迷いの森のチートイツ [閑話休題]

 


 シュンツとトイツのどっちつかずの悩みのかたち。


だから、一盃口が先に完成してしまうと、けっこう悩むのだ。


東ラス


ドラ八ワン


西家


二二三五七七八九九2466


8巡目


煮詰まった感じしかない、場の雰囲気。


これは、和了は困難かな?とおもった次のツモが八ワン。


 二二三五七七八八九九2466


六を引いてくれたのであれば、迷いも少なかったのだが・・


イッツーや、チンイツを見るには、あまりにも


ソーズが安すぎる。


ソーズを待ちにすれば、超合金Zで和了できそう。


ソーズの2466西ヨーロッパが延びてくれれればサイコー。


そうしたら、上家がリーチ。


ツモ一ワン


一二二三七七八八九九2466


二切りでテンパイ。


3ソウは上家のリーチのゲンブツだ。


二ワンを押して、ダマでカン3ソウをとれば、


5200点+リーチ棒の1000点で、6200点の収入。


ただ、ちょっとまって、この二ワン。


切り遅れた感じ、半端なくない?


でもこの二ワンをそーっと河に置くことができれば


超合金ニューZで和了できる。


そっとおけば、きっとだいじょうぶだ。


なんだか、安そうなリーチだし。


で、二ワンを押したら、ぶちささった。


リーチ一発裏 5200点


 ウラ!


やはり、八ワンを先に引いてイーペーコー


が入って、なおかつ、その後マンズのうちにくくて


ソーズが打ちやすい場の状況でのテンパイがはいったのであれば


ソーズの2ソウあたりを払って(ソーズを守備に使って)


染めて狙いでもよかったのかな、とおもった。


まず、リーチへの一発は、(一発ウラのあるルールでは)


避けたほうが良い。


そして、わざわざチョー危険な牌を切らなくても


一巡巡れば、新しい安全な牌も生まれるわけだから。


いまひとつの我慢。


これ、だいじ!


チートイツのテンパイ組がおぼろげながら


よさそうに見えて、


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1枚もいない6ソウ9ソウ [閑話休題]

 


ソーズが高いことはなんとなく気が付いていたけれど


どうしても手役の自分の都合で8ソウを切りたくなかった。


五五六七八③⑥⑦⑧2348 


ピンズでもよかったんだよ。


ピンズがくっついてくれても。


でも、場に高いソーズの7ソウを引いた。


五五六七八⑥⑦⑧23478


・・・・・・・・・・・・


リーチ!


流局。


テンパイ!テンパイ!テンパイ!


他家の牌姿をかくにん。


下家は66689


 


上家は68999


信じられないくらいきれいに


69ソウは吸収されていた。


 


 


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瞬激の食い仕掛け

その次巡、中が重なる。


五六七⑤⑥556南南南発中中


ああ、5ソウを切るのかな?


と思っていたなら、ここから、発を切った。


?なぜ?とめてたんじゃないの?


この発を まるで待ち焦がれていた恋人を見つけたように 


トイメンが少し驚きを交えながら鳴く。


ポン! 


