とりとんの上家にて

東3局

親番が落ちたばかりの北家で、北がトイツの素敵な配牌。

一六ハ九56南西北北白発中

北家の場合には、まあその表向きにはその役割として

「親番である東家とりとんの監視」→これ。

もちろん、親番がとりとんでない場合でも、北家は

親のコントロールが主たる役割となる。

けれど、だからといって、その「親番の監視者としての北家の仕事」

にばかり意識を取られすぎると、

「どうせ、北家、和了はないわー」と

対局者に自由にのびのび打たれてしまう恐れがあるので、

たまには、北家も和了をめざしてかまわない、と思うのだ。

麻雀の基本戦略は、「相手の思考の風下に立たないこと」なのだから。

それで、点棒状況の平たい親番が落ちた直後の北家で

北がトイツの以下の配牌。ドラは東。

一六ハ九56南西北北白発中

北家で、北がふたつあるけれど、ドラの東はない。

ということは、ドラの東は自分の手組以外のどこかにある、ということだ。

こういうときは、第一ツモで決める。

第一ツモが、東だったとしたなら、この状況で

「誰もが、必要としている可能性が高くて、それゆえ

待ち牌とすると和了できる可能性が著しく下がる・・ドラの東を

もしも、ひっぱってくることができたのであれば、

チャンタ軸方面、チートイにらみのどきどき国士へ向かう。

だが、ツモッテきた牌は中。

この中から判断できることに素直にしたがう。

一六ハ九56南西北北白発中中

この手牌、一番うれしくないのは、「56のターツが埋まってしまうこと」だ。

せっかくときめく中ツモなのに、

ハ九456南西北北白発中中

こんな風になってしまったとして、456のソーズメンツは

ホンイツとしか複合できないし、3や7の尖牌を持たない

ターツ構成となっている以上、ここがヨコに伸びるとは考え難い。

もちろん、ヨコに伸びない可能性が低いだけで、ヨコに伸びる可能性だって十分にある。

一六ハ九56南西北北白発中中

けれど、こんな尖牌が一枚もない状態で、

牌がヨコにのびた自分の中の麻雀の歴史を私は知らない。

そんな経験をしたことがとんとないのだ。

もちろん麻雀は、ツモが全て。

ツモが加速さえすれば、どんな夢物語も現実となる。

けれど、加速するとしても、これはタテだろう。間違いなく。

一六ハ九56南西北北白発中中

ここから、56のターツを払えば、

マンズの全てと一九牌の全てが有効牌となる。

自分の手牌都合はまずこんなもの。

それより先に考えなければならないことは

他家、主に親番の手組がどうか、ということ。

そして、その親番の手組について、他家がどのように対処するのか?

対処する予定があるのか?を考える。

また、ドラが東である以上、下家である親番とりとんが

その東についてどのような作戦を立てているのか、

想像することも大切である。

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