残念な麻雀 [麻雀黙示録]

全員の捨て牌が、なんとなくかぶっていたから、トイツ場を意識した。

先制リーチが2軒ささって、

7ソウを引いて以下のかたち。ドラは9ソウ南家。

一二三⑧⑧334677889

ここから、追いかけリーチを打つ。

ソーズは全て安全で場に安い。

3ソウを切ってリーチ、と平素ならそうするだろう。

けれど、2ソウが4枚すでに場にツモ切りされていて、5ソウも1枚見えている。

なんとなく嫌な感じだった。

迷わず、ピンフの形を取りにくいペン5ソウ。

7ソウが重なってのテンパイや、なんとなくトイツが強そうにみえる。

場の状況から、逡巡する。

⑧は他家にささりそうなのだけれど、でもなんとなくツモ和了もできそうだ。

トイツ場だ、ということと、⑧で他家にささってしまっては、

この2つが、私にシャボ待ちのリーチを選択させた。

一二三⑧⑧33677889

形のないリーチ。

ダイレクトに色を取りに行くリーチ。

結果、2ソウを2枚、5ソウを1枚ツモ切っている上家から、

5ソウがもう一回打ち出された。

一二三⑧⑧34677889

まっすぐピンフに受けていれば、一発での和了。

よく考えてみたら、トイツが強い場なのだから、

場に切り出されている牌が、再び切り出される可能性が高い。

場に1枚も出ていない3ソウや⑧のシャボよりも

場に5枚見えている25ソウのスジのほうが、はるかに優秀な待ちではないか?

最近、信じられないような痛恨のミス、がとにかく多い。

ピンフという形を捨てて、トイツ場という形も軽視して

和了を拾うことに果たしてどれだけの意味があるのだろうか?

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