誰だってこの局は和了したい。


ここ局さえ制することができれば・・・誰もがそう思っているはずだ。 


全員が最短距離で和了に向かうその緊迫した空気のなか、


ますたぴょんは、リャンシャンテンから中を重ねて


大外から一気に和了に向かう。 


違った。


全然思っていたことと違った。


ますたぴょんは和了をあきらめてなどいなかった。


ぎりぎりの本当のぎりぎりまで我慢していただけなんだ。


自分の麻雀を信じて。


自分の麻雀の歴史を信じて。


自分の麻雀への想いを信じて。 


 五六七⑤⑥556南南南中中


ここから、上家の切る7ソウをチー。 


本当にしなやかに、5ソウが卓上に落ちる。


まるで、ここまでの道のりを知っていたかのように


平然と切り出された5ソウは、どことなく荘厳な感じがする。 


トイメンから④をロン和了。


ほんの数秒の出来事だった。 


1000点の和了。


だけど、中身の重さが違う。 


三色の形も残っている。


ホンイツやスーアンコウの形も入っている。


何にでもなれる、どこにでもいける形。


とてもじゃないけど、まねできない。


まねできないけれど、かっこいいなあ、と思う。


私はかつて、こういう麻雀に憧れていた。


こういう麻雀を打てるようになりたい、と思っていた。


重くて、一生忘れることができない、打牌。


我慢に我慢を重ねて、一点を突破してゆくその強い意思。 


お金を賭けることがどうだ、とか


そんなこと恥ずかしくて口に出来ない


圧倒的な説得力のある打牌。


ホンモノだ、と思う。


そう思うと同時に、自分もホンモノになりたかった、ということを思い出す。


だけど、とてもじゃないけど、もう自分にはムリだ、と思う。


私は、メンホンにできないし、


西を仕掛けないこともできない。


そんなに我慢できない。


我慢をし続けていたけれど、


我慢をしない周囲のせいにして


いつしか自分の中の本当に求めていた麻雀を


完全に見失っていた。 


ますたぴょんの麻雀を観戦していて


自分の麻雀が恥ずかしくなる。 


この対局は、私が観ていなければ、誰にも


どこにも残らない。


ますたぴょんだけが知りうる対局だ。


きっと、そんな麻雀とずっとともに戦ってきたのだろう。


孤高の麻雀打ちだ。


なんだか、得体の知れない激情がこみ上げてくる。 


もうどんな理由があっても、軽い麻雀は打たない。


その結果、同卓者にどのような影響を与えることになろうと


それは私がどうこうできる次元のハナシではない。


そうしなければ、何もかもママゴトになる、とまで思った。


だって、私はそうしたいのだから。 


麻雀というものは、おのれとの戦いで、


他人に対して答えを求めたりしてはいけないものなのだ。


語りたいことがあれば、打牌で語るべきだ。


言葉にしないからこそ、伝わるモノだってあるわけだから。


いつかそういう粛々とした麻雀に辿り着きたい。


サークルとか、ブログとかやってる現在は無理だけれど。


 ゆかりん.jpg



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字牌を抑える

ますたぴょんの対局は続く。


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生活に支障のない麻雀。


安全圏での痛みのない麻雀。 


自分の麻雀への情熱は、いつしかどこかにきっと霧散してしまっていて


今はその残滓にすがり付いているだけだ。 


 ますたぴょんと離れてから10年、


もし、私も自分の麻雀をちゃんと磨いていれば


違う現在があったのだろうか?


そう考えていると、七ワンが入った。


 五六七⑤⑥5568南南南発中


ここから、発や中を切るのであれば、イーシャンテンだ。 


だけど、ますたぴょんは、平然と8ソウを抜く。


五六七⑤⑥556南南南発中 


発や中を切らずにどうやって和了するつもりなんだ。


字牌とか止めているのは、ますたぴょんだけだ。


みんなが、止めない牌を自分だけ止めてどうするの?


場に合わせて、少しくらい自分の麻雀を譲ってはどうなんだ!


とまで、思う。


自分が勝ちたい、とかそういう気持ちを理由に


牌を安易に切り出さないことは、本当に長い目でみると


素晴らしいことだと、思う。


でも、現在、ここ一番この勝負どころで、


和了しなければいけないこの大事な局面で、


そこまでストイックに自分の麻雀を貫かなくったっていいだろう?


例外、ということでいいじゃないですか?


今回は、大会なんだから、例外。


そう思う私をよそに、


ますたぴょんは冷静に打牌を重ねる。 


本人が納得しない麻雀に価値はない。


例外を認めてしまっては、それはますたぴょんの麻雀ではない、


そういう麻雀で勝っても、何の意味もない。 


ということなのだろう。 


その次巡、中が重なる。


五六七⑤⑥556南南南発中中


いまさら遅いって。 


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神スルー

 リーチ棒の供託もあるし、積み棒もある。 


ここで、和了を最優先するのであれば、


西だって仕掛けるべき!


