続きの究極の国士無双 [麻雀小説]

ひろりんの、ご子息と、私と、Dいん。

この4人での、競技麻雀での対局となった。

半荘1回。

とにかく、悔いが残らぬよう、しっかりと打つ。

そのことばかり考えていた。

打てる人間と同卓すると、途端に手が入らなくなる。

私は、ひろりんの対面。北家スタートだ。

重い展開が続く。

僅差の攻防戦。1300点や2600点の和了で、場が進む。

ひろりんは、ほとんど仕掛けず、ノーテン罰符と小さな和了が一つ。

もともと早いリーチや愚形リーチは多用しない打ち方がひろりんのスタイル。

いつも何をやっているのか、わからない、そんな感じだった。

リーチを打てば、ほぼツモ和了されてしまう、いつもそんな感じだった。


そして、迎えた南2局。

忘れられない一局。

ひろりんがトップ目の親。

ドラは北。

このひろりんの親だけは、なんとかしないと。

北家である私に、親番は回って来ない気がした。

暗黙のうちにひろりん以外の三人は、この親を落とすこと、に終始する。

競技麻雀は、60分打ち切り。

ただ、ひろりんもすんなりと和了できそうな状況ではなかった。

私は全神経を集中して、

ひろりんの打牌を見つめる。

私のツモ番。

ひろりんと目が合う。

ひろりんも、私の打牌を見つめていたようだ。

というか、誰も自分の手牌なんて見ちゃいない。

そう、手出しツモ切りを見極めて、

相手の13枚をひたすら考える、その作業に没入していた。

当時、半荘1回200円。

今思えば、この内容であれば、半荘1回10,000円でも惜しくない。

それほどに、熱い対局だった。

2度と戻れぬ灼熱の日々。

我々は、ひろりんの麻雀に、心酔してゆく。

に.png


つかさ会 6月2日  午後1時 よつば会にて。

現在、S場ハウスに向かって、ひたすら歩いてます。

ミノフスキー粒子が濃くて辛いけれど、

明日には、到着するよ、多分。ふっふっふ。


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