天和ウラヤマシス

30年近く麻雀を打ってきた。


月200以上打ってた頃もある。


それなのに、一度も天和はない。


もう、人生の時間が間に合わない。


天和。


防御不能の最高の手役。


努力のかけらもない、と、


天和を快く思わない人もいるだろうけれど


わたしは、なんだろう、天和は


麻雀からの祝福のような気がして


やはり、めぐり逢いたい、と思うのだ。


27年前・・


北が雀頭のがちゃ手を


「あ、あがっとる~」


とたおして48000点をさらっていった、友人。


心底、うらやましかった。


なぜあいつが先に・・・


と思うと同時に、次は俺の番かな?


などと気楽に構えていたなら、もう人生の終わりが近い。


その友人との麻雀について、話す時間があった。


その会話のなかで、天和の話。


なんか、ちょっぴり悔しくて、


「お、おれもね、前にね!


面前で字一色和了したよ!」


って言ったけれど、あんちくしょう


てんで信じていない様子だったので・・・


しつこいようだけれど、記事を探して再録をいたします。


あの神ががった牌の動きは、本当に魅了される。


以下、再々録ですわ。


 


まだ、麻雀を覚えて間もない頃。


憩荘という雀荘で仲間とセットで打っていた。


みなで、役満を競っている、そんな時代。


国士無双が一番かっこよくてラオウみたいだから、みな国士無双ばかり狙っていた。


和了までの牌のかたちに一切の保険のないその手組。


特定の19牌が4枚枯れた地点で、全てが絶望にかわる13枚。


その24年前も、私は国士を狙っていて、4枚目が枯れて


ホンローチートイを狙っていたなら字牌ばかりが重なって


最後に白単騎で、字一色七対子を和了した。


その和了系の美しさに、心を奪われた。


それから24年、私の大量打数の数もあって、字一色を和了した数は覚えていない。


けれど、面前での字一色はあとにもさきにも、あれが最後だった。


あのときの、白の感触は現在でも忘れない。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


九⑨東東東南南南北白白発中


ここに、白がふってきた。


九⑨東東東南南南北白白白発中


ここで、他家の状況を整理しよう。


下家、親番。おそらく愚形イーシャン、もしくは、リャンシャン。


トイメン、といといの仕掛け。ドラがあるかも。イーシャンテン。


上家、だふたん、りゃんしゃんてん。


なあに、わたしだってリャンシャンテンだ。


打九


ドラの八ワンをツモッテキタとしても、どうせ七ワンはない。


この九ワンはここで切らないともう切れない。


九ワンを切ることはとても心細いけれど、


まだ、誰もテンパってはいないであろう、今なら切り出せる。


八ワンをひいたのであれば、やはり八ワン単騎だろうか?


もし、私がドラ八ワンを引いて、他家がテンパッていると感じるのであれば


やはり、切り出してはいけない牌ということになる。


そのあと、立て続けに、発をひく。打⑨


東東東南南南北白白白発発中


中は場にゼロ。


北は場に2枚。


あとは、東と発が場に一枚づつ。


オカルトだけれど、トイメンの仕掛けから、白発と三元牌が集まってくる。


このまま、もう一枚発を引けば、


東東東南南南北白白白発発発中


場に2枚切れている北待ちか、中か、どちらかを選択することになる。


また、発が打ち出されたのであれば、仕掛けないわけにはいかない。


東東東南南南北白白白発発中


中は場にゼロ。


北は場に2枚。


あとは、東と発が場に一枚づつ。


親番の下家が、中を切った。


おそらくテンパイだ。


ここで引け!


でも、ドラの八ワンは引いちゃいやだよー!


とにかく!ここで、引け!


もし、ここで引いた牌が八ワンなら、


止まれ!のサイン。


次いつ、この手牌と巡り合えるか?そうおもうと


もったいなくて、もったいなくて、死にそうだ。


八を引いたならやはり北を切るだろう。


発を仕掛けて八ワン単騎でも、


八東東東南南南白白白  ポン発発発


トリプルだから。


おねがいしやーす!


中!きたこれ!


東東東南南南北白白白発発中中


打北。


これは、発と中、ツモ和了できるかも。


スーアンコウだ。


私は、ドラの八ワンをツモってきたとして、


それを切るつもりでいた。


理由は、東場で、まだ序盤だということ。


そして、無理押しをせずに、自然にこのテンパイが組めていること。


わたしの現状のこの手組以外に、捨て牌と手牌を組み合わせても


まったく和了ができていないこと。


最高で、12000点の振込みの覚悟が必要な牌。


トイトイ、チートイ。


親番の手組には、ピンフドラ1が見える。


もちろん八ワン以外にも危険な牌はある。


けれど、他の牌で振り込むことと、


ここ一番でドラをつかみ振り込むこととでは、まったくその意味が違う。


悩む間もなく、直前に親番が打ち出した牌である中を、対面が切り出した。


「中を持っているのであれば、中がささる形であれば、中は鳴くはずだ」


とのことから、切りだされた牌だろう。


けれど、私の13枚は、仕掛けることがないままの


東東東南南南北白白白発発中


このくっつきテンパイのイーシャンテンなのだから。


DSC_2061.jpg


DSC_2060.jpg


 


パラロス本家↓

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