ドラ③



ずっとツモ切りが続いている他家から


②手出しのリーチが刺さる。


打点が欲しい局面だから、テンパイダマからの変化の可能性が高い。


自分の手の内のピンズは①①③③③


③ドラアンコウだ。


テンパイまで、②を引っ張っていた理由について、考える。


②がくっつきテンパイ候補の牌。


であれば、②の周囲は全て安全。


②④⑤⑥⑥⑦からの②切り、この場合も③と①は安全。


②②に①を引いた①②でのリーチ。


②②に③を引いてのリーチ。


①②と持っていて、①を引いて①と他のなにかのシャボリーチ。


いずれにしても、ピンズは打ちにくい。


最終手出し牌から、相手の手牌を推察するときには、


まず、相手の手牌に自分の手牌を重ねてみる。


①①③③③をもっていない相手が、必要としていた②を切ってきたということ。


それだけでも、①と③には手をかけないほうが無難だと思う。


③ドラのワンチャンスとかいって、①でふりこんだりすると目も当てられない。


終盤はワンチャンスなど頼らずに相手の最終手出しに


自分の手牌の濃い部分は、まず危険だという感覚で良いと思う。


その上で、それが押せる理由を構築してゆく。


②②③からの②切りは可能性が薄い。


②④なら、即リーチを打っているだろう。


であれば、やはり、②②からの変化、


②④⑤⑥⑥⑦からの②切りを一番に考えてしまう。


②を1枚抱えていての周辺の牌へのくっつきテンパイのケースについては、


終盤に②を孤立牌で抱えるリスクを考えるとなさそうだ。