点棒がないからこそ。 [TSUKASA会]

 結構、ツモラレて、振り込んで、じり貧の南家。

残りの局数もわずか。

渾身のリーチがかかる。

流局をして開くとドラの⑤単騎だった。

わたしなら、⑤以外の牌で、テンパイをとってダマ。

⑤単騎にするのであれば、ダマだ。

 理由は簡単で、こういう他家もたいせつにしているような牌が待ちになる地点で

だいたい和了はかなわない。

というか、和了が困難。 

和了できる和了しやすい七対子であれば、

ドラの⑤は最初から手の内に組まれているはずだ。

麻雀は、その一局が全てではない。

丁寧に打つことだ。

点棒がないときこそ、バランスを崩しているときこそ、

その人の真価が問われる。

お金がなさ過ぎて、犯罪を犯す人も、

宝くじに当たって、人生おかしくなる人も、

バランスを崩している。

バランスを取るには、未来を見ることだ。

自分の為し得たい未来。

それが、数年後でもいい。

自転車の運転も、前輪だけを見ていては、事故に遭う。

前を見据えるから、安全に円滑に走ることができるのだ。 

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出席番号16番

 

つかさ会。どようび。

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