ダブルチーズバーガーが高いのではない。


チーズバーガーが安いのだ。


トリプルチーズバーガーなんて、もっとお得。


:::::::::::::


南場。南家。


捌いてばかり。


ほとんどの手組を捌くことに使っているので


いくら和了しても得点としての価値は低く、点棒は増えてはいかない。


17000点の3着、ドラは3m。


打点が欲しいので、ホンイツへ。


持ってきた中を加カンしたなら、嶺上牌に白が現れドラがもろ乗りをした。


ドラ3mと中


1223334577m  ポン中中中中


14m待ちのホンイツ中ドラ7.倍満だ。


指は10本折れている。


ドラがなければ、3900点の手組が、16000点。


三倍満は10本必要。


もう一役欲しい。


ハネマンと、倍満との差は4000点。


けれど、倍満と三倍満との差は、8000点。


あと1役あれば、24000点の和了となる。


これは、おいしい。


なので、なんとかして三倍満にできないか?


そればかりを考えていた。


欲に支配されていた。


1223334577m  ポン中中中中


もう一枚ドラを引いて、和了できる形にできないかしら?


トイトイとか、そういう役をさらに、のっけることができないかしら?


そんなことばかり考えていた。


いやあ、むりでしょ?


ドラがメンツに組み込まれ過ぎていて、この形から


トイトイを目指すとするならば、


1223334577m  ポン中中中中


ここに、先に2mや7mを引いたときに1mを切って


2223334577


とかにして、さらに367より先に45mを引くことが条件になる。


2223334477


6mを引いた。


ドラを生かすのであれば、1mを切ってドラ3mのカンに備える。


2233345677m  ポン中中中中



4枚目ドラの3mを引いたとしても、待ちは


ドラ表示牌の2m1枚と、7mになってしまい壊滅的にセンスがない。


2233345677m  ポン中中中中


もうひとつは、一通だ。


9mを引き、7mを切る。


2233345679m


1mを引き、2mを切る。




1233345679m  ポン中中中中



6mを引いた。なら、牌の変化を信じて和了しやすい変化に従うべきだ。



素直に3mを切ればよいものを、めちゃ考えてしまった。


10秒は止まっていたと思う。


素直に3mを切れば、147待ち。


2345677  123  


これでいいじゃない?


6mをツモってきたその理由は


「14mでも和了できる上にさらに、7mでも和了できるよ!」


とのお告げに他ならない。


5と7の奇数を繋ぐ偶数の6。


牌は縦ではなく、横に紡がれている。横に伸びてゆく。


この状況での和了逃しは、罪、だ。



状況的にどうしてもトリプル必要、というのでない。



「なんで、逡巡してるんだ?」


タイムアップだ。


これだけ止まってしまった以上、ツモ切りをするしかない。


1223334577m  ポン中中中中


結局、この形。


そもそも、余計に手牌をいじらなくても


南家なので、ハイテイの1役の可能性がある。


6mをツモ切りした次巡、7mがくる。


やってしまった。


麻雀は素直さが、とても大切。


海より深く反省をした。


結局、ハイテイに4mがいて、トリプルの和了となった。




1223334577m  ポン中中中中



ツモ4m。


失敗したのに、失敗にならなかった。


でも、まごうことない失敗だよね。