本当に昭和の雀士ってやつは・・・


五六⑤⑥5568南南南西西中


西を2枚ふかしてこの形。


現在リャンシャンテンのこの形に、場に1枚も見えていない中。


ここから、ますたぴょんは西を切った。


え?なにやってるんですか?


リャンシャンテンをサンシャンテンに?落として?


どこへ向かおうというのですか? 


仕掛けもスルー、シャンテンスウもスルー。


何もかもスルーして、どういうことですか? 


こんな中、止めていたのでは勝負にならない。


そうか、ここは我慢、そう決めたんですね。


まあ、他家も和了にむかってガンガンつっこんでくるだろうから、


それを考えるのであれば、役牌を絞って落ちる、というのは


そんなに悪い戦術だ、とはおもわないのだけれど・・・


で、次局に発を引いて打西


五六⑤⑥5568南南南発中


誰に対しておりているのか、さっぱりわからない。


もう7巡目なのにサンシャンテンだ。


絶好の役牌アンコウの絶好の手牌をどうして・・


ますたぴょん、それがますたぴょんのスタイルとはいえ、


いくらなんでも、 貫きすぎだろう。


大局的にみても、対局的にみても、


親番の前のこの南家以上に、攻めなければならない局面など


存在しないだろうに・・・。


でも、打っているのはますたぴょん本人で、私ではない。


九州の予選を戦って、勝ち抜いて


仕事に都合をつけて、神奈川まで出てきて、


どれだけ麻雀が好きなのか?このひとは?と思う。 


その対局への思いなんていうものは、


ますたぴょんにしか、きっとわからない。


切れない発や中は切らずに戦う、という麻雀は


 あまりにも、時代遅れなのかも知れない。


けれど、私はそれでなければ価値がない、とまで思う。


打っている本人が納得していない結果に、何の価値もない。


私は、静かに首肯する。


わかりました。


とことん、その麻雀を見届けさせていただきます、と。 


同時に自分を省みる。


仲間に「よい麻雀を打って欲しい」そのことのために、


いや、そのことを口実に歪めてきた自分の打牌。


誠実ではない、とわかっていながら、「教材」を理由に牌を抜いてきた。


鳴かなくてもよい牌を仕掛けて、余計な振込をして、


目的の為の犠牲だ、と、言い聞かせながら。 


だって、私はもう麻雀は強くならなくていい、


知りたいとは思うけれど、自分が強くなることが希望ではない。


それは、本心なのだけれど、


目の前で「自分の麻雀を貫いている姿」を見せつけられると


自分は間違っていたのでは、と思わざるを得ない。


けれど、再び、そこまでの闘志を持って対局に臨めるか?といえば


その自信も全くない。 


五六⑤⑥5568南南南発中


 三色が見える。


だけど、切れない発や中があるから、


それはかなわない。


ホンイツにもタンヤオにもピンフにもなれない形。


動きやすい数牌を動いたとしても、


重石のように役牌がその進路を阻む。 


まるで、現在の自分の麻雀のようだ。


このままでは自分の麻雀の未来は、どうにもならないことがわかっていて


まだ、ほんの少しできることも残っているのに、振り払えないものが重石になっている。 


場を動かす恐れのある字牌を切り出せなくて、


動きやすい両面ターツを強く組むことができない。 


自分の麻雀への情熱は、いつしかどこかにきっと霧散してしまっていて


今はその残滓にすがり付いているだけだ。 


 ますたぴょんと離れてから10年、


もし、私も自分の麻雀をちゃんと磨いていれば


違う現在があったのだろうか?


そう考えていると、七ワンが入った。


 五六七⑤⑥5568南南南発中


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鉄鳴きでしょ?

