以下の記事ついて、質問をいただきました。
忍さんからも指摘をいただいたのですが、
場の状況から読み取れる情報の記載があまりにも少ない為、
非常に不親切なブログの内容になっています。
なので、今回のように質問をいただけると、本当にありがたいです。
↓この記事ですね。
134567799東東中中中
ここから、1ソウを切れば、25789ソウ東の入り目。
開局早々の北家でイッツーは不要だけれど、
上家の手出しの①リーチに1ソウが打てなかった。
何故、一度切った①を切ってリーチなのか?
①②③のターツを②③④にスライドした可能性がある。
とすれば、1ソウ4ソウは、4ソウ高めの234の三色の安目に刺さる可能性がある。
だから、1ソウは切れない。打7ソウだ。
二三四②③④2345688
なんてテンパイも存在するから、7ソウも危険だ、といえば危険だけれど、
二三四①②③2345688
なんて3面待ちなら、④引きを待たずにリーチを打つのではないか?と考えた。
次巡、8ソウを引きテンパイ134567899東東中中中
打9ソウでリーチ。
先制リーチがなければ、258ソウ待ちにできていたリーチが、カン2ソウとなった。
Q.1このつかぴょんの状況下(ハネマンが狙える)で、何点までは振り込んでもよいのか?
A.1 振り込んではいけないのですが、裏ドラを加味して、8000点まで、は
参加費用だと思っています。
なので、まず相手の形を推察して、高め低めを考えます。
まずは、ソーズから
安目3900点を、高め8000点で振り込むことはイヤなので。
先制リーチの本線は、第一印象では、6ソウのマタギ、58ソウ47ソウだと考えました。
次がマンズの五八と二です。
あくまで、私見ですが、以下のように積み重ねました。
もちろん違うこともあるので思い込みは危険ですが、
先制リーチをひとつひとつ推察してゆきます。
1打目、手出し9ソウであることから、何よりも9ソウが不要であることがわかります。
23567899
こういう並びからイッツーをみた可能性は、低い。
(終盤の9ソウ4枚切れで存在しなくなりますが)
一打目に9ソウを切り出せる理由は、9ソウと同等以上の価値を持つ(役割の重複する牌)
6ソウが手の内に組まれている可能性が高い。
となれば、67 56 もしくは、68、46.
そのあとの両面変化とみえるソーズの手出しが一切存在しないので、
そのままリーチと来ている以上カンチャンは考えにくい。
配牌から両面ターツだった可能性が高い。
カンチャンでリーチを打てる理由が存在するとすれば、それは三色678.のカン7ソウ。
その為には、ピンズマンズでの678の構成が同時に必要になります。
ピンズ①③④⑤⑥⑧このように構えているところに、⑦を引き①手出しのリーチ。
マンズは、四ワンを軸に組んでいる可能性が高いので、(一ワン手出しより)
六七八が手の内に組まれている可能性は低い。
そう考えると678の存在はかなりレアケースだと推察します。
可能性は存在するので、7ソウが一番切りたくないし、刺さると死んじゃう牌です。
ただ、三色が存在するのであれば、下の三色軸が濃厚。
なので、14ソウを抑え、7ソウを押します。
7ソウを通せないのであれば、もう字牌を切って撤退します。
この地点で、58ソウ以外はすべて押します。
どの牌で刺さってもいーぺーこーと裏ドラが絡まない限り怖くありませんから。
Q2.リーチに一発で打ちこんだ七ワンが強い
A.2 これは、マンズ待ちが存在する可能性を稀有だと判断しました。
七ワンがささる可能性は、八九 五六、のターツもしくは、七のシャボです。
手出し①から、後者七のシャボはレアケースになるので削除。
八九については9ソウ切れから三色は存在しないので、イッツーの可能性をまず考えます。
4巡目九ワンツモ切りが存在しているので、
カン七ワンのイッツーを組むためには、4巡目にその決断をしなければなりません。
4巡目にその決断ができるのに、①をテンパイまで引っ張る形が想定できません。
一二三四五六八九①②③④⑤これくらいなものです。
なので、八九は消えます。次に五六ですが、これはマンズの形を絞り込み封殺してゆきます。
六を数えます。こういう終盤のワンチャンスは、危険なのでそれで判断をすることはありません。
下家が手出しで1枚ということは、ここに1枚。
トイメンが1枚で、合計2枚は行方が知れています。
下家が手出しなので、ここでもう一枚手の内で使用してくれている可能性もでてきます。
(六六七)からの切り出し。
ただ、1枚ももっていない可能性も高いので、最大2枚六ワンはどこかに
存在している可能性があります。
ここで、リーチ者の捨て牌に注視します。
九ワンはツモ切り。一ワンは手出しです。
九のツモ切りから、六を軸とした六七 五六のターツが組まれている可能性が高い。
一の手出しから、一三から四を引いての三四の変化、
一一から、一二の変化。一二から、二二への変化が考えられます。
これらのことを軸にイッツーを考えます。
一一二四五六七八九?
