買い出しの間、卓がたっていた。


久しぶりに、全集中で観戦をする。


武夫しゃんの麻雀をリスペクトしているムスカの対局なら、


きっと、とてつもなく素晴らしい後世に残せる教材になるだろう。


赤アリ、とびあり、6万点終了


45000点持ち、南1局 南家 4巡目


67m246p34566789s ツモ1s


南家 ドラなし。


ここで、1sツモ切り。


めちゃセオリー通りじゃん。


100人のうち、99人が1S切りそう。


タンヤオでの捌きをかんがえるなら、


1sはいらないし、3pも5pも仕掛けて


246pの縦引きも合わせて、1000点での局消化もあり。


自分は、2pを切る。


高い打点をぶつける最後のチャンスだからだ。


ハネマンクラスをあがって、親番2900でラストでもいいし、


オーラスの親番である対面との「オーラス時」の状況を、


親番対する、他家という構図にもっていくことを


何よりも考えなきゃならない、と思うのだ。


次局、南2直親番は、振り込むことができないので、


加点することが、めちゃめちゃ困難。


三色と1通の天秤、高打点面前手組をみつつ、


仕掛けてかわせる13枚にしたい。


246pの牌は、6pだけが7pを引き、


両面ターツへ変化することができる。


あれ~


昔の昔の天鵬9段の頃のムスカ大佐じゃん・・・


その次局、オタ風の西を仕掛けている下家に北をはずず、ムスカ。


四暗刻と清一色がみえる手組だったけれど、


失点がむつかしい(次局は北家だし)この親番で


親被り即死の牌は切らないほうがいい。


四喜役がみえると、他家もあがれず、


少ない失点での親番消化が望めなくなる。


オーラスに向けて、局面を作ることが「麻雀」。


牌を集めて、あがったりふったりすること手牌レベルで


楽しむのはポンジャンゲームだ。


ポーカープレイヤーになり、麻雀の精度があがっていたムスカ大佐だけど、


やはり、赤あり麻雀にアジャストできず、で、弛緩していたのかな。


少なくとも、ムスカ大佐は、うちの麻雀サークルのエースパイロットなので、


全世界にむかって発信できる「麻雀」を残して欲しい、と切に願うものだ。


これまで、10年近く、その打牌を観続けてきたから言えること。


自分と切る牌が違うから、云々というのではなく、


局面に対する選択肢が、いつもより少ないのかな、と思いました。


ここにくれば、上級者レベルの麻雀が打てる、


何か、学んで持ち帰ることができる、


そういう場所にするためには、


熟練者こそ、ギリギリの麻雀を全力で打つ必要があります。