ますたぴょんの対局について


再録の依頼がありましたので、連続再録いたします。


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西風荘のときから、お世話になりっぱなしの


ますたぴょんが、某大会の本戦の為に、神奈川へ。


その観戦の為に、会場へ相鉄線は走る。


午前中の所用があったことと 


数年前に一度足を運んだきりの、その大会へ場所への


足元が暗いこともあって、観戦はその途中からとなった。 


「もし、決勝にあがれなかったなら、


腹を抱えて笑ってやろう・・」


そう思いながら会場につき、ますたぴょんをみつける。


ほんのちょっと、真剣な表情。


「思えば、ますたぴょんのガチ実戦って観たことないな・・」


そうなのだ。勝手な思い込みだけれど


いつも、勝つこと以外にも目的があり、


牌を抜いているイメージが強い。


本気の麻雀を観てみたい、そう思い 


「声をかけないほうがいいかな? 」


と躊躇していたなら、ますたぴょんと目が合った。


これまで、1回戦2回戦のますたぴょんの成績は


このままいけば、決勝に届きそう。


現在東3局で、47000点くらい持ってる。


私が観戦することで「ながれ」が変わらなければよいけど・・


(そんなオカルトありえません)


絶好のカン⑥を引いて、


二二⑤⑤⑥⑥⑦⑦23456


こんな形でリーチ。


あまり、ツモ和了を確信しない限りリーチを打たない


そういう麻雀であるますたぴょんが、リーチ、ということは


できあがってるんだろう。


そう思っていたなら、トイメンの親に無スジを押され


ドラの七ワン高めで、58000を振り込み、


その次局も、仕掛けて捌こうとした結果、上家のリーチに


安そうな9ソウが三色高めに8000点の振り込み。


上家は8ソウをツモるときに、牌離れが悪かったし、


リーチ!の声も大きいことから、3面待ち、369ソウで


在る可能性が高いことくらい、ますたぴょんにわからないはずはない。


あれ?なんかまずくない?


 これ、差し込みにいって、高かった、ってやつだよね。


残り時間と自分の親番を鑑みての仕掛けがかみ合ってない。


確かに、敗退したなら(腹を抱えて)笑ってやろう、なんて


イジワルなことを考えはしたけれど、


本当のところ、どうやらそれは違う。


やっぱり、当たり前に優勝してほしい。


観戦していてそう思わずにはいられない


オーラのようなものを、ますたぴょんから、感じる。


さらに親番に4000オールをツモ和了された 


たこなぐりふるぼっこ。


ロープ際の幕の内である。 


私が観戦を始めた瞬間から、20000点くらい点棒落としてる。


東ラスの南家2本場5巡目、 


③③③⑤⑤⑥⑦667発発発 


このシャンテンに上家が⑤を切る。


「よっしゃ、ますたぴょん!仕掛けるんや!」


私は電波を飛ばす。


その強烈な電波をしらんぷりして、


ますたぴょんは、ノータイムでその⑤スルーした。(文章おかしい)


そういえば、このひとは、こういう安い鳴きはしない人だけれど、


いくらなんでも、今回は鉄鳴きでしょ?


思わず、後ろから発声してやろうかな?と思ったけれど、


それは、観戦マナーに反するので我慢。 


もしかして、私が観てるからかっこつけてるのかな?


いや、でも、ますたぴょんは、


麻雀でかっこつけたりとか、


わざわざ言い訳できる土俵を準備したりとか、


そんなことはしないはずだ。


今まで、一度も言い訳なんて聞いたことないし・・。


でも、これは・・・


下家が58ソウをツモ切るなんてことになれば、


完全なる和了逃しではないか・・ 


ああ、ますたぴょんが、天鳳を打ってさえいれば


こんなことにはならなかったのに・・・


そう思いながら、ツモ山に向かうますたぴょんの指先を見つめる。 


Cnp4iS6UsAEASGV.jpg 



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