そんなオカルトありえま・・・ [九州麻雀ほうろうき]

卓に強者がいると、高得点の手組は容易に和了できない。

何か、特別な何かが起こらない限り、役満など和了できない。

(そんなオカルトありえません) 

同卓者は、ますたぴょんやF岡先生たちだ。

そうそう容易なこととはならない。

何かの間違いで、とか、そういうこともおきない。

(そんなオカルトありえません) 

けれど、どいんちゃんの国士の和了を見たかった私は

その成り立ちを忘れることができない。

どいんちゃんと私は、同じ時期、ひろりん師匠のもとで

麻雀を学んでいた、いわゆる同期生だ。

現在、どいんちゃんは、すっかり麻雀から身を引いていて

私の帰省時くらいしか麻雀を打たないそうだが

この日も、あの頃と変わらず、魂の打牌を重ねていた。

なんというか、実は私はそのことも、とてもうれしかったのだ。 

:::::::::::::::::::::::::: 

どいんちゃんと席を変わったわたしは、

どこかで、国士を組む必要があるんじゃないか?

と思っていた。

対戦相手が重いから、国士の和了は叶わないだろうけれど

 国士を狙うことで、たどりつける世界があるのではないか?と。 

ソーズの上と北。

9ソウ、と北。

ますたぴょんに潰された国士だけれど、

これをヒントに私が組めば、

今度はますたぴょんの勝負手を潰せるかも知れない。

ここ一番の他家のチャンス手は、恐ろしいくらいの嗅覚で察知。

必ず、 ますたぴょんは潰しにくる。

四四12344789南南

これで、リーチを打ってでも、潰しにくる理屈でない、

その感覚はなんというか、ちょっと神域だ。 

そんなことを考えながら 

わたしの最初の配牌は、 

一二四四⑥⑦⑨38東南白中

ドラ2ソウ 

国士をイメージしていたなら、チャンタチックになった。 

中盤に

一二八九⑦⑨123788東東 

ここから、8ソウを切る。

どいんちゃんもソーズの上が動いてたもんな~とか思いながら。

この巡目に9ソウが3枚切られる。 

次巡三を引き マンズの上が苦しい場の状況に 

一二三八九⑦⑨12378東東 

チャンタ三色目の高め9ソウが3枚も切られた、

ということを考えると、打7ソウ、打8ソウで

構わないのだろうけれど、先般の国士

どいんちゃんの9ソウ引き北待ちが頭を離れない。 

さらに、マンズの上は苦しい、と感じている。 

 八ワンを外す。

そして、次巡 北ツモ。

あ、この北も、先般国士の和了牌じゃないか?

ちょっと大事にしてみる。打九ワン

一二三⑦⑨12378東東北 

次巡 ツモ北

一二三⑦⑨12378東東北北

北に勢いを感じるし、なおかつ、9ソウ引きの形も残したい。

この席は、国士無双の想いの残った席。

(そんなオカルトありえません) 

であれば、そこを粋に感じて組みたい。

打⑦

次巡、待望のラス9ソウツモ 打⑨

一二三123789東東北北 

チャンタドラ1

これをダマ。

どいんちゃんの国士もダマで北待ちだった。

ダマに受けて、北で和了すれば、きっと流れは来る。

しかも、前任者 のぶんもまとめてくる。

(そんなオカルトありえません) 

ふわり、と北が切られる。

何の気ないチャンタ、だと思われる手役ではあれど、

ひろりん師匠の弟子ふたり分の想いの籠った和了だった、と

やり遂げた感に満ち溢れていた。

自分でいうのもなんだけど、めっちゃよく打てた、と思った。

楽をせず、散らかさずに打てたな、と。

ああ、この東1局で物語が終わればよかったのに・・・ 

・・・・・・・・・・・・

ここで、全エネルギーを使い果たしてしまった。

瞬間の気のゆるみでいろいろな大事なことを忘却してしまった。

最初のテーマだった、散らかさない、とか、楽をしない、

とか、そういうのと真逆の打牌を連発してしまった。 

やっぱり、感性の麻雀っていうのは

自分には、なかなか厳しいものがあるな、と

あらためて痛感するばかり、の新年でした。 

 我慢した分、楽をしたくなり、

丁寧に打っていた分、散らかしたくなる、

そういったよく理解できない性質が自分にはあるようだ。

島風.jpg 

麻雀 ブログランキングへ


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

どいん

楽しかったね(^-^) ありがとう(*^^*)
また打とう(^-^)
by どいん (2017-01-19 18:58) 

ゆうゆう

うん。また。(^^)/
by ゆうゆう (2017-01-21 00:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0