つかぴょんの麻雀パラダイス・ロスト

パラダイス・ロストというサークル名には、それなりに思うところがあった。

それが、失われた楽園なのか、もう楽園が失われた後なのか？

どちらなのか、はっきりとわからないけれど、

目指すべき楽園があるのであれば、きっと、そのことに意味がある。

失われたってよい、失われていたとしたってよい。

その目指すべき楽園を、大切にしたい、と思った。

当該ブログでいう、その楽園とは、

「麻雀を大切にできる人間が集う場所」である。

そういう楽園にブログでの記事掲載と、つかさ会の運営、

その繰り返しと積み重ねによって到達したい。そう思っていた。

数年の年月と、１０００に近い記事。

これらを通して、一貫してお届けしたかったことは、たった一つ。

「大切にして欲しい」

これのみである。

麻雀を大切にして欲しい。

人間を大事にして欲しい。

大切なものをちゃんと慈しんでほしい。

自分が唯一、ほかの人に自信をもってお伝えできることは

たったこれだけ、である。

そして、私は、これを実践しなければならない、と強く思っていた。

そして、その過程で相対することとなる事象。

麻雀を大切にしない人間が許せない。

麻雀で他人を貶める人間が許せない。

麻雀はその人の人格のすべてが現れる。

麻雀だけ不穏当ということは絶対にない。

いつも、そう思いながらも、

「そういう許せない人間を、許せないからといって

大事にできない、というのは、矛盾している。」

ともいつもいつも思っていて、

可能な限り、「許せない人間を許せない自分を許さない」とのスタンスで

大きく、受け入れることができるように自分なりに頑張ってきた。

その無間地獄で苦しんでいた。

けれど、先日、「ばかばかしくなってきた。」

自分には無理だ。

限界を感じた。

許せない人間を看過することはできない。

どうしても、どれほど頑張っても、

それは、私にとって想像を絶する苦痛である。

「なぜ、自己保身のそんなつまらない嘘をつくんだ？」

「なぜ、若者に優しくできない？」

「どうしてそんなに無礼なのだ？」

麻雀を通してだから、果てしなく透明に「その所作の真意」が零れ落ちる。

「いいじゃない、ひとそれぞれ、そういう人もいるよ。」

「悪気はないんだし、麻雀の楽しみ方は人それぞれだ。」

おっしゃる通り、だけど、我慢できない。

そして、そういうふうに感じている自分も含めて、

「大切にできていない」ということになるのではないだろうか？と思い情けなくなる。

そう考えたときに、麻雀に対して「果てしなく狭量」である自分を突きつけられる。

「あなたは、あなたの好きなものしか認めんじゃろなあ・・」

とのひろりん師匠のお言葉は正鵠を射ている。

看過できないものを許容できず、考えないこと、ができない自分は

本当の意味で「麻雀を大切にできていない」のではないだろうか？

大切にする、ということは、等しくそのように接することができないとおかしい。

ここまでは、大切にする。

けれど・・・ここから先は許せないから大切にしない。

なんていう考えは、ままごとだ。

要するに、ここでこれまで、繰り言のように述べてきた

私の中の「本当」は、ままごとだった、ということである。

自分の中の世界。

自分の都合のよいものだけを集めて、それを理想として自分に

酔っぱらっているそういう愚劣な世界。

私見だ私見だ、と枕詞のように前段に置くことで、偏った記事を書き続けていたのではないか？。

それが、本物だとは、我ながら思えない。

本物だ、ということは、正しい、ということは、

等しく平等で普遍でなければならない。

総括するならば、そうではない私に麻雀を語る資格などない、ということだ。

狭量である、ということを、わかっていながら

どうにもできない自分は、どうしようもなく終了している。

つかさ会　８月２３日、午前１１時から

パラダイスロスト本家↓

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