそも、奇跡の逆転なんてものは


当たり前のことを粛々と積み重ねた者にのみ訪れる祝福のようなものだ。


よーくよく考えてみると


四四七七八八九 


四ワン一枚とんでいるのに、


ここをアンコーにしようと思うことは


さすがにやり過ぎだなあ。


そもそも、ツモ和了拒否なんて手組、組まなければいいのに。



20061113213638.jpg



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