これくらいしか、一ワン手出しのイッツー変化は浮かびません。
まあ、一二三四五六九とかそういう持ち方をしている可能性もゼロではありませんが、
イッツーをこの巡目で意思決定している可能性は低い。
なので、五六もしくは、六七で考えます。
私が七を切った理由は、一が手出しだから。
一一二五六 一一三五六
という形でマンズをもたれていたらアウトですが、
その牌組なら、値段も低い。そんなに怖くありません。
リーチピンプドラドラ。がMaxです。
ここは、一三→三四への変化の可能性が一番高いと考えました。
ピンズ2メンツ、ソーズ1メンツ、マンズ1メンツだと考えているので
一ワンのの近辺のターツが組まれているのであれば、消去法でマンズは
二五ワンや、カン三ワン以外は全て通りそうですね。
こわいのは567の三色ですが、これもピンズ①手出しリーチで
ほぼ封殺できるかな?と考えます。
五六①③④⑤⑤⑥567??
よしんばこんな形だとして、イーシャンテンまで
うれしくない②引きの受けとして①を残すだろうか?ということです。
リーチ者から見て場に4枚目になる私とトイメンに危険な①を
テンパイ直前まで引っ張る理由が、②フォローの為だけだとは考えにくいのです。
リスクが大きくてメリットが少ないです。
だから、ここはピンズは完成メンツからの①だと判断しました。
三色が存在しないのであれば、七は切れます。
一発でドラが2枚乗っても8000点です。
九ワンツモ切り一ワン手出しに、四七より五八が危険と判断。
そして、三色もなさそう。
ソーズがチョー危険。
以上が打七の理由です。
Q3・6巡目の一ワンで下の三色はないのでは?
A3・ここの打一は、一一二、もしくは一一三、一三からの変化が濃厚だと判断しました。
一が一枚だけきりだされて、その相方となるマンズが打ち出されていないことが理由です。
カンチャン、ペンチャン、トイツ落とし、そのいずれでもないことがわかります。
ということは、マンズの下は組まれている可能性が高いと考えました。
このこととマンズは1メンツしか使用していないだろう、
という読みもあり、マンズの七ワンを打てる理由に繋がります。
Q4 一発目は、9ソウ切りでいいのでは?
A4、おっしゃるとおりですね。
自分とリーチ者以外が和了にむかっていないと判断したのであればそうしたでしょう。
他にも2人いるのですが、トイメンはもう受けに回ったと判断していたので
心配だったのは、下家の親番の人。
この七ワンを一巡温めることで、次の巡目には、
この七ワンが他家への危険牌になる可能性も高い。
9ソウは七ワンよりもは安全です。受けの牌は、場に対する受けの機能が必須です。
七ワンは手の内に残すことが致命傷になる牌だと判断しました。
ソーズは複合で組めているので、受けることが容易ですが、
マンズだけは、いかんせんどうにもならない。
下家の親の手牌を愚形イーシャンだと考えていましたので、下家から手出しが入ると
ソーズの上がきつくなるな、と考えていました。
ソーズに対しては、マンズを抱えてさえいなければ、字牌をおとして受けることも可能です。
一色手にとって異なる色を抱えることは、手役の構成その物を破壊します。
(ちなみに親に対して、私は初牌の東を打ちます。こういう捨て牌に字牌は止めません。)
けれど、七ワンのほうがより危険なのでこちらを先に処理しました。
* ずいぶんと、身勝手な意見となり恐縮ですが、麻雀は危険牌をとめるものではなく
安全そうな牌をきりだしてゆくものだと私は思っています。
振り込むこともありますが、その振り込みが準備の結果であれば、
甘んじて受け止めるようにしています。
例えば、七ワンがリーチ者の和了牌だったとして
リーチに対して一発でささることと、
9ソウを切り、テンパイ時に、他家にささることでは、
エラーのダメージが後者のほうが大きいと考えます。
ましてや今回は七を押す理由も自分の中で揃っています。
とおると思う牌を、一発を理由に止め、抱えることで発生する
次巡のリスクのほうを、私は好みません。
私の考えるその巡目での最善とは、抽象的ですが、オーラスを見据えた正着打です。
だから、きっと、いつもマジョリティとはなりえないのだと思います。
なのであくまで、こういう考えもあるのだなあ、程度に考えていただければ幸いです。
特にリーチに注意を払ってその結果、他家を軽視したエラーは絶対避けたい、と考えています。
みればみるほど、親(下家)の捨て牌はこわいですねえ。
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