即リーチを打ったのだけれど
遅い時間ではあったのだけれど、
F岡先生が打っていらっしゃるかも知れない
と、思い過去通いつめた「麻雀道場」へ足を運ぶ。
F岡先生は、皇帝位戦でタイトルを取られたり、その戦歴も
素晴らしいのだけれど、
私が一番尊敬していることは、
その麻雀への姿勢である。
「麻雀を愛している」
まさにこの一言に尽きる。
ドアを開くと、ちょっと緊張した空気が流れてくる。
リズムのよい打牌の音が聴こえる。
F岡先生の姿がみえる。
どうやら、同じ団体のプロのみなさんと対局されているようだ。
少し観戦させていただけるだけで充分だったのだけれど
F岡先生のはからいで、先生と席をかわり
同卓させていただくことになった。
「少しでもお気づきのことがあれば、
おっしゃっていただけると嬉しいです。」
先生にお願いをする。
F岡先生に観戦していただきながら、牌を取る。
その南場、微差のトップ目のわたくし
ドラ⑧
②②③⑤⑧123456789
⑧切りリーチ!
気持ちよく⑧切りリーチ!
後ろ見してくださっていたF岡先生が
「いやあ、それをリーチ打つかね?」と微笑む。
④が入って
②②③④⑤12356789ならリーチ。
でも、②②③⑤123456789ではリーチはどうかな?
とおっしゃるのだ。
それは、ピンズのあり方にある。
②②③⑤⑧でしかもドラは⑧
ここの変化が、②③⑤⑤ ②②⑤⑥
②③⑧⑧、②②⑦⑧
などに形が変化できていないことがモンダイ。
もちろん、カン④でリーチを打って和了かなうこともあるし、
他家から和了できることもあるかも知れない、けれど
長いスパンで麻雀を考えるんであれば、
急がずに、その牌の事象をうけとめたほうがよい。
そう教えてくださった。
手牌が愚形だからではなく、その牌姿への成立ちに
敬意を払うこと。
そういう気持ちを持ったほうが良い、ということが
実にわかりやすく私のこころに響いてくる。
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