もう一撃! [感性の麻雀]
この親番は、7ソウですべてが決まる。
もう一撃必要だ。
配牌を取る前から、7ソウの絡んだ手役を脳内で考える。
ドラが、七ワンとかなら、7環帯の三色。
チャンタ?チャンタだったならうれしいな。
配牌
三五五六八②④⑤⑦57東南北
ドラは、八ワン。
自在に組めそうな形。
567、678の三色。これを軸に組んでゆく。
問題なことがあるとするのであれば、このソーズの形だ。
57。カン6ソウ
スムーズに6ソウが埋まって、567.
この部分が56777など伸びて和了に繋がるのだろうか?
などと考えていた。
だが、しかし、巡目を重ねても
三五五六七八②③④⑤⑦57
いっこうに、ソーズが動く気配がない。
ここで、トイメンに切った6ソウを下家がポン。
6ソウは残り一枚となった。
57のターツは払うべきだ。
せめて、5ソウだけでいいから払うべきだ。
そうして、7ソウを軸に組みなおせばよい。
ピンズもマンズも強い形が入っているのだから。
理屈で理解できていても、どうしても、57が切れない。
ここの形が変化するまで、自らここの部分に手を付けることは、
やはりどうしてもできない。
一ワンや⑨をツモ切る。
そして、場に2枚目の手出しの⑥をチー。
五五六七八②③④57 チー⑥⑦⑤
仮テンだ。
五ワンは仕掛ける。
こんなに強い形をもらっていながら、
2900点の仕掛けになってしまった。
7ソウに拘ったから。
ドラの八ワンを引いた。ソーズを払おうか、と
逡巡する間もなく、五ワンを切り出していた。
五六七八八②③④57 チー⑥⑤⑦
これは、もしかして・・・
このあとの苦しい変化を考える間もなく、6ソウが打たれた。
11600点の和了だ。
7ソウがおかしかった。
そう感じていることを、看過できなかった。
たまたまうまくいっただけかも知れない。
けれど、一度でもしくじれば、取り返しのつかないこととなる。
「あなたと麻雀は打ちたくない」
とまで、対局者に思われてしまうリスク。
どうして、と訊ねられて、
「7ソウのアヤが・・」
などと、説明してそれがまかり通るはずはない。
このような麻雀は、むこうぶちな、世界や、
麻雀にはそういうこともある、ということを
理解してくれている人間と同卓している時しか、打てない。
いろいろな意味でハラハラドキドキの麻雀である。
結局、そのあとの半荘では、7ソウは、ただの牌となり、
あれだけ感じていたアヤはいつの間にか消失していた。
つかさ会。どようび。
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