宇宙海賊 [閑話休題]
私は宇宙海賊なので、自由の旗の下に入卓する。
打ちたいときに打つ。それが、おれのポリシーだ。
そんなアウトローな対局のある局面。
親番 おれ、点棒はたくさん。
四五六七八②②234578 ドラ7ソウ。
このシャンテン。
下家がリーチ。
6ソウ切りリーチ。
「やくまん、やくまん。」
とそらみみがする。
むう、下家の捨て牌から察するに、役満があるとすれば四暗刻くらい。
下家は⑤をツモ切る。
「やくまん、やくまん。」
また、そらみみがする。
⑤?もうこれはスーさんしかない。
私は、宇宙海賊なので、そらみみもすべて活用して戦う。
さて、まず、6ソウ。
ドラ表示として、6ソウたんはお仕事をしている。
6ソウを持って四暗刻も見れた、ということはソーズの形が
667 566 この2つ。
まあ、後者である可能性のほうが高い。
あと、66788と666778とかもあるにはある。
要するに、この6ソウ切りリーチの地点で、私の愛する6ソウはあと一枚しかない。
ドラ表、1枚、リーチ者の河に一枚、捨て牌に一枚。
あ、私の手牌はこれね↓
四五六七八②②34578 ドラ7ソウ。
上家から、三ワンが出たけれど、これをチーしても和了の目は薄い。
チーしておいて、②をポンして、7ソウ単騎ということも考えたけれど、
リーチ者のソーズが、666788
からの6ソウ切りかもしれないので、7ソウ単騎もいただけない。
とにかく6ソウは出ない、というか守備よく残っていてもたった1枚。
ドラ表示牌の6ソウを期待することは愚かだ。
三六九をツモッて9ソウをとる、これしかあるまい。
で、三をチーせずに、我慢。そしたら、6ソウが飛び出てきた。
けれど、100回同じ局面に遭遇したといて、101回、この三をチーして78のターツ
ペン6ソウのカタ和了のテンパイは組まない。
こういう和了を逃しても、全く気にしない。
ひろりん師匠や、Y氏がいうように、「そのまま受け止めること」も麻雀だ。
けれど、考えて検証だけはしなければならない。
考えていることに価値がある。
まあ、2900点を拾う局面ではないけれど、そらみみが聞こえなかったならどうしただろうか?
と考えてみる。
6ソウ手だしのリーチで、直前まで、667の形はリスクが高いので、
テンパイまでその形を保持しているとするならば、666788の可能性が高い。
もしくは、67と持っているところに、7を引いて、ドラトイツになっている可能性もある。
どのみち、形式テンパイ止まりだっただろう。
78のターツが配牌からピクリとも動かないのだから、戦う局ではないとうことだろう。
そういう、点棒拾う必要が全くない状況だったから。
さて、ここで、オカルトな意見を。
とにかく、9ソウにアヤがあった。
99南南 ①①① 九九九 ⑨⑨⑨
この69ソウ待ち。
そして、他家の和了も69ソウ。
けれど、そういう感覚は言葉では説明できない感性の問題。
69ソウは、自分にとって和了に遠いからといって、
ドラ受けのターツを払うなんてまねをしたとすれば、それは麻雀ではない。
69ソウが和了できないと感じていることと、69ソウが和了できないという事実を繋げてひも解く論理がない。
たとえば四五六七八②②234578
ここに三ワンをツモり、一をツモる。
一三四五六七八②②34578
こうなり、さらに、6ソウがなく、(タンピンが望めず)マンズが取れそう、という状況があって初めて
論理的思考といえる。78切りのメリットが確定していて、マンズ受けのメリットが場況と符合している。
さらに、おまけ的な理由が「69ソウ和了できない」というアヤである。
時にごくまれに、あらゆる論理的な比較優位な打牌を否定するくらいの
絶対的な感覚に襲われることが現在でもある。
ほぼ絶対に近い言葉では説明できない不思議な感覚。
けれど、いくら私が自由に打つ宇宙海賊でも、その感覚にすべてをゆだねることは、できない。
やはり、感性を語るのは、おこがましい、と思うのだ。
ドラ7ソウ。
ちなみに、この日は。
牌を12枚で組んでみたり、
ポロリとこぼしたり、
コーヒーを続けて2杯もかましたり、
とんでもないアウトローぶりだった。
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