秋の昼下がり。

お散歩がてらに外に出て

気が付くと卓についていた。

滅多の同卓することのない、Hさんとの対局。

Hさんが、リーチ。

2巡目に3ソウを切っている。

通りそうなところを押すべく、その13枚の形を推察する。 

「ツモ!」

Hさんが2ソウをツモる。

これはあれだな、昔流行ったやつですな。

なんだっけ?

他家に将来危険そうな牌を先に切るやつだ。

そのことによって他家は、待ちが読みにくくなる、とかなんとか。

迷彩打ち、とか呼ばれている

浅田哲也や、小島武夫の必殺ワザだったか、と記憶している。

麻雀を論理的に考えて、1打1打の効力を精査した場合、

ターツオーバーであったとしても、

233のターツから、3を先に切り出すことは、

リスクが高い、ことが多い、と私は思う。 

2巡目あたりでは、ソーズの233の周辺を他家がどのように

使用しているかはわからないし、

両面ターツを固定すると、 雀頭を振りかえてのターツ選択が不自由となる。

三三四六七八⑥⑦233667

例えばこんな13枚だったりすると、

マンズとソーズはどの部分を雀頭にするか、

ターツにするか、なんて判断がつかないはずだ。

ここから、三ワンとか、3ソウに手をかけてはいけない。

ここは、二ワンのロスだけですむ、四ワン切りだ。 

そもそも、雀頭固定→両面ターツのほうが

両面ターツ→雀固定よりも、 牌の変化に対応ができる。

233から、3を切れば、1と4がロン和了しやすい、(迷彩打ち)

というけれど、そういう和了を一度見てしまえば

「ああ、この人は先切りするひとだな」、とわかってしまうので、

以後、そういう待ちがある、と思って対応するだけなので

あまり効果がない。

麻雀はツモ和了を目指すもの。

好牌とやらを先切りすることで、手牌13枚の持っている

「手牌の構成力」を損なってまで追い求めるものではない、

と私は思っている。

(これについては、チャンタも同じ。

チャンタの場合もカンチャンターツ よりも雀頭のほうが大事)

だがしかし、好牌先切り、とならざるをえない場合がある。

それは、手役を慮らざるをえない局面だ。

なあんてことを考えていると悩ましい手牌に出会う。 

そのHさんの2ソウでの和了のあと、

私の親番2巡目に以下の形。 

一二六②③③23355789 

ドラは⑦

場の状況が解らない中、六ワンは切れない。

ソーズの連続形も強い。 

 奇しくも、二巡目に③に手をかけることなる私。

一二に手をかけることができない理由は、

将来的に三色だけではなく、チャンタもみえるから。

というか、2巡目ではまだ、何も決断できない、ということが本音ですわ。

 

 

 